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久々になってしまいましたが、近況報告を。【聴覚過敏】について。




気がついたら、今年ももう1ヶ月を残すところになりました。自分はというと、ちょっと体調を崩して立ち直ることができないまま、来年に突入する感じになるかと思います。


聴覚過敏って症状、聞いたことありますか??僕はこの言葉はこの2ヶ月前に知りました。僕は、20歳ころから、普段の生活音が気になったり。テレビのボリュームに例えると、今までvol,30で丁度よい音量だったのに、vol.30だとめちゃめちゃ不快に感じることがあって。めっちゃしんどい時期がありました。そのときは1年くらいかけてその状況に慣れたのですが、その不快感は治ったわけではなく、ただ、そういう状況になるべく関わらないように、のらりくらり、音から逃れながら暮らしてきました。

それから、十数年が経つのですが、今年のはじめくらいから、働いていたお店では、お客さんが多い時は、おしゃべり声がキツいなーと思ったり、フラフラしたりという状況の日があったりしました。で。そういう時って、今みたいに仕事休んだり、休息すると回復したりしてきたのですが、今回は全くよくならないし、なんなら、20歳のころより、耐えられるボリュームが狭くなってる気がする!!という感じの日々で。

そんな中で、たまたま、聴覚過敏という症状を紹介するサイトを知って。
「えー!!僕が悩んでいることって、まったくこれじゃん!!!!(程度は違えど)」と思って。


十数年、他人にも説明しずらくて、そして自分でもなんだこれ??と思っていたことに名前がついていること。同じ症状で悩んでいる人がいること。「ことばが付いてると、めっちゃ説明しやすい!!!」ということに、ちょっと感動しました。

ただ、名前を知ったところで、気合と根性と科学と医療でもどうにもならないことがあって。この症状を消してくれと願ったところで、叶わぬ夢として、今のところどうにもなりそうもないので。これからまた、受け入れて生きていかなくてはいけないのですが。

自分の個人的な近々の課題は

「今、鮨職人の仕事がキツい!!!」ということです。

鮨職人の仕事が、今すぐできなくなるというわけではないですが。にぎやかな環境(それがどの程度を指すのか、または耐えれれる賑やかさが曖昧な基準で、それがこれから狭まる可能性の方が高い)がキツいという中で、オープンキッチンのライブクッキングである鮨職人の仕事が【今・これからの自分の身体】に、果たしてこれからもFITするのか??鮨にこだわらず、全く別の職業にチャレンジした方が、ゆくゆくいいのではないのか??

どんな仕事・技術・働き方で生きていけばよいのか??

ということを考えてるのですが。答えは見つからないし、正解がないことへの問いなので、まぁ難しいです。

体調がすぐれない中での判断がいい判断ができるとも思っていないし、
「正しい判断」があったとしても、自分の体調や症状を環境と呼ぶならば、
「環境」でその正しさも変わってしまうので。まじでなにも進まない感じの数ヶ月を過ごしていました。

ちょっと調子が良い時は「こういうことしよう!!」って思うし。
耳鳴りがんがんするとき(耳鳴りも24時間鳴っている)は「あー、もうなんもできねー。」って思うし。ヨガやっているときは「あ、この環境なら仕事できるかな??」とか。「静かな環境で、料理つくればいいのか?」とか。

日に日に考えがぶっ飛びまくりで、思考膨らませても、その日の身体の状況で、全く違うところに繋がるので、それがめちゃくちゃ疲れます。ブログも、例えば、下書きで書いていたことも、次の日になると全く共感できなかったり、何書いていいかもよくわからず、お休みしていました。


で、そんな中でnoteを再開したのは、「そういう悩んだりしてる感じも面白いから、書きなよ」と言ってくれた友人がいたので書いてみました。(それも2ヶ月前だけど)

あとは、今、鍼治療に通院しているのですが、そこの先生にも、BADな状態の時のことを綴っておくといつか役に立つよと言われたので。例えば、何年か後に、同じ症状で調子が悪くなったときに。「あぁ、前もこういう状態で悩んでいたのか」ということが見返せるから書いておいた方がよいよ。と言われたこともひとつの理由です。(そして、それは調子が良い時には概して忘れてしまうことが多いそうなので。)

あとは、一つだけ、
「今すぐ何かを決めない」ということだけ決めたので。それはお伝えしようと思って。今、これを書いています。(決断しなくても時間は進むし、生きていかなきゃいけないので)

「正常な判断ができない」「なにが正常かも、身体の状態によって変化する」ということを踏まえて。
「これからの自分でも継続してできることはあるのか。そしてそれは何か。また、変化しつつも生きていけるしなやかさは、どう身につければいいのか。」ということを考えつつ、行動に移していかねばなぁという感じです。

ということで。わくわくするような報告もお知らせも何もないですが。最後に。この数ヶ月の中で、めちゃくちゃ勇気づけられている言葉を紹介しようと思います。

ミシェルオバマさん(ファーストレディとしての最後の大学での卒業スピーチ)のCity College of New Yorkの2016年の卒業式で行ったスピーチです。



特に気に入っているのが

Instead, it’s important for you to understand that your experience facing and overcoming adversity is actually one of your biggest advantages. 

このフレーズで
「困難を乗り越える経験は、あなたの
大きな強みになるわ」というような意味ですが。「困難」は文脈の中で、人種だったり、ハンディキャップだったり、ジェンダーだったり、失敗だったり、というようなことだと文脈の中では理解しています。

政治的なことや社会問題も分かりませんが、スピーチは、自由と受容と愛に溢れていて、とても勇気づけられました。

keep moving through the pain.

ともおっしゃっていたので、ゆるやかに動いていけたらと思います。

日本語訳のブログも発見したので、リンク載せておきますー。






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