【メモ】ボストン美術館所蔵「THE HEROES 刀剣×浮世絵-武者たちの物語」
ボストン美術館所蔵「THE HEROES 刀剣×浮世絵-武者たちの物語」
森アーツセンターギャラリー 2022/3/5
目的
美術館へ行き、芸術にふれる。
今回は、浮世絵の知見を広げる。
目的の達成につながる「問い」
印象に残った浮世絵師トップ3とその理由
「問い」の答え
歌川国芳 圧倒的なデザイン力。色のセンスも好き。
月岡芳年 線、一つひとつが繊細。キレイ。国芳系がやっぱり好き
葛飾北為・卍楼北鵞 展示数が少ない中でも印象に残る。北斎ってやっぱり凄いのか。
「問い」を出すまでのメモ
展示物の概要
日本初公開の武者絵(浮世絵)が118点と刀剣、鐔(つば)が展示されている。
同じ物語を表現した武者絵と鐔が並べて展示してある。
歌川派の浮世絵展示が多いと感じた。
歌川国芳が4割
歌川国貞が2割
広重、豊国、芳虎、etc...。と続く印象。
歌川派以外も多数展示している。
葛飾北為、月岡芳年、勝川春亭、卍桜北鵞、など
ボストン美術館と日本美術(浮世絵)
ウィリアム・S・ビゲローというボストン出身の日本好きの人がいた。
特に、浮世絵好きだったみたいで、
歌川国貞:9088枚、歌川国芳:3240枚
その他、たくさんの浮世絵を所持していたらしい。
その浮世絵をボストン美術館に寄付したことでボストンに多数の日本美術がある。
気がついたこと
1830年頃から「青」色が浮世絵で使われるようになったようだ。
それにより、海や川を描いた作品が一気に増えた印象。
その青をうまく使った絵師、摺師が当時、人気出たんだろうなって印象。
作品の年代を見ながら鑑賞するのも面白かった。
歌川国芳
アイディア力が他の絵師と段違いにあると感じた。
雷の表現。1830年代で雷を描いてる作品は他にはなかった。
「清盛入道布引滝遊覧 悪源太義平霊討難波次郎」
構図も面白い。正面から見ている絵が多いが。TPSのような3人称目線。
自陣から敵陣を3次元的に描いた作品
「信州川中島武田の正平西条山を引かへし」
鮮やかな青を使って夜を表現
「武勇見立十二支 丑 鬼童丸」
動物や妖怪の絵がカワイイ。
「竜宮城 田原藤太秀郷に三種の土産を贈る」
「天狗の加勢を得て戦う牛若丸と弁慶」
月岡芳年
歌川国芳の弟子だけあって、師匠の良いところを継いだ印象。
躍動的な絵が多く好き。江戸後期の男子は興奮したんだろうな。
「大日本名将鑑 スサノオ」
国芳も同じ題材で書いており、両者の作品を今回見れるのでオススメ。
「藤原保昌月下弄笛図」
歌川国貞
人物の目の書き方が印象的。目力がすごい。
葛飾北為(ほくい)
歌川国芳と同じ系統のイメージ。
妖怪や雷など表現が良かった。
「福原殿舎怪異之図」
「摂州大物浦平家怨霊顕る図」
名前の通り、葛飾北斎の弟子。
卍楼北鵞(まんじろう ほくが)
蛇の眼がなんか可愛くて好き
「椿説弓張月巻中略図」
調べてみたら、この人も葛飾北斎の弟子。らしい。
今回の展示について
今回の展示は、全部写真撮ってOK。
なかなかの展示量
武者絵と鐔を見るだけで、2時間半ほどかかってしまう。
刀剣までじっくり見る体力がなかった。
朝10時から営業しているので、なるべく早い時間オススメ。人が少なく鑑賞しやすい。
女性客が多い印象。刀剣乱舞の影響?
今後のアクションプラン
歌川国芳のお墓参りしてみよう。お礼言おう。
月岡芳年の作品をもっと見てみたい。展示会あったら行こう。
一番最新の浮世絵ってどんな感じなんだろう。調べてみよう。