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【捲りの時代】純正白馬バドレックス 解説


1.はじめに

 お久しぶりです。たっぱー(@tappa0222)です。今回はシティリーグにて純正の白馬バドレックスを使用したため、構築記事を執筆させていただきます。本記事ではツツジの効果的な使い方や各対面とのマッチングなどを細かく記しておりますので、途中から有料になりますが、無料部分だけでも読んでいただけると嬉しいです。

2.自己紹介

直近での個人の実績になります。

2022CL京都マスター 準優勝
シティリーグS1 優勝              
シティリーグS2 ベスト4         
シティリーグS3 ベスト4         
シティリーグS4 準優勝
POG Championships top32   

半年経ち、レギュレーションも落ちたということで、CL京都準優勝の時のチャーレムテンタクルの記事を無料公開にしました。そちらも合わせて記事ご購入の検討材料にしていただければ幸いです


3.環境考察

今回の環境において自分が想定したTier表は以下の通りになります。

Tier1
アルセウス白馬
Tier1.5
ミュウvmax
連撃ウーラオス
Tier2
連撃テンタクル
ジュラルドン
ダイケンキvstar
水アルセウス
ドガスダイナ
ゲンガーvmax
Tier3
ミノマダム
フーパファイヤー
ダークライvstar
アルセウスバレット
リーフィア
アイアントLO

 このように上位の3デッキは抜けているものの、その他のデッキはまばらに存在していることが想定できました。
 また、最近の環境は新規プレイヤーの増加などもあり、メタゲームが機能しているとは言えない状況です。
 そのため、メタを読み、一部のデッキとのマッチングを捨てた尖ったデッキ選択をすることは極めて危険であり、どのデッキと対面しても勝ち筋がある丸いデッキを選択する必要があると考えました。
 そこで候補に挙がったのが白馬バドレックスです。現状Tier1のデッキであるにも関わらず、新弾のツツジかがやくルチャブルによって強化をされており、デッキパワーが恐ろしく跳ね上がることが予想できました。

4.アルセウスビーダル型との比較

 現在の白馬バドレックスの大半はアルセウスとビーダルが相方です。実際このデッキは非常に強力で環境を席巻しており、1月から始まった新レギュレーションの中でも最も完成されたデッキの一つであると思います。
 それにも関わらず何故うらこうさくを軸にして、アルセウスを採用しなかったかについて比較を交えながら説明していきたいと思います。


■うらこうさく型の方が優れている点

・追加のダメージを伸ばしやすい

うらこうさく型ではクイックシューターによって打点を
250+ベルト30+ルチャブル+30+シューター20
=330

のように330overのダメージを出しやすいです。
ビーダル型の場合ジグザグマを採用することになりますが、ジグザグマを2体置くベンチスペースの確保が難しく回収ネットも使い辛いため、2体目のvmaxの相手をするのが辛いと感じました。



・安定してvmaxを押し付けることができる

正直言うとアルセウスのHPが信用していいラインではなくなってきていると感じています。ベルト付きダイランスや連撃テンタクル7枚を耐えることが出来ないためです。
大きなおまもりのサーチ手段も乏しいためHPを上げることもそう簡単には出来ないという印象です。
だったらアルセウスで殴らずに最初から白馬で殴る方が効率が良いのではという風な思考になりました。


・序盤の雪道を貼られても問題ない

アルセウスvstarを採用した型の場合は後攻1ターン目や先攻2ターン目に出される頂への雪道の耐性が非常に薄くスターバースが使えないという状況がつらいと感じていました。


・クラッシュハンマーへの依存度が少ない

クラッシュハンマーは相手にドローサポートやエネ加速サポートを強要できる非常に強力なカードですが、重要な局面で表が出ないことで直接負けに繋がってしまうこともあり、そこまで依存してはいけないカードだと感じました。


・ツツジによる捲り性能が高い

正直言ってツツジというカードは単体で強力なカードかと言われると自分はそうは思いません。ツツジは頂への雪道やクラッシュハンマー、うねりの扇といった補助カードと合わせることで真価を発揮するカードだと思います。そのため、ツツジ+雪道+扇などのパーツを集めることが比較的簡単であるうらこうさく型のほうが捲り性能では分があると考えています。


・技以外でサイドを取ることができる

うらこうさく型はクイックシューターによってサイドを進めることができます。特に連撃ウーラオスやアルセウスvstarとの試合では相手の前のポケモンに気絶寸前のダメージを与え、次のターンのクイックシューターによってサイドを取ることが重要になります。
これが重要な理由は相手の前のポケモンを縛りながらターンを返すことができるからです。それはつまり入れ替えソースという要求札を1枚増やすことに繋がるため、最終盤のツツジのロックをより強固にします。
また、サイドを一気に取るプレイングをすることで相手にツツジを撃たせないという点でも優秀です。


・流行りのアルセウスvstarに滅法強い

白馬vmaxで殴り始める構築なため、序盤からこだわりベルト付きのダイランス280でサイドを進めていくことが可能です。


・連撃テンタクルと連撃ウーラオスに勝ちやすい

連撃テンタクルにはアクアバレット+シューターの2枚取り、連撃ウーラオスにはマナフィを回収ネットで使い回したり、あえて前を倒さずにキバナを撃たせず、サイドをクイックシューターで取るなどのプレイをすることが出来ればどちらのデッキにも有利に対応することができます。


・ミルタンクに抗える

ミルタンクに対してアクアバレットやクイックシューターを使うことによって、有利に立ち回ることができます。


まとめると

■うらこうさく型の優れている点
・追加のダメージを伸ばしやすい
・安定してvmaxを押し付けることができる
・序盤の雪道を貼られても問題ない
・クラッシュハンマーへの依存度が少ない
・ツツジによる捲り性能が高い
・技以外でサイドを取ることができる
・流行りのアルセウスvstarに滅法強い
・ミルタンクに抗える

となります。アルセウスビーダル型にも

・序盤から終盤にかけてボスを撃ちやすい
・クラッシュハンマーを連打しやすい
・ビーダル1体で十分な働きを期待できる
・ツツジに耐性がある
・ミュウvmaxに勝ちやすい


など多くの利点はありますが、追加のダメージを伸ばしやすい点、ツツジによる捲り性能が高い点アルセウステンタクル、連撃ウーラオスに勝ちやすい点を評価してうらこうさく型を握る結論になりました。

5. デッキレシピと解説

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