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相場振り返り 5/9(木)

米国株

  • <為替>米ドルが対円で3営業日連続で上昇した。米経済が他国をアウトパフォームするという期待が高まる一方、日本当局による介入が警戒されている。
    UBSのFXストラテジスト、バシリ・セレブリアコフ氏は「キャリートレードには依然として妙味があり、市場はドル/円の押し目買いを狙う傾向が強い」と述べた。
    アナリストらは、日米間の大きな金利差を踏まえると、日本当局が円買い介入を行っても円安に歯止めをかける効果は一時的でしかないと指摘している。
    ドル/円は0.59%高の155.60円。先週は一時151.86円を
    付けていた。
    ドル指数は0.11%高の105.54。 ユーロ/ドルは0.08
    %安の1.0745ドル。ポンド/ドルは0.1%安の1.2492ドルとなった。

  • <債券>米債利回りが上昇した。今週は注目される経済指標の発表が乏しい中、10年債入札を消化する格好となった。
    財務省が8日に実施した10年債入札(420億ドル)は最高落札利回りが4.483%と、入札前取引の水準を若干下回った。応札倍率は2.49倍だった。
    TDセキュリティーズ(ニューヨーク)の米金利戦略責任者、ゲンナディ・ゴールドバーグ氏は、小幅ながら平均落札価格と最低落札価格の差(テール)が見られたにもかかわらず、応札倍率はここ最近の平均並みで、前日の3年債入札での堅調な需要に続き、10年債入札も比較的消化できたとの見方を示した。
    もっとも10年債利回りは入札後にやや上昇。終盤は3.1ベーシス
    ポイント(bp)上昇の4.492%だった。
    2年債利回りは1.3bp上昇の4.8407%。

  • <株式>支援的な金融政策への期待からダウ工業株30種が6連騰した。た
    だ国債利回りの上昇を反映し、他の指数は軟調。S&P総合500種は横ばいで終了し、ナスダック総合は2日続落した。
    ダウの6日続伸は昨年12月の9連騰以来。5週間ぶりに3万9000ドル台を回復した。
    配車大手ウーバー・テクノロジーズの5.7%急落がS&P500の重
    しとなった。同社が発表した第1・四半期決算は予想外の赤字となり、第2・四半期についても弱い見通しを示した。
    電気自動車(EV)大手テスラは1.7%下落。米検察当局は同社がE
    Vの自動運転機能について投資家や消費者に誤解を与え、詐欺行為を行った疑いがあるとして調査していると、ロイターが報じた。
    インテルは2.2%安。米商務省による対中輸出許可の一部取り消しで
    売上高に影響が及ぶ可能性を警告した。

日本株

市場ニュース

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