女でいるのは面倒くさい

2021年3月5日

朝起きてシャワーを浴びているときに、ふと、
「月2,000円出してピル飲んで、それでも五苓散と胃薬と腹巻きで下痢と胃痛を止めて生理に備えないといけないのはおかしい」という謎の怒りが浮かび、鏡の向こうにぶつけていた。
おそらく「生理の貧困」についてのニュースを見たから怒りを感じたのだろう。生理用品にかかるお金だけでなく、婦人科の病気になったり病気を予防したりといったところでも金がかかる。ピル飲むための検査だって年1回1万円以上かかるし。

そんなもやもやを抱えながら今日も職場に慣らし運転に行く。
全然集中できず、本と携帯電話を交互に眺めていた。
電車の中で見ていた通販の、「残りわずか」の表示があったガウチョパンツはまだあるだろうかと見てみたら、もうなかった。

2021年3月5日

夕飯を外に食べに行く予定があったが、それ以外はゴロゴロしたり、「俺の家の話」の3話を見たりしていた。
外出前にシャワーを浴びて、スキンケアをしていざメイク、というときに、急にメイクが面倒くさくなった。
なんでメイクしないといけないの。メイク用品もそんなに安くないし。
マスクで隠れるんだし、しなくてもよくないか?
幸い食事する相手は「メイクしてないそのままのタピ山さんでも素敵」と言ってくれるような人だったので、そのままでもよかったのだろうけれど。
メイクしないとなめられて変な人に絡まれるんだよな…。あと、お店の人になんだこいつとか思われたくないな…。
という意識が勝ち、頑張ってメイクをした。
結局、社会に対しての武装なんだよな、メイクって。
面倒になっても、社会で生きるためにはきっと続けていかないといけないんだよな…。

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