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2022年パイオニア負け日記~フェニックスが家出するまでの軌跡~

挨拶

 初めましてこんにちは。noteにお引越ししてブログを時々書きたいと思います。
 そのうち統率者の記事もこちらに上げなおしたり、書き直したり、色々したいなーとは思いますが、今回はパイオニアで色々頑張ってみて、面白かったのでブログにしようと思います。

 僕はパイオニアシーズン通してイゼットフェニックスを使ってきました。とは言っても、熱心に予選を回ったわけではなく、2,3回だけ参加した大会のレポート&感想&調整記録のようなものです。
 勝ち語りでもなく、下手くそ素人の考えなので、勝てるフェニックスをお探しの方はここでさようなら。

※※※※※以下全て個人の感想なので文句は受け付けません。※※※※※
 予防線終了。


0回戦 チャンピオンズカップ予選が始まる!

 コロナ禍にあり、外出をビビッていた僕は直近のスタンダードのカードを何一つ持っていなかったため、パイオニアのデッキを組む手持ちも足りていませんでした。
 ウィノータと表現の反復が禁止になったタイミングで、どのデッキを組むか考え始めました。どのデッキを組むにもそこそこカードを買わなきゃで、さて何を組もうかなと考え始めます。

  • モダン・スタンで使ったのでフェニックスのパーツは豊富にある

  • ニクソスや他も数枚ずつ持っているので緑単もハードル高くないし、コンボ楽しそう(EDH脳)

  • カンパニー大好きなので人間カンパニー、バントスピリットとかもアリ

  • ラクドスやサクリファイスはパーツが無さ過ぎるし、デッキが好きじゃなさそうなので候補外

  • 後は有象無象or使いたくない

候補の手持ちカード達

 構築候補としてこんな感じの考えでした。
 ちょうどデッキを考えていたところ、表現の反復を削がれたイゼットフェニックスを"MOの若き王者"が復活させたとの報が入り、まあ一番安く済むし強いならそれにするかなと、パズルの欠片で表現の反復の枠を埋めたイゼットフェニックスにデッキを決めました
 ちなみに過去あらゆるフォーマットでイゼットフェニックスを使って勝ったことが全然ないので、自分と相性最悪のデッキだと思っています。諦めながら組みました。
 そこからは大会結果を見守りながらイゼットフェニックスを調整していましたが、帳簿裂き4枚、感電の反復&時間への侵入、パズルの欠片4枚などの構築から基本はほとんど変えませんでした。


1回戦 ストアチャンピオンシップ 7/9

ジャンドサクリファイス ✕
黒単ゾンビ ✕
エスパーパルヘリオン 〇
イゼットドラゴン(パルンコントロール?) ✕
イゼットフェニックス 〇
2-3

 初回しで感触を確かめに参加。
 勝敗だけ考えれば、当時話題だったエスパーパルヘリオンに勝てた事と、ミラーで勝てたので満足していましたが、負け越しでした。
 慣れていないのでミスもいっぱいありました。赤マナ立てずにドロー呪文を撃って、火力が撃てずコルヴォルドが育って除去できなくなり負けたとか。今覚えているのはそのくらいですが。

 デッキの感触としては、それほど悪くはないと思いました。帳簿裂き4枚は有効な相手が多く、勝手に育っていき強く感じました。
 しかしパズルの欠片の使用感が少し気になりました。理屈で考えれば、手札の枚数を回復できる強いスペルだし、墓地が4~6枚増えるため時間への侵入や宝船の巡行などの探査呪文に繋げやすいカードではあります。フェニックスも墓地に落ちやすいです。ですが、3ターン目にフルタップで、後続の脅威を相手に見せつけてエンドするとか、土地が伸びた後半にも3マナかかる(フェニックスバックが遅れるかもしれない)スペルというもっさり感がなんとなく弱くない…?と微妙な感想になりました。素人の感覚的な好みの話で、あまりうまく言えません。すみません。

 その週末やその後1週間のMOや日本各地で勝ったリストを見ても、パズルの欠片が消滅、現象している傾向は無さそうだったので、僕の認識が誤っているのかなとあまり思い悩まずにいました。実際に改良案を考えても、なかなかいいカードがないという事実もありました。
 《異世界の凝視/Otherworldly Gaze》が1マナなのに同じ4枚墓地肥やしだ!けど滅茶苦茶弱い……ってのが自分のアイディアの限界点でした。試せば案外イケることもあるかもね。

お前やれるのか……??


 「パイオニアのイゼットフェニックスは早いターンに能動的(選択的)に墓地に落として3ターン目に走る動きができず、干渉札の少ない細いコントロールデッキ」なんて評価もネットでは見られて、この表現は1度回しただけでも酷く納得できるものでした。


2回戦 店舗予選参加 7/16

 この頃になるとかなり緑単信心とパルヘリオンデッキの使い手が増え、新興デッキ(?)達のリストが洗練されてきていました。
 緑単では黒マナ元の草むした墓が無くなり洗練され、パルヘリオンはアブザンカラーが一番いいんじゃないか?となり、エスパーやマルドゥカラーが数を減らし始めた時期ですね。
 また青白コントロールを始めとしたコントロールデッキも環境の顔ぶれが揃い、カードの選択がしやすくなったためでしょうか?少しだけ話題になったり増え始めた時期だと思います。青白コンは何よりもイゼットフェニックスを喰い物にできるデッキでした

環境の変遷。告別は強いよね。


 イゼットフェニックス側では、人によって様々であったサイドボードの"コントロールキラー"なカードが《若き紅蓮術士/Young Pyromancer》と《神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries》に固定されてきたりしていました。
 またパズルの欠片から安定して土地を伸ばせるカードを貰おうと《海門修復/Sea Gate Restoration》と《棘平原の危険/Spikefield Hazard》を入れるアプローチも見かけられるようになります。
 ミラーマッチで差がつく展開として、帳簿裂きや感電の反復+時間への侵入が強いという認識も広まり、ほとんど(あくまで、"ほとんど")の人が入れていたと思います。(前週に当たったイゼフェニミラーで、感電タイムワープがこちらしか入っていない有利で勝ったら、翌週のこの日にはその方もパッケージ採用して来ており完敗しました。)

最強コンボ!

 大会結果が下記です。

緑単信心 ✕
緑黒エルフ ✕
イゼットフェニックス ✕
0-3 drop

 人数の少ない店舗予選だしTop8くらいは……と思っていましたが、絶望的な結果でした。大きなミスはあまりなく、どうしようもなく負けたものが多かったと思っていますが、本当に勝てませんでした。

 特に今回初めて対戦した緑単信心はかなり強く、絶望的でした。緑単には有利という噂もありますが、5分くらい、甘く見積もって 5.5:4.5 、引きと展開で全然覆り得るマッチアップなんじゃないかなと僕は感じました。
 また続くエルフとの対戦もかなりキツかったですし、前週のゾンビ戦と合わせてこの3デッキとの対戦では本当にパズルの欠片なんか撃っている場合じゃ無いように感じました。
 しかし、こういったアグロデッキやマナクリを焼き続ける展開にも限度があり、リソースのためパズルを撃つ必要があるという矛盾を抱えた思考もあります。もちろんパズルの欠片も撃てないのに宝船の巡行なんかとんでもありません。
 この週からは各地でラクドスミッドレンジが勝ち散らかしていきます。《致命的な一押し/Fatal Push》はこちらの帳簿裂きや氷の中の存在を簡単に除去して、メインから《墓地の侵入者/Graveyard Trespasser》で墓地のフェニックスを対策するので、悠長に"細いコントロール"なんかしている場合じゃないんじゃないかなという脳内想定を進めます。


3.5回戦 夏休み ~《考慮/Consider》~

 イベント参加は都合上していませんでしたが(コマフェスに行ったりしてた)、この間も少し情報は追ったり、これまでの感覚からどうすべきか考えていました。
 世は大ラクドス時代でもあり、フェニックスは環境的に苦しいのか大会結果等で見かける機会は減ってきました。パルヘリオンと合わせての自然なサイドボード対策で死に体です。フェニックスなのに。パルヘリオンはミッドレンジプランで切り抜けてるのに。(ちなみにラクドスも構築段階で差を付けたく後半には迷走を始めます。)

 ここで、これまでの情報からよくフェニックスデッキの事を考えることにしました。

パズルの欠片が気に喰わない


ジェイス「文句言うなや」

 これまで感覚で述べた通り、パズルの欠片が個人的にとても気に喰わないカードでした。
 なぜパズルの欠片を採用する必要があるのか考えます。

①まず何よりも孤光のフェニックスが中心のデッキです。なので墓地に落とす必要があります。

②次に探査呪文や焦熱の衝動など墓地を参照するカードを多く採用しています。フェニックスに限らず、墓地の枚数を貯められるカードを必要としています。この点は因果関係が逆でも構いません。(フェニックスのため墓地肥やしが多い→探査呪文が使いやすいので多く採用)

③コントロールのような立ち回りが要求されるので、リソース回復手段が必要。これは早いフェニックスビートをする手段がない構造上の問題である。

 ここまで考えれば、"孤光のフェニックスというカードにパズルの欠片がくっついて採用されている"ことがわかります。つまり、パズルの完璧な代替カードを見つける以外の手段としては、フェニックスを採用しないことでパズルの欠片を採用しないことが可能です。
 なるほど。「フェニックスが一番弱いクリーチャー」と言う人も世の中にはいます。フェニックスを採用しないという方向性も検討できるかもしれません。実際にフェニ抜きイゼフェニを組んでいる配信も何度も見た事があります。(お遊びだったらすみません。本気だったら応援します。)

フェニックスが無くてもデッキになるのか?


ぴえん

 僕が感じている問題は、結局これが最大の焦点となるでしょう。これが解決しなくてデッキにならないのであれば、「別のデッキで大会に行く」が正解になります。
 フェニックスはこのデッキの中心的存在ですので大きな改造手術が必要そうです。

 まずクリーチャーを見ると、残るのは帳簿裂きと氷の中の存在。墓地から戻って来るフェニックスの奇襲性や除去耐性部分が大きく削がれて、ラクドスなどの致命的な一押しで簡単に戦線崩壊してしまうメンツです。能力自体はどちらも強力で、対戦相手へ対処を迫る優秀なクリーチャーではあると思います。帳簿裂きがパイオニアでも強力なのか個人的にしっかりと判断が出ていませんが、他フォーマットでの人気ぶりや、氷の中の存在4枚のイゼットフェニックスは減少し、帳簿裂き4枚のリストが多い気がするのでまあ強力だと信じることにします。

 では奇襲性による圧力や除去耐性を失ったデッキに勝てるビジョンはあるのか?元々からコントロールの立ち回りをするデッキであり、フィニッシュ手段としては感電タイムワープ+大型クリーチャー(ストーム・ジャイアントの聖堂、目覚めた恐怖)というものは存在しています。そもそも複数体のフェニックス+追加ターンで勝つような都合のいい状況は少ないと思ったので(フェニックスに愛されていないので)、多少のクロックの水増しができればゲームクローズはできるかなと考えました。
 フェニックスをデッキから抜くと、前述どおりパズルの欠片も抜けていき、デッキのスペースにはかなり余裕ができますので、代わりのパーツを入れるスペースは大きく開けられるでしょう。


 読むとなんだかとても考えているように見せていますが、ここまでで大会前夜です。
 良いデッキが思いつかなくても、EDHパーツの買い物にカードショップには行きたかったので、プレミアム予選へは参加することに決めました。
 考えたことをスマホにメモして眠りにつきました。当日朝、結局どんなデッキになるのでしょうか……

デッキ決まってないのにプレミアム予選予約して眠る恐怖たるや(いつもの)


4回戦 プレミアム予選 8/14 ~家出ットフェニックス~

 大変長らくお待たせしました。今回の大会レポの時間です。
 使用デッキはこちらです。

デッキリスト


フェニックスの家出

 フェニックス&パズルが弱いことを信じて抜きました。
 メタ読み等の話ですが、mtgjp公式から原根先生の動画が上がって、そこで大体思っていたことそのまんま言ってくれていたので、そちらでご覧ください。


 パズルの欠片の枠の代わりになる(と信じて)カードとして《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker》を採用しました。パズルのところで述べた①のフェニックスを落とす必要は無くなりましたが、②の探査のため墓地を増やす役割を多少は持てます。③のコントロールとしてのカードかは微妙ですが、マナが増えるし、手札入れ替えもできるのでコントロールの戦術には合ったカードだとは思います。またフェニックスがいなくなり減ったクロックとフィニッシャーにもなり得る穴埋めにしては強力なカードだと思いこちらのカードを採用しました。

 キキジキのコピー先になれば簡単にフィニッシャーにもなる目覚めた恐怖は強力なのでメインから3枚に増やしています。あまり被っても変身しない0/4が並ぶだけで強くないので4枚にはしませんでした。

 パズルが減れば流石に墓地を貯めるスピードは落ちるので、宝船の巡行を2枚に減らしています。このデッキでも撃てなくはないけど、気軽にガンガン撃てる程では無いくらいと判断してこの枚数です。キキジキになったことで、余裕の出たマナから撃つことも考えています。またこのデッキでは航路の作成もリソースカードとしてカウントします。フェニックスを捨てる必要が無いので、アタックしてから2ドローの運用が基本です。

 鏡割りの寓話までは絶対スムーズに置きたいし、コントロールなんだから良いでしょって適当に土地を増やしました。考えるのがめんどくさいので特殊地形を4,4,4,4にしています。見た目がキレイで最高。

 感電の反復の水増しとか、PW除去手段にもフィニッシャーにもなり得る《嵐の伝導者、ラル/Ral, Storm Conduit》を1枚採用しています。空いた枠に入れただけとか言わないでください。最強のカードです。

 除去とサイドボードは適当です。嘘です、本当は色々考えてますが説明めんどくさいです。簡単に語ります。

 アブザンパルヘリオンに当たる単体除去を優先して、削剥が2+1、焦熱の衝動が3です。溶岩コイルは緑単用。

 緑単のマナクリや、アグロに対してちまちま除去してても勝てる感じもしないので神々の憤怒で一気に流したい我欲を見せてます。どちらも多いと思ったので、メインサイドで合わせて2枚は取りたかったです。焼けつく双陽と散らすとか3枚目に取るもアリです。アブパルの猫を一気に焼けますが、それは猫がかわいそうです。

 打ち消して追放が今強いんじゃないか?と思いました。中略をサイドに。他の候補として虚空の粉砕か呪文萎れも悩みましたが、このデッキには中略の方が合ってるかなと思います。こんなこと思いつくの天才かよと自分では思ったけど、最近エスパーコントロールが増えて、虚空の粉砕を入れていたらしいです。僕の負けです。

 LO勝ちは目指せないと判断してジェイス→チャンドラです。コントロールならこっちでしょう。最強です。

 パルン。お守り。愛してる。

Let's enjoy game!!

頑張りたまえフォッフォッフォ


対戦レポ

R1 bye
 暑い中汗だくでギリギリに来たらbyeでした。泣いた。遊びに来たからbyeは負けです。
 競技に対する意識が低いので会場のデッキは見たりせず、ストレージとにらめっこバトルしてEDH用の彩色の星と威圧の杖を発掘。2-0

R2 エスパーヨーリオン 後手 2-1
 開幕デッキチェックで20分待ち。フェニックス入れ忘れたと思われた???
Game1 帳簿裂きが棒立ちするだけの圧力で相手の動き鈍らせて、感電タイムワープ勝ち。
Game2 放浪皇とそのトークンを処せずにスッと負け。
Game3 鏡割りトークンで軽快に殴りつつグダって来たあたりでラルが着地、時間切れ追加ターンにラル追加ターンで勝ち。デッキチェック延長の時間切れで最終卓だったので衆人環視の中ラルとか出てくるクソデッキ使ってて恥ずかしかったことしか覚えてない。。。

R3 アブザンパルヘリオン 後手 1-2
Game1 あんまりブン回りされてはいないけど、パルヘリオン止めれず負け。
Game2 憤怒とか除去で上手い事脂牙とか猫戦車ミッドレンジプランをいなしてグダグダ。いなした後にすぐ勝つカードが無さ過ぎて全然勝たねえ。。。しばらく経って氷変身で勝ち。
Game3 2ターン目にハンデスされた返しのトップデッキ霊柩車を出して、相手3ターン目に母性樹サーチするも、3ターン目にまた霊柩車トップで霊柩車2枚態勢で育成ゲーム(母性樹では2枚はどうしようもないとのことでセットされた)。キキジキ引いたところで十分育った霊柩車搭乗していくもクリーチャー除去で2体とも除去されていき、そこから墓地ためて延長ターンにパルヘリオン決められて負け。マジですぐ勝つカードが無いんだけど。

R4 5cニヴ 後手 0-2
Game1 帳簿裂きが何も仕事しないし、ニヴに感電削剥しかできなくてそのまま負け。
Game2 マジでどうしようも無いことを感じた。苦し紛れのパルンで運が良ければ……と思ったけど、相手のニヴから概念泥棒(!)が手札に来て何もなく負け。

R5 バントスピリット 後手 2-0
Game1 氷の中の存在を相手が除去できず、カンパニーも撃たれるが3体くらいのスピリットを返しながら殴る。スカイクレイブで除去はされるも、それを除去して相手から貰ったスピリットトークンでクロック刻んで、最後は滅茶苦茶伸びた土地から感電タイムワープで勝ち。
Game2 2ターン目帳簿裂き、スカイクレイブで除去されるも、除去し返す。相手土地が3で止まって動きが鈍っているのでカンパニーが複数あることは確信、呪文貫きを構え続けて相手のスピリットと相手から貰ったスピリットでダメージレースする展開に。氷の中の存在を置いた返しに、4枚目の土地引いたところで撃たれたカンパニーは呪文貫き。相手のクロックがかなりきついが、変身した後にカンパニーから勝とうとしていることが見えているので、変身させることはできず。ライフ3まで削られたところで除去2枚の手札になったのでライフ1のアタック受けてから除去撃って変身。お祈りカンパニーで盤面対処されなかったので、もう1枚除去使ってトークンと氷で殴って勝ち。
 コンバットどのくらい行って良いかとか、スペルの順番やタイミングを考えたり、相手の手札読んだりでやりがいのある面白い対戦だった。

R6 アブザンパルヘリオン 後手 0-2
 全部ダイス負けた……
Game1 1,2ターンハンデスから3ターンパルヘリオンで負け。
Game2 2ターン氷置くも、ハンデスからの3ターン目パルヘリオンで何もさせてくれないで負け。
 ハンデス3パル×2は強すぎだろ!!!!!!!!

 最終結果3-3で39人中16位でした。オリジナルデッキにしては上々の結果だと思います。
 過去のストアチャンピオン、店舗予選で2-3,0-3よりは、参加者の多い競技イベントでの3勝の方が大きく価値があると思っておきます。

反省会

 このデッキの良かったと感じた点

  • 鏡割りの寓話は雑に何してても本当に強いと感じた。デッキにもハマっている気がした。

  • 氷の中の存在は強かった。

  • 除去カードで「別のあっちだったらなぁ」って思うことが無かったので、今週この場でのメタには合った選び方ができていた。

  • サイドの中略は少し不安だったけど、使ってみたらかなり強かった。

  • 宝船の巡行は減らして正解だったし、逆に2枚残していたのも正解だった。

  • 嵐の伝導者、ラルはノリで入れたにしては忠誠度高いし強かった。-2だけで除去やドローが増えたり、そのままラルタイムワープまで持って行ってくれた。

 逆に目立った欠点は

  • 帳簿裂きが弱く感じた。

  • ゲームを畳む力が弱い。(有利な状況を簡単に相手に手放してしまう)

  • パルンを活躍させられなかった。

 鏡割りの寓話はどのフォーマットでも最強のカードです。普通のイゼフェニで使われることもありますが、フェニックスパッケージを抜いてより強く使えたと思っています。トークンで殴って航路の作成が2ドローに使える事も強く使えた一因でした。

最強だよこのカード……

 氷の中の存在は強く、フェニックスを抜いてもイゼットのスペルデッキの形を崩さなかった判断はよかったと思います。また欠点として帳簿裂きが弱いと上げましたが、自分の判断しにくいところで、こいつが除去の的になって氷の中の存在の定着に寄与していたかもしれないです。実際中盤くらいの対戦でどちらもある2ターン目にそれを意識して帳簿裂きから出して除去され、氷の中の存在を比較的安全に出せた対戦もありました。以前の対戦で帳簿裂きが強いと感じたのもイゼットフェニックスミラーだったりしたので、イゼフェニの勢いが落ちた今は弱いカードかもしれません。環境に多くいるアブザンパルヘリオンは1ターン1アクションのデッキなので全く効果なくパルへリン発進!されます。
 除去除けという意味ではキキジキもトークン本体で合わせて2枚吸ってくれるので心強かったです。

 ラルは出した対戦全部で活躍してくれました。かといって2枚以上に増やすかは疑問が残るカードです。

想像以上の活躍を見せたウチのエース


 欠点で挙げた帳簿裂きが弱いとゲームを畳む力が弱いは課題です。帳簿裂きくらいの軽さでフィニッシャーにもなり得るカードがあればもっと良いなと思います。
 パッと思いつくのでは《くすぶる卵/Smoldering Egg》くらいかなぁと思いますが、変身できるのかがかなり不安です。事前にもこの候補は考えましたが、思い切れませんでした。機会があれば試してみたいカードです。他にも何かあれば教えてほしいです。

イニストラード産の0/4変身デッキか?

 青白コンと当たらなかったのでパルンが活躍しないのはそんなものかなと思います。エスパーヨーリオン相手には引けませんでした。
 そもそもかなり重たいので本当に使えるのかはちょっと微妙です。青白コンも4ターン目からはかなりの脅威を出してくるのでうまくパルンで除去ができれば良いのですが、5マナのテフェリーで一発詰みになるビジョンが見えます。変えた方が良さそうです。そうなると神秘の論争は残しておくべきでした。

 メタとして意識していた緑単やラクドスにも当たりませんでした。そこら辺に強いのかは疑問です。ていうか見直すと弱い気がするのでこのデッキだめかもしれません。

「俺を使え」


おわり

 以上、色々欠点だらけですが、使っていて楽しいデッキにはなりました。フェニックスは落ちが悪いとかストレスになることがありますが、このデッキでは使えば使った分の活躍をするカードが多くてそこが良かったと思います。
 追記ですが、フェニックスデッキと思われ、サイドから墓地対策を使われることも多かったですね。それは構築時からの狙いではありますが。
 あとは今回もしかしたら初めてかもしれないですが2重スリーブを使用してみました。変身カード、両面土地が多かったからです。使用感がかなり良く、シャッフルしやすいのが最高だったのではまってしまい、インナースリーブをすでに400枚買ってしまいました。EDHは分厚くて不安ですが、2重にしていきたいと思います。

 もし気が狂ったフェニックス使いが僕以外にもいれば試してみてください!
 みんなでフェニックスを愛そう!!!愛されはしないぞ!!!

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