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犬は丸くなって眠れる〜犬の骨格についてあれこれ〜

☆犬のことをもっと知るトリビアその15

☆重い頭を支えるためにある脊柱の湾曲

人の頭は首の上に乗っています。頸部湾曲、胸部湾曲、腰部湾曲、仙骨湾曲と歩いたり走ったりする時のバランスを取るための湾曲があります。

一方犬は、体の前に位置している重い頭と首を支えなければなりません。

頭を支える頭部湾曲、首を支える頸胸部湾曲腰部湾曲があります。犬の脊柱の湾曲はC字状になっています。

トラと一緒に公園を走っていたショコラ


☆犬は丸くなって眠れる
⁉︎

肺や心臓を守るように肋骨が人には12対、犬には13対あり胸腔を作っています。

人の胸腔は左右に長く、犬は上下に長く
なっています。

人も四足歩行だった祖先は犬と同じに上下に長い形でした。二足歩行になり、胸腔が前後に長いと身体の重心が前になって歩きにくいことから、左右に長くなりバランスをとりました。

犬の胸腔は左右に短いことと、肋骨が細いため、胸が左右に曲がりやすいです。腰も左右に曲がりやすいので丸くなって眠ることができます!

人の胸腔は左右に長いので、肋骨が邪魔になって胸を左右に曲げることは難しく、前後は簡単に曲げられます。

よく、まん丸に丸まって寝ていたトラ🐯


☆尻尾にも役割があります!

犬のしっぽの役割は四足歩行で身体のバランスを取ること生殖器を守ることの主に二つです。

尻尾を巻いて逃げる、というのは、雌は発情期以外雄を受け入れないので、発情期以外で雄がやってきた時、外部生殖器を尻尾で守ります

人は尻尾が退化してしまったので、歩いたり走ったりするときに肩や腰に負担がかかり、肩こりや腰痛が起こったりします。


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