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クリアランスとは?

こんにちは。たらーちです。

タレパンで穴を打ち抜くにはパンチとダイの上下の金型をセットして加工します。

クリアランスとは隙間の事で、加工する穴径と同じサイズのパンチを使用し、クリアランス分大きいダイを使用します。

ダレ面側は切断面(ツルツルしていて光沢がある)、バリ面側は破断面(ザラザラしていて光沢がない)となります。

ダレ面、バリ面についてはこちらの記事で解説しています。


破断面とは、木をのこぎりで切ってたら最後の方でバキッと折れちゃったみたいなイメージです。

クリアランスの設定

例えば、φ3.0を加工するときは
上型をφ3.0 下型をφ3.2とします。

材質や板厚でクリアランス量は変化します。板厚が厚くなるほどクリアランスを大きくする必要があります。

ざっくりですが、板厚0.5mm厚くなる毎にクリアランスは0.1mm大きくなると覚えておくと便利です。

アマダの適正クリアランス表(参考値)は下記のリンクから見られます。
※「メカ式マシン用」と「ACサーボ・油圧式マシン用」があるのでご注意ください。


クリアランスによる特徴

1.適正なクリアランス
・切断面と破断面が板厚の真ん中くらい

2.適切クリアランスよりも過小
・バリは小さいですが金型が摩耗します。
・切断面が多く、破断面が少ないです。 

3.適正クリアランスよりも過大
・バリは大きいですが金型には易しいです。
・切断面が少なく、破断面が多いです。


最後までお読みくださりありがとうございました。

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