犬の歯についてもっと知ろう
☆犬のことをもっと知るトリビアその1
毎晩、ちょっとずつ出来るようになった9ヶ月のパピーの寝る前の歯磨き。
私の指や歯ブラシをカミカミし、口に入れまいと歯ブラシを前足と後ろ足で必死に応戦するパピーの歯磨きを根気強く続けています。短時間でも毎日行うことが大切な歯磨き。
ちょっとこちらが頑張りすぎると、お遊びモードになり興奮してしまうのですが💦そんな姿でさえ可愛くて、愛おしいひと時です♡
今や多くの飼い主さんが愛犬の歯磨きの大切さを知っています。歯磨き情報もたくさん得られます。
ただ人間と犬の歯の形状は違うこと、小型犬と大型犬でも違うこと、個体差も大きいことなど、歯のことをきちんと知っている人は意外と少ないのではないでしょうか。
〜犬の”歯”のことをもっと知ろう〜
◎人と犬の歯の数と形からわかること
成犬の歯式は42本。対して成人の歯式は32本。
歯の数は歯式という片側の上顎と下顎の歯の数で表します。
歯の形も違います。大きく違うのが臼歯の歯冠の形です。
犬の歯の歯冠は鋭く尖っています。対して人の臼歯の歯冠は平坦や臼状です。
犬は肉を食いちぎるのに適した形。一方、人の臼歯は草や穀物を噛み砕くのに適した形。人の切歯や犬歯は犬に似ていることから、犬は主に肉食に適していて人は雑食という食性がわかります。
人間は何千年も前の祖先から雑食性の動物の歯を持っていましたが、長い年月の間に歯の大きさや顎が小さくなりました。
狼が祖先といわれている犬は、歯や顎関節の作りは肉食動物のまま伴侶動物として人と暮らすようになり、少しだけ雑食に傾いている肉食という食性になりました。
◎人のように歯槽膿漏や虫歯になるの?
犬は肉食動物の特徴である臼歯と歯肉の接する部分に歯帯という膨らみがあり、
食べ物が直接歯肉に当たらないため、人と比べて歯槽膿漏になりにくいと言われています。
また人と比べて虫歯にもなりにくいのは、犬の唾液のphの関係と炭水化物を糖に変えるアミラーゼという消化酵素をもたないことが関係しています。
ただし犬の歯には歯石の溜まりやすい部分があるため、歯磨きはとても大切なのです。
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