特別展「空也上人と六波羅蜜寺」@東京国立博物館(3/1〜5/8)を鑑賞へ行く

■source:上野アトレで見つけたフライヤー
■reason:仏像の背中も見られる展覧会

東京国立博物館は、この4月頭に終了したポンペイ展を3月に鑑賞に入館している。別料金を用意すればそのまま空也上人を拝めることもできた。ただ、国立博物館は常設展もある。すべて閲覧するのでなくても、季節替わりの絵画くらいは鑑賞しておきたい。2つの展覧会を見るとなるとなかなの知力体力の消耗を余儀なくされる、そして、実際に「された」ために六波羅蜜寺展を横目に退館してきた。気づけばその展覧会もまもなく終了となる。六波羅蜜寺は京都市内にあって割とアクセスのしやすい(雛の出の身ゆえ間違えていたらごめん)位置にあるので、ホテルからの徒歩移動で行ってきた記憶がある。名前の大きさからはどすんとでかい寺院なのかと思ったらかなり小さめの規模の宝物殿だった。今回の空也上人像とはつまり「再会」になるわけだが、国立博物館での鑑賞では360度から見られる、というのと、当時は全く集めていなかったが特別御朱印もいただける機会ゆえのっからせていただきます。空也上人像といえば言わずと知れた南無阿弥陀仏を唱えればその念仏が文字通り仏として登場したという逸話を3D化した唯一無二の仏像である(多分)。その念仏を唱えるさまは六波羅蜜寺では160度くらいの角度からしか拝めないだろうが今回の展示では自分の望む角度から拝観できるめったに無い機会となる。かつて東京の国立博物館では興福寺阿修羅像もスリーシックスティで拝めたが、自分がいちばん背中を見れて嬉しかったのは「インドの仏」展の摩利支天像だった。摩利支天は女性の像。前面の造形も見事だがその背中はさらにセクシーな造形で、鑑賞の際には「現地ではこんな展示の仕方してるんだろうか」とフェチズムをくすぐられて鼻息荒くしていた。しかし、購入できるブロマイドの彼女の背面はもちろん見れるものではなく残念に思ったものであった。さて、スリーシックスティでの空也上人像はどんなものか。

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