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性的楽園の入り口を探して

こんにちは!魔タリカ766歳、魂のR指定です!
だいぶ間近に迫って来てしまいましたが、3月23日は清水友邦さんとのトークライブです。タイトルにある「エレウシス、チャタルヒュユク」ですが、「 ??? 」な方の方が多いですよね。そりゃそうだと思います。

友邦さんとはだいぶ何年も前から、次はエレウシスだ!と話していたんですが、この遠大なテーマに、私自身かなりビビってました。

エレウシスとは、古代ギリシャのアテナイに近い小都市で、「エレウシスの秘儀」という紀元前15世紀から2000年以上続いたギリシャ神話の女神デメテールとその娘、ペルセポネを崇拝する祭儀が有名です。
紀元前15世紀って、日本では縄文時代晩期に当たるようです。
めちゃ古いですね!

先史以前のことを調べ始めると、時間軸が壮大すぎてフラフラと迷子になってしまうんですよ(涙;;
今まで自分が学校で学んできた歴史の知識はクソの役にもたたない(失礼!)ことが判明した今日この頃、数学じゃなくて、数秘を教えてくれたら
もっと数字も好きになっていたと思うし、いっそのことあの時間は、音楽や芸術に捧げるべきだったんじゃないかと思ったりします。

グラハム・ハンコック(神々の指紋)好きの私としては、彼とシュリーマンに弟子入りして、神話が残してくれた人類の足跡を辿るのが俄然面白いと思うのです!
そんなことで、友邦さんとのトークライブに向けて、私の散らかった頭の整理のための秘密探索の旅をご一緒してくださったら嬉しいです。
いざ出発!

続き………..エレウシス・性的楽園への道



「エレウシスの秘儀」というだけあって、そこには厳しい守秘義務が敷かれており、その内実はずっと秘密のままで、現代でも辿れる文献はほとんどないに等しいのだそうです。
そうであれば、私ごときが日本語で読める文献を探してみても、これだ!というのには出会えないのも当然です!(威張ってみる)
翻訳されていないだけかと思いきや、ヨーロッパでもやはり情報が少ないようです。エレウシスの秘密は、沈黙という守護のもとに徹底的に厳守されていたんですね。

そもそも、デメテールDemeterre のDはデルタのDで、つまり三角形です。
アルファベットのDは、「女陰を表す文字」で、女性器の印です。
ヒンドゥーではヨニ(聖なる女性器)を表す時の記号は三角です。
Dは、万物の源としての太母を表す原初のイメージなのです。

このDは世界中至る所にあって、サンスクリットのdwh、ケルト語のduir、
ヘブライ語のdalethなど、いずれも、生誕、死、そして性的楽園の入り口を意味するのだそうです。

デーメーテールはアジアで言うところの


「神秘な女性の入り口……そこから天界と大地が躍り出た根」であった。ミュケナイでは、デーメーテールを祀った最も初期の祭儀の中心地のひとつは、丸天井式地下納骨堂で、その出入り口は三角形、通路は膣状で短く、丸天井であったが、それは女神の子宮を表すものであった。そこから再生するものと考えられていた。この出入り口は、一般に、女性に捧げられた。シュメールでは、その出入り口は赤く塗られて、女性の「生命の血」を表した。エジプトでは、出入り口は宗教的儀式のためには本当の血が塗られた。ユダヤ人はその過越の祭りにそうした習慣をまねた。

バーバラ・ウォーカー


どこかで聞いたことあるような話じゃないですか?
日本の神社の鳥居は、血液を表すために赤が用いられていて、昔は本当の血液が塗られていたとどこかで読んだ覚えがあります。(間違ってたら誰か、早めに教えてください!)

初期キリスト教徒たちは、この秘儀の内実を必死に探ったようで、残っている文献は彼らが書いたものが多いのだそうです。なぜならば、エレウシスの秘儀が「公然とセックスを売り物にしている」として、猛反対だったからでした。

けれど、その秘儀の目的は「再生と罪の赦し」だと言われています。キリスト教以前の女たちの文明を異教だとした猛烈な迫害の歴史は、女たちの魔術的存在を心から恐れて、その力を封じ込めようと躍起になっていたからなのは明らかです。

このお話はどこまでも深く入っていけるので、今日はこの辺にして、次はトルコへと移動しましょう。

トルコのチャタルヒュユクは、世界でも2番目に古いとされる、紀元前7500年から紀元前5700年ごろに栄えたとされる古代遺跡で、有名な「豊穣の女神」が発見されています。

豊穣の女神

かつてチャタル・ヒュユクには何千もの人が暮らしていて、階級など存在しない平等主義の社会が形成されていたのではないかと言われています。
その社会では、年を取るということは、尊敬を得ること、社会での重要性を増すことを意味しており、豊満な女神像は高齢の女性を表し、その社会的地位を称えているものだというのです!
今とは天と地ほども違いますよね。

ライオンを両脇に従えた女神像は、エジプトのセクメト女神、インドのドゥルガー女神、古代ローマ、ギリシャ神話ではキュベレーという女神を彷彿とさせます。おそらく、同じ女神を表しているのではないかと思います(個人的に)。

これも随分前に読んだ本に(名前も忘れたけど)、ライオンは「心の純粋な者だけを乗せる、人間の高貴な友だった」とあったと思います。

太古の昔、私たち人間は今とは全く違う価値基準で暮らしていたのだと思いませんか?100年前の常識ですら、健忘症かアルツハイマーかのように忘れてしまう私たちです。例えば、制度としての結婚が始まったのは明治時代ですが、これは古くから続く、誰もが当たり前のように通る習慣なんだと思っています。

私たち現代人は、男性原理や家父長制度を疑うことなく受け入れて、世界は戦いと殺し合いばかりです。自尊心を上げるには、まずお金儲けだ!というこの世界。私たちは幸せの価値観を一度見直す必要があります。
なんであれ、未完了の問題、無意識の海にセットされた地雷は、必ずどこかで直面しなければならないのが、物事の常というものです。

ピラミッドさえ理解できない人類の重い記憶喪失を回復するには、手始めに昔の人たちが遅れた低脳な原始人だったと思うのをやめることじゃないでしょうか。
私たちの文明が間違った方向に舵を切る前に記憶を取り戻して、歴史全体を俯瞰、鳥瞰できれば、現在の危うい文明も、未来もまた変わっていくのだと思うのです。

続きはトークライブで!!

Love♡

Tarika

2024/ 3月15日発行メルマガより


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