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相場振り返り 6/26(水)

米国株

  • <為替>ドルが円やユーロのほか、スイスフランなど広範な通貨に対して上昇した。米連邦準備理事会(FRB)当局者の発言が相次いだことに加え、住宅市場に関する経済指標が好調だったことで、FRBは利下げを急がないとの見方が強まった。
    終盤の取引でドルは対円で0.1%高の159.68円。狭いレンジの取
    引に終始した。1ドル=160円に迫っていることで、政府・日銀が再び為替介入に動くとの警戒感は続いている。
    この日はFRB当局者の発言が相次ぎ、ボウマン理事は政策金利を「しばらく」据え置けばインフレを抑制できる可能性が高いが、必要であれば利上げの用意があると改めて表明。クック理事は、経済が期待通りに推移すればFRBは利下げに向けた軌道に乗っていると述べたものの、具体的な時期については明言を避けた。
    ユーロは対ドルで0.2%安の1.0714ドル。英ポンドはやや上昇の1.2693ドル。

  • <債券>2年債と10年債の利回り格差が今年初めてマイナス50ベーシスポイント(bp)超に拡大した。その後、この日実施された2年国債入札で強い需要があったことを受けてやや縮小した。
    2・10年債の利回り格差は一時、マイナス51.6bpに拡大。昨年12月以来の水準となった。終盤はマイナス50bp程度だった。長短金利の逆転は市場が景気後退を予想していることを示す。
    2年債利回りは0.4bp上昇の4.7381%。2年債入札後に上昇幅を縮小した。2年債入札の最高落札利回りは4.706%で、入札前取引の水準を約5bp下回った。応札倍率は2.75倍と、2023年8月以来の高水準となった。指標となる10年債利回りは0.8bp低下の4.24%だった。

  • <株式>ナスダック総合が1.3%上昇した。半導体エヌビディアなどの
    大手ハイテク株が買われた。一方、小売り関連株の下げに押されたほか、主要インフレ指標の発表を週内に控え、ダウ工業株30種は反落した。
    前日まで3営業日続落だったエヌビディアは6.8%高。半導体セクターが全般的にアウトパフォームし、フィラデルフィア半導体指数は1.8%上昇した。
     アルファベットやメタ・プラットフォームズもそれぞれ2.7%高、2.3%高となり、通信サービス指数を押し上げた。
     ダウは前日に付けた1カ月ぶり高値から下落。ホーム・デポへの売りなどが重しとなった。
     小売り大手ウォルマートも2.2%安。5─7月が「最も困難な四半期
    」になる可能性があるとした最高財務責任者(CFO)の発言を嫌気した。
     一方、物流大手フェデックスは引け後の取引で15%急伸。2025年
    の利益見通しがアナリスト予想を上回った。

日本株

市場ニュース

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