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【最終レート2013】S16シングル 3エース晴れ構築【最終336位】

【はじめに】

こんにちは、たーぼーと申します。

初の最終順位3桁、かつ初のレート2000を達成いたしましたので、初の構築記事を書いてみました。

初づくし故に、いろいろとお見苦しい駄文となるかと思いますが、最後までお読みいただければ大変うれしいです。よろしくお願いします。

最後にレンタルパーティ公開しています。

【結果】

最終336位、レート2013でした。

【構築テーマ】

・コータスを徹底的に活かす晴れ構築
・やや環境から外れたポケモンを活かしたい

【構築経緯】

レギュレーションDでオーガポン(特に炎)が急遽解禁された際に、安定的に受けられるポケモンとして自分が注目したのがコータスでした。実際にオーガポンに投げてみると、オーがポン受けとして機能した他、パオジアンや水ラオス、水オーガポンにもかなり強いことが発覚し、以降、コータスを固定しての「相棒探し」を続けました。

相棒を探す中で、特に強みを感じたチョッキイダイナキバを第一のエースとして採用。
レギュFで解禁されつつも「思ったより火力出ない」と評されたウガツホムラにちょっとした「工夫」を施し、第二エースとして採用。
最後までパーティ全体で苦手だったブリジュラス、ガチグマを対面から破壊できるいじっぱり炎オーガポンを第三のエースとして採用。

物理受けや受けループを対策するための特殊ポケモン2体を入れることで、S15の途中でようやく現在の構築が完成しました。

【個体紹介】

特殊耐久振りコータス

テラス:草
特性:ひでり
【概要】
このパーティの要。説明不要の強特性「ひでり」ではれ状態にして、出るだけで半分仕事が終わる偉いポケモン。

もともとは構築経緯の通り炎オーガポンを見るために採用したポケモンだったが、タイプ的にパオやカミに強く、晴れ状態で水ウーラオスをメタれるため、かなり優秀。

当初はオーガポンや水ウーラをメタるためにBに厚めに振っていたが、レギュF以降初手に高火力特殊ポケモンを出される率が大幅上昇(ブリジュラス・眼鏡カミ・ガチグマなど)したため、HDに振り切った型に変更した。

ここまで振れば、火力アップなし特化ガチグマのだいちのちから(乱数25%)や、眼鏡無補正カミのステラパワージェム(乱数12.5%)までであれば、低乱数で耐えることができ、一方で元の異常な物理耐久から、特化ラオスのすいりゅうれんだも晴れ込みで超低乱数2発(0.3%)まで、無補正炎オーガポンのツタこんぼうも晴れ込みで乱数4発(66.7%)まで抑えることができ、かなり行動保証が効く。

持ち物は晴れを極限まで利用するためあついいわを採用。
技は場を作るステロあくび、カミのピンポイントメタでジャイロボール、安定的な技+ワンチャンスを作り出すふんえんを採用。
あくびのおかげで初手カイリューのスケショ・りゅうまい、オーガポンのつるぎのまいに強く、ジャイロボールで晴れただ乗りカミを何匹もしばいてくれた。

すばやさを誤認させる最速こうそくスピンチョッキイダイナキバ

テラス:鋼
特性:こだいかっせい
【概要】
このパーティの最古参にして第一エース。
晴れパの天敵ステルスロックを、1/4で受けてこうそくスピンで弾き飛ばしつつすばやさを上げ、相手の裏から出てくる高速ポケモンをも上から刈れる文字通り偉大なポケモン。

環境採用率が異常に低い(S16 最終使用率105位)ため、とにかくこうそくスピンが読まれず、さまざまなポケモンの1ターンをなかったことにしてくれた。
加えてカイリュー等の対面でこうそくスピンを打つことで、相手のスケショやりゅうまいを積まれた後に先制で殴ることができ、対カイリューはかなり安定感があった(飛行テラス?知らんな)。

調整は最速+最大火力。Sがキラフロルより1高く、初手キラフロルを初手テラスからどくびし、ステロなしで突破できるのが偉すぎた。S1積みでパオツツミを抜ける(ただのりカミは厳しい)ため、ステロを巻いていれば後から出てきたそいつらも巻き添えで破壊できる。

持ち物はとつげきチョッキ。種族値に恐ろしくマッチしており、さまざまな特殊ポケモンに対して対面安定する。
技は実は採用率TOP4と同じだが、まったく読まれなかった。アイススピナーで何匹ものカイリュー・ランドロスを踏み越えていった。

カミを対面にどや顔で積みまくる地面テラスウガツホムラ

テラス:地面
特性:こだいかっせい
【概要】
このパーティのMVPにして第二のエース。
超高耐久から対面でりゅうまいを積み、あらゆるポケモンを刈る古代の唯一神。

解禁当初は注目されていたものの、その微妙に受け寄りな種族値から徐々に使用率が減っていった悲しき神であったが、やはり唯一の炎古代ポケモンであり、晴れパを作るうえではぜひ使いたいと考え、研究を重ねた結果この型に行きついた。

Sを特性発動時ドラパルトを抜けるまで振り、そこを超えないAとなるようにAを振ることで、りゅうまいやスケイルショットでS+1とすることでブーエナカミ、ツツミを抜かすことが可能となる。
残りを耐久(特に特殊)に振ることで、特化ガチグマのノーマルテラスブラムやハバタクカミの眼鏡ムンフォも耐えることができる。この自慢の耐久を生かしてりゅうまいを積み、足りない火力を積極的に補強していく。

基本的に大火力は出ないため、役割は高速紙耐久ポケモン(カミ・ツツミ・パオ・スカーフイーユイ・最速オーガポンなど)を刈り取る役割であったが、りゅうまいを積めばスケイルショットでH振りカイリューを超高乱数(96%)で持っていけるほか、ステロと合わせれば1舞いで相手の想定以上の火力を出すことができた。

また、タイプ的にイーユイやオーガポンにあと投げができるため、晴れへのただ乗り炎タイプの抑止力としても一役買った。

冒頭の「工夫」は地面テラス。この型の一番の強みと言っても過言ではなく、①でんじは拒否、②岩技拒否、③じめん、ドラゴン技の等倍受けの3点が非常に偉く、弱点の水は晴れで半減、草・氷は元のタイプと炎の多さから出されにくいと、非常に嚙み合っていた。電磁波カミの対面で地面テラスを切って、無償でりゅうまいを積む瞬間は快感が迸る。

持ち物はいかさまダイス。カイリューへの遂行速度が段違いであり、かつ環境のウガツホムラに耐久型が多かったことから、あまり読まれなかった。
技はこの型の要となるりゅうまい、メインウェポンのスケショ、フレドラと、サブウェポン+テラス後のメインウェポンとなるじしん。

最後に加入した攻撃全ぶっぱ新人炎オーガポン

テラス:ほのお
特性:かたやぶり⇒おもかげやどし
【概要】
このパーティの大型ルーキーにして第三のエース。

もともとキバ・ホムラの2エース体制であったが、ガチグマやブリジュラス、テツノカイナなど、高火力・高物理耐久のポケモンにまとめて粉砕されることが多く、特殊高火力なども試したが、最終的にたどり着いたのがこのポケモンだった。

基本的には被弾することをあまり考えずにSの低いポケモンを殴ることを第一に考えていた。
火力に全ぶりすることで、晴れ+テラス込みではあるものの前述の3ポケモンをツタこんぼうですべてワンパン。きゅうしょに当てればH4振りカイリューであればマルスケごと破壊できる恐るべき破壊神。
自分よりSが低いポケモンを徹底的にワンパンすることを目的とし、Sは最速85族抜きまで落としており、残りをHに振っている。同時にいじっぱりウーラオスを抜けるのも偉いポイント。

技はツタこんぼう、ウッドホーン、せっか、とんぼがえり
基本的には晴れ下ツタこんぼうの方が、抜群草技より威力が上回るため、草技は後攻で回復したい場合や、テラスの可能性がない水タイプに打つなど局所的な役割しかなかった。
後攻になる場面も多く、でんこうせっかは必須。とんぼがえりは諸説あり。(ポンのみでヒードランと出くわすと厳しいので、じならしでもいいかもしれない)

3エースを見守る補完襷ハバタクカミ

テラス:ステラ
特性:こだいかっせい
【概要】
このパーティの3エースを見守るやさしい補完枠。
基本物理でゴリ押しすることが多いが、てんねんの物理うけ(ヘイラッシャ、ラウドボーンなど)がいる場合などに選出していた。

もともと眼鏡カミを晴れエースに採用する構想もあったが、自分が眼鏡カミを使うのがあまりにも下手くそであったため、結局襷でこの位置に収まった。ごめんよカミ。

調整は最速CS。使用率1位ポケモンなので汎用性はずば抜けており、特に小難しいことを考えずにこれでいいじゃん、という感じであった。

持ち物は襷。晴れ時のカミは眼鏡と誤認されるケースが多く、打ち分けがうまく効いた場面もかなり多かった。
技も特殊なものはなし。一応晴れ下であればマジフレの火力が出るため、テラスが読めない場合のガチグマなどに積極的に放っていた。

塩を主食とするマジックガードかえんだまピクシー

テラス:ひこう
特性:マジックガード
【概要】
塩、受けループの対策枠兼マスコットキャラクター。

今作屈指の壊れポケモンであるキョジオーンを対策するために採用したポケモン。もともとおんみつマントサーフゴーを使っていたが、あらゆるところから弱点を突かれ弱すぎたため、代役を探した際に、マジックガードであればしおづけが効かずにアイテムも自由であることに気づき、採用した(しかも採用率も低くてうれしい!)。

採用したところ、環境にはびこっていたどくびしやステロ、でんじは、あくびに強くグライオンやヘイラッシャ等の受ポケに強く出られること、パオやスケショカイリューにもタイプ的に強いことが分かり、最後まで地味に活躍をつづけた。もともとの仮想敵であるキョジオーンも、何も知らずにしおづけやテラスのろいをピクシーに打って、「?」と固まっている局面が何度も見受けられた。

調整はHBであまりD。
持ち物はかえんだま。自身の状態異常を防ぐとともに、パオやカイリュー、ラオスにトリックでお渡しして相手を困らせていた。

技はトリック、めいそう、つきのひかり、魅惑のボイス。
トリックは上述の通り。たまにママンボウから自慢のチョッキを手渡されて泣くときがあったが、基本的には読まれにくいため刺さりは良かった。
めいそうとトリックを合わせ物理特殊をある程度見ることができる。

つきのひかり、魅惑のボイスはおしゃれポイント。
つきのひかりは晴れの恩恵を地味に受けられる。
魅惑のボイスはみがわり貫通+TOP10未満技のため読まれず、何も知らないTOD準備グライオンの前でめいそうを積みまくって1撃で粉砕するなど、ときどきえげつない首級を上げてきた。かわいい顔して恐ろしい。

【選出と戦略】

基本的にはコータスは半ば絶対選出で、残り2体を変えることがほとんどであった。
もともとは「晴れじゃないときもうまく動かせるように」等いろいろ考えていたが、晴れているときとそうじゃないときの火力差が半端じゃないため、S15以降はもはや開き直ってコータスほぼ全選出を貫いていた。

<①対スタンパ>
選出はコータス+3エースのうちの2体
基本的には3エースのうち刺さるポケモンを見極めて出すことになるが、相手のステロが見える場合はイダイナキバ、相手の素の素早さが高めであればウガツホムラ、相手に重火力アタッカー(ガチグマ、ブリジュラス、テツノカイナなど)がいる場合はオーガポンをそれぞれ優先していた。
初手はほぼコータスであったが、キラフロルやランドロスなどのコータスが圧倒的不利をとる場合はイダイナキバから出す場面もあった。

<②対物理受け>
選出はコータス+ハバタクカミ+3エースのうち1体
特にヘイラッシャは3エースをほぼ受け切られるので、ハバタクカミが大事になってくる。カミが襷を持っている関係上、イダイナキバと組ませてステロを拒否する動きが一番多かった。
出し方は①と同様。

<③対受け寄り構築 or キョジオーン>
選出はコータス + ピクシー + 3エースのうち1体
キョジオーンに対しては問答無用でピクシーを投げていた。
出し方は①と同様で、むしろ初手でキョジオーンとコータスがカチあった場合は、さも手がない風にステロを巻いて、熟考するふりをしてピクシーを投げていた。
一見受けに対してコータスは無意味にも思えるが、ステロが刺さる場面が多いのと、ヘイラッシャやママンボウ、眼鏡ツツミの火力を落とす、ハチマキパオに対面で勝つなど、意外と役割は多かった。

<④対晴れパ>
選出はコータス以外から3体
相手への利が大きすぎるので、唯一コータスを出さないパターン。ほかのポケモンの選び方は基本①~③と同様。

<苦手なポケモン>
アタッカーランドロス(スカーフ、ハチマキ)
飛行テラスカイリュー
…初手からいきなりぶっ放されると厳しい

ラムカイリュー
…コータスの前で積まれて終わる

【終わりに】

対戦を始めて10年程度経ち、いままでレート1600程度をさまよい続けていましたが、一念発起して頑張ってよかったです。伝説環境前にレート2000を達成できてよかった…
とりあえずSV環境中は対戦頑張っていこうと思います。長文失礼いたしました。

【レンタルパーティ】

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