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【NFT】OpenSeaの売り方たくさんありすぎ問題をやさしく解説

こんにちは。今日もNFTクリエイトしてますか。チビ画伯の母です。

OpenSeaでの売り方、いくつもありすぎて意味わかめですよね。

今日はそれをできる限りやさしくご紹介します。

ミントとリスティングのちがい

売り方の説明の前に、初心者にとってわかりづらい「ミント」「とリスティング」のちがいについてご説明します。

ミントとは、ブロックチェーン上にNFTを生成することを意味します。簡単に言うと、作品のアップロードみたいなイメージです。

リスティングとは、ミントされたNFTの販売設定を行うことを意味します。今日はこのリスティングについてご説明します。

OpenSeaでの売り方には7種類ある

まずは全体像。作品がどのブロックチェーン上にあるかで分けた場合、全部で7種類の販売方法があります。はい、めんどくさいですね。

Polygon作品の売り方
-定価販売(Fixed Price)
-オファー受付

イーサリアム作品
の売り方
-定価販売(Fixed Price)
-オファー受付
-まとめ売り(Bundle)
-オークション(English auction)
-ダッチオークション(Dutch auction)

それぞれの通貨ごとに設定できる売り方をご説明します。

Polygon作品の売り方

Polygon作品の売り方は以下の2パターンあります。なお、Polygon作品の売買に関してガス代がかかることはありません。

その1:定価販売(Fixed Price)

Polygon作品の「売る」ボタンをクリックすると、List item for saleというページになります。

これが即決価格での定価販売です。基本的には金額を入れて「Complete listing」でOKです。

金額は2ドル以上に設定する必要があります。

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フロア価格(コレクション内の最低即決価格)よりも下の価格だとエラーが出ますが、それは無視して進めて大丈夫です。

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オプション

Schedule listing:
予約販売ですね。1ETHで21:00から販売します、といったことができます。

Reserve for specific buyer:
特定の人にだけ購入してもらえるオプションです。

その2:オファー受付

Polygon作品にはオークションの設定がありません。

疑似オークションのようなことをしたいのであれば、ミントしてそのまま放置しておけば、オファーを受け付けられるようになります。

〇月〇日の〇時までオファーを受け付けます

などとTwitterで宣言しておいて、オファーを受け付けておき、その時間に最高値の方のオファーを「Accept」する、のようにすると良いでしょう。

イーサリアム作品の売り方

イーサリアム作品には以下の5パターンの売り方があります。

イーサリアム作品を初めて販売設定をするとき、ガス代がかかります。2回目以降は販売設定だけではガス代はかかりません。

また、イーサリアム作品の販売設定をキャンセルするのにもガス代がかかります。リスティングをキャンセルするくらいなら、作品ごと削除してしまったほうがよいでしょう。

それ以外にイーサリアム作品の売買でガス代がかかるタイミングは以下に記載しますが、別途noteにもまとめています。

その1:定価販売(Fixed Price)

イーサリアム作品で「売る」をクリックすると、こんな画面になります。タブが2つあり、左側の「Fixed Price」を選ぶと即決価格での定価販売です。

イーサリアム作品を定価販売する場合、購入者がガス代を払います。

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フロア価格(コレクション内の最低即決価格)よりも下の価格だとエラーが出ますが、それは無視して進めて大丈夫です。

画像3
オプション

Schedule listing:
予約販売ですね。1ETHで21:00から販売します、といったことができます。

Sell as a bundle:
まとめ売りです。次の項目でご説明します。

Reserve for specific buyer:
特定の人にだけ購入してもらえるオプションです。

オファーを受け付けておいて、その価格で売ってもいいけれどガス代を負担したくない(オファーのAcceptには売り手にガス代がかかる)ときに、ツイッターで連絡を取ってその人に定価販売をして購入者にガス代を負担してもらうという裏ワザを使っている方もいるようです。

その2:まとめ売り(Bundle)

「Fixed Price」タブで「Sell as a bundle」オプションを選ぶと、ほかのまだ売れていないイーサリアム作品とまとめ売りをすることができます。

(2021/10/18修正:「まだ値付けしていない作品と」と表記していましたが、「まだ売れていない作品と」に修正しました)

この場合、ガス代は購入者が負担します。ガス代はまとめ売りする作品の数だけかかるようなので、Bundle出品するときは少し作品の価格を安くしてあげたほうがよいでしょう。(でないとBundleするメリットがないので)

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その3:オファー受付

Polygon作品と同じように、ミントしてそのまま放置しておくとオファーを受け付けられるようになります。

オファーのAcceptには、売り手がガス代を払う必要があります。

買い手はオファーするのにガス代は不要です。ただし、即決価格ではないので赤いWETHが必要になります。買い手のウォレットにWETHが足りず、黒いETH→赤いWETHにコンバート(変換)する場合はガス代がかかります。

オークションとのちがいは、別途下にまとめます。

その4:オークション(English auction)

「売る」をクリックしてから「Timed Auction」タブを選択し、かつ「Sell to highest bidder」を選択すると、いわゆるオークションの設定ができます。

締め切り時間までの間、最低落札価格から入札が入るたびに価格が吊り上がっていく方法ですね。

ラスト10分で入札があった場合、自動的に10分間延長されます。

1ETH以上のオファーがついた場合、締め切り時間になると自動的に最高値をつけた方が落札します。なんとその場合、OpenSeaがガス代を負担してくれます!

最高値が1ETH未満だった場合、締め切り時間になっても落札にはなりません。売り手は自分で売るか売らないか、売るならば誰のオファーをAcceptするかを決めることができます。その場合、ガス代は売り手が負担します。

なお、複数ミントされていてオーナーが複数いる場合、オークションの設定はできないようです。

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オプション

Include reserve price:
最低落札価格です。

その5:ダッチオークション(English auction)

売り手が設定した最高値から少しずつ価格を下げていき、最初に買い手がついた価格で売買が成立するオークションです。

オランダの生花市場で生まれたオークション形式なのだそうです。締め切り時間まで待つ必要がないので、てっとり早く売りたい!というときに良いですね。

即購入できるので、赤いWETHではなく黒いETHでの購入になるので、おそらくガス代は購入者が負担するはず。(ちがったら教えてください)

なお、複数ミントされていてオーナーが複数いる場合、オークションの設定はできないようです。

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イーサリアム作品のオファー受付とイングリッシュオークションのちがい

イーサリアム作品の場合、ミントして放置してオファーを受け付けする方法と、イングリッシュオークションのちがいがわかりづらいので、メリットとデメリットをまとめてみました。

オファー受付のメリット・デメリット
〇 入札価格が1ETH以上であっても、自分で譲りたい相手を選べる
〇 オファー受付終了時間を自分で操作できる(オファーをAcceptできる)
〇 最低落札価格を設定できる
× 締め切りギリギリに入札があったら延長する場合、自動的に延長にならないので自分が張り付いていないといけない。
× 1ETH以上の価格がついた場合、ガス代をOpenSeaが負担してくれる恩恵を受けられない

イングリッシュオークションのメリット・デメリット
〇 1ETH以上の入札があった場合、自分が張り付いていなくても自動的に落札される
〇 1ETH以上の入札があった場合、ガス代をOpenSeaが負担してくれる
× 1ETH以上の入札があった場合、譲りたい相手を選べず最高入札額をオファーした人が自動的に落札する
× 1ETH未満の入札しか見込めない場合、オファー受付と実質的な手間は変わらないのに、リスティングをキャンセルしたいときにガス代を払うか作品を削除しなくてはならず、メリットがない

以上です。複雑っちゃぁ複雑ですが、覚えればそうでもないです。

それでは、楽しいNFTライフを!

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