「海外から日本に来てる人に日本食を食べてもらうチャンネル」を見て、自分の立ち回り方や仕事のやり方について考えた
YouTubeでよく「海外から日本に来てる人に日本食を食べてもらうチャンネル」を見る。
この手のチャンネルは幾つかある。
どれも、英語やフランス語などを話せる日本人(たまに日本に詳しい外国の人)が旅行者を飲食店に連れて行き、反応を撮影するというシンプルな内容だ。
だけど、その沢山あるチャンネルの中で、ある1つのチャンネルだけが明らかに再生数が高く、飛び抜けて登録数も多い。
そして、実際見てもそのチャンネルは、同じことをしてる他のチャンネルより明らかに見ていて楽しい。
一体、何が違うのか。
そう思って見てみると、理由は明らかだった。
再生数の多いチャンネルのYouTuberの方は、可愛らしく柔らかい雰囲気の関西弁の女性。
初対面のゲストに対して最初からかなりフレンドリーで、終始明るくテンションも高め。
ポジティブな感情表現と相手を褒める言葉が多く、料理が出てきた時も、まず最初に自分が料理の良いところを褒めて、簡単に説明をする。
大事なことと質問されたこと以外、難しい話をしない。
一方、他のチャンネルのYouTuberはこうだ。
本人が最初から少し緊張している
低いトーンで蘊蓄やマナーや料理の説明を長々話して、ゲストを萎縮させる
テンションが低い(日本人ならまぁまぁ普通だけど、取っ付きやすい雰囲気では無い)
自分のリアクションは薄いのに、ゲストにだけリアクションやコメントを求める
相手が苦手そうなリアクションをしても、フォローがない
そもそも自分が料理やマナーをよく知らない
つまり、相手が余程テンションが高くて相手の様子を気にしない人でない限り、良い顔も良いリアクションもしてもらえない。
色々余計なことが気になって、見てて楽しくない。
結果「見たい」と思わせる動画にならない、というわけ
しばらく前にこのことに気づいてから、普段の自分の立ち回りのことも振り返るようになった。
特に初対面などの緊張するような場面では、まず自分の方から緊張感を解いて、明るく柔らかく少し高めのテンションで接していこう。そうすれば、きっと相手も安心して、心を開いてくれるのだろう。
率先して目の前の出来事にも相手にもポジティブなリアクションをすれば、相手もポジティブな反応を返してくれることが増えるはず。
その結果、お互いに「楽しい時間を過ごせた」「あの人と会うのは楽しい」と思えるのではないか。
テンションの高さに関しては、ある程度相手に合わせた方がいい気がするけどね。
ただ少なくとも、ポジティブな反応が欲しい場面では自分からポジティブなリアクションを先にしていくのは大切な気がするな。
それこそ日本的な例の「つまらないものです」「私なんて、たしいたこと無いです」て謙遜も、自分がそういう「気を使った態度」で先手を打ったら、相手も当然「気を使った喜び方」をするってのは分かっとかないとね。
「あの人、なんかイマイチな反応だったな」じゃねぇのよね。なにを自分だけ貰おうとしてるんだ、てことだ。
人間は共感し影響し合う生き物だから、やり取りするのは物とかサービス内容だけじゃなく、一緒に「感情・気持ち」も与えたり与えられたりするものなんだろうな。
お笑い芸人さんで、自分たちのネタに飽きて面白いと思ってやってない人って、すぐこっちに伝わるもんね。
自分たちで笑ってしまうほど面白いと思ってやってる人は、見てる側も嬉しいし面白い。
仕事も人間関係も、そうやって作っていくもんなのかもなぁ。
楽しいことしよ。
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