田村由美「ミステリと言う勿れ」1,2巻期間限定(〜12/2)無料版(Kindle版orDMMブックス版)を読む

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■reason:週刊ダイヤモンド・読書猿の「大人のためのBESTマンガ」掲載作品

読書猿の「大人のためのBESTマンガ」(週刊ダイヤモンド付録)、今年後半の読む漫画の選定に多大なる影響をいただいた。KindleにしろDMMブックスにしろ、この企画を見計らったかのように紹介作品の無料開放が行われたりしたのでいくつかの作品を読ませていただいた。特に絵柄やテーマなどから自分から手を取ることなどないと思われるサッカー漫画「アオアシ」はそのなかでも記憶に残る一作だった。無料版ではコンバートの話が出てくるところまでだが、類まれなる才能を持つ主人公が、しかしジュニアクラブでの経験がないことによって起きるチームメイトとの確執はサッカーをまるで理解していないことを思い知らされながらも現代サッカーはこんなところにまで到達しているのかと驚かされる展開。それがコミックで触れられるというのもすごい(無料で数巻楽しめるのもすごい)。いずれ漫画喫茶に行く機会などで消化していきたい一作だ。さて、その「BESTマンガ」に掲載されていた作品のひとつ「ミステリと言う勿れ」がこのたび期間限定無料で配信がはじまった。すでに今週中にその期間は終了してしまうので急ぎ読もうと思う。こちら、22年の年始のところでフジテレビ系でドラマ化される作品だ。前出の「アオアシ」もアニメ化との報を聞いている。余談だが、このところのマンガのドラマ、アニメ化についてはすべてを受け入れられないでいることが多い。キャストやシナリオの問題というより、「マンガとしての表現力」は必ずしも動画コンテンツにしたときにも「等しく面白い」わけではないからだ。時間のコントロールを鑑賞者に委ねることができないことは動画コンテンツの強くもあり、弱点でもあるところだ。ドラマ版「ミステリと言う勿れ」も見てみようとは思うが、さてコミックはどのような表現力を発揮しているのか、そこにも着目して2巻を堪能していきたい。DMMブックスのお気に入りに入れていた「葬送のフリーレン」、これも多分「BESTマンガ」掲載作品だったはず。同じく2巻分1日早い12月1日中までの期間限定無料につき、こちらを先に片付けます。

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