相場振り返り 6/13(木)
米国株
<為替>5月の消費者物価指数(CPI)上昇率が予想を下回ったことを受けてドルが下落した。しかしその後、米連邦準備理事会(FRB)当局者による最新の金利・経済見通しで年内利下げが1回にとどまるとの見方が示され、下げ幅を縮小した。
米労働省が発表した5月のCPIは前年比3.3%上昇。エコノミストは前月と同じ3.4%上昇と予想していた。
終盤の取引で、ドル指数は0.5%安の104.73。前日は105.46と4週間ぶりの高値を付けていた。
一方、ユーロは0.63%高の1.0807ドル。前日は5月2日以来の
安値となる1.07195ドルまで下落した。
ドルは対円では0.17%安の156.8円。日銀が今週開く金融政策決
定会合では、国債買い入れ減額について明確な方針が示されるかに注目が集まる。<債券>米債利回りが低下した。市場予想を下回る米消費者物価指数(CPI)を受け、米連邦準備理事会(FRB)が今後数カ月以内に利下げを実施するとの観測が高まった。
一方、FRBが11─12日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)では、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を5.25─5.50%に据え置いた。また最新の金利・経済見通しでは年内に1回の0.25%ポイントの利下げ実施が想定され、利下げ着手は12月になる可能性が示された。
これを受け米債利回りは低下幅をやや縮小した。
指標10年債利回りは8ベーシスポイント(bp)低下の4.322%
。一時4.25%と4月1日以来の低水準を付けた。
30年債利回りは5.8bp低下の4.477%。<株式>S&P総合500種とナスダック総合が3日連続で終値での最高値を更新した。朝方発表された米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことが材料視された。
ただ午後に入り、米連邦公開市場委員会(FOMC)で公表された経済見通しで、年内の利下げが1回のみと予想されたことを受け、日中高値からは下げて取引を終えた。
前日の引け後に決算を発表したソフトウエア大手オラクルは13.3%急伸。2025年度の売上高が2桁成長するとの見通しが好感された。
前日に大きく上昇したアップルは続伸し2.9%高で終了。時価総額が
一時、マイクロソフトを超えて短時間ながら世界首位の座を取り戻した。
日本株
市場ニュース
前場の日経平均は小幅続落、買い一巡後にポジション調整
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