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パンとラーメンの街

住まいを変えることにした。

今住んだ町を離れ、もと居た町へ帰る。

そこは美味しいといわれるパン屋が何軒もあり、美味しいと言われるラーメン屋が何軒もある町。

パンより圧倒的にご飯派のわたしですら、美味しいと思えるパン屋が2~3軒、すぐ言えるくらいには。

一応23区内だけど、引っ越してきた当初からなんだか故郷に似てる気がしてすぐ愛着が湧いた。

狭い道に住宅が並ぶ。駅前にも大きいスーパーがあってあまり不便もないし、都心にもまあまあ近い。まあまあだけど。

知り合いもたくさんできて、ここに戻れば誰かSOSを出す人もいるし、と、まあ理由はとにかくたくさんあって戻ることに決めたんだけど。


家を決めて、さあ、あとは審査が通れば契約です!というとこまできた。久しぶりに、そのすぐ言える2~3軒のうちの1軒のパン屋さんに来た。

イートインができるから、遅めのランチにサンドイッチを食べた。

戻ってこれる、それがこんなに嬉しいこととは思わなかった。

数日前に友人との電話で、故郷に戻りたいが戻れないたくさんの理由を並べていた。戻りたい場所はあれど、現実戻れるかどうかと考えたらなんだかそれが現実的でない気がして、同じところをぐるぐる回って落ち込んでいた。

だから、戻る場所があり受け入れてくれるものがあるというのがとても嬉しかった。もう勝手に第2の故郷に認定してしまいたい。しよう。そうしよう。

いろんな町を見るのも楽しいし、東京というのは街ごとにたくさんの魅力を持っているのもよくわかる。だけど、私にとっての戻るべき場所があるのはとても素敵だ。故郷以外に見つけることが出来たことも、とてもよかった。

そして、美味しいパンとラーメンには困らない。

そう考えたらとても魅力的なワードだ。町に埋もれないように、わたしも魅力的な人になろう。またこっから生きよう。


雑記:noteはもっと頻度高く更新したいけど、しばらく仕事が忙しそうでうまくいきませんねー。軌道に乗ったらSNSでも言うようにしましょうか。

気持ちを綴ってみます。