肩書「すごくない」

留学行って複数言語ネイティブレベルまで引き上げて、企業相手にビジネスやって、絵を描いたり3Dの編集したりするのが趣味で、趣味といいつつSNSでバズってお金が入ってくるようになって、学業でも優秀論文に選ばれて、ライフワークとしてボランティア活動に取り組みながら地域活性化や魅力の再発見に従事して地域を変え、多忙の中でも自分ひとりで家事炊事をこなすことができたら、ちょっとは違ったのかしら。

自分がすごくないことを毎日突きつけられて悲しくなるけど、すごくなる努力もしてこなかったしどうしようもない。
すごいって何?
どうなったらいい?
あの人には勝ってる、負けてるって、その判断基準だって借りてきたもののくせに。
せめてこれだけは守り抜くって信念とか、そんなきれいごとすらない。
きれいごとだとは思ってないけど、すべてなにも思わない。

どんどんすさんで、すごくなくなっていくのは、私が現代に染まってしまったからだろうか。

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