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二次元アイドルから地下アイドルに「推し変」したハナシ

【このハナシについて】

 二次元をずっと追いかけていた私が、地下アイドルを追いかけるようになった経緯を長々と語っています。長いです。ですが、今でさえ1年前のことを忘れかけているのに、今後もっと忘れてしまいそうだと思ったので、書き留めておこう、そんな意味もあったりします。
 何組かのアイドルさんが出てきます。いいなと思ったらぜひフォローしてあげていただけると幸いです。

【筆者について】

・※実家神奈川・大阪在住です。
・だいたい小学生くらいからいわゆる「二次元」が好きなオタク
・毎年夏と冬はビックサイトに行く(お察しください)
・アニメ「アイドルマスター」を見て「アイマス」にハマる。その後、シンデレラガールズやシャイニーカラーズ(※アイドルマスターシリーズの別ブランド。)にも手を広げ、ライブにもほぼLVか現地で参戦するくらい。
・ラブライブも「μ's」までは追ってたものの、それ以降は曲だけ軽く。
・※実家神奈川・大阪在住です。(大事なことなので2度(以下略)

【二次元オタクが地下アイドルに出会った】

 約2年前、地下アイドル好きの知人ができ、当時アイマスのライブはよく行っていた自分は話を聞くうち、「リアルなアイドルのライブ」に興味を持つ。そして、名古屋のライブハウスに連れて行ってもらった。
 平日の夜。中程度の会議室くらいの広さの会場に15人程度だったかの観客がいたように覚えている。そこで見たアイドルさんは、今思えば踊りも歌もうまかった。歌の途中、ステージから降りてきて一人一人にレス(※反応のようなもの、手を振ったり、声をかけたり)をしていた。初めて来た自分は他より目立ち、この時一人の子が声をかけてくれた。この子が、自分の「最初の推し」だった。


【推しが増える】

 ふとTwitterを眺めていると、フォローしていた方がアイドルプロデュースを始め、そのアイドルさんをTwitterやYouTubeで追いかけるように。そのユニットこそ、2つ目の推し(この時は箱推し※(※箱推しとは、一人を推すのではなく、ユニットを推すこと))となった「中野カルチャーセンター」である。大阪の人間が、東京のアイドルにハマれるんだから、この時代はとても楽しい。
 ですが、この頃はまだ二次元オタクとしての自分が強かったため、あんまり積極的ではなかった(と言ってもRTしまくっていましたがそんな)状態であった。

【コロナ前条件で最後のライブ】

 2020年2月15日、16日。コロナ前の条件で開催された最後のアイマスライブである、「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR
Special 3chord♪ Glowing Rock!」が京セラドーム大阪にて開催された。当時アイマスにどっぷりハマっていた私は、両日とも現地のチケットを確保し、ドームで全力でペンライトを振り、コールをした。シンデレラガールズでは初の生バンドによる演奏。生バンドの音色に感動したし、演奏しているバンドメンバーの皆さんが普段作詞作曲をしている方々で、とても楽しそうに演奏してらっしゃるのも含めてとても楽しかった思い出となった。

【仕事の減少、追い討ちをかけるライブの中止】

 当時、接客の仕事でそれにとても充実感を持っていた私は、お客様が減り続ける現場に非常に滅入っていた。職場の休憩室で流れるテレビも「コロナ・コロナ…」。明るいニュースを求めて、テレビを見ること自体、辞めてしまった。そんな精神状況下で、諦めつつ一抹の希望を持っていたアイドルマスターミリオンライブの初野外ライブがあったのだが…中止となり、この日のために取った有給休暇も無駄になったのであった。(無料配信がされたことにより、無駄ではなくなったものの、やはり休みを取ってまで見るものでもないし…というところが正直なところであった。)
 ちなみに、二次元が好きな私は年に2回の「コミックマーケット」も楽しみにしていたし、社会人になってから見るアニメが減ったものの、この場は追いかけていたが…延期と中止が相次ぎ、8月と12月に寂しさを感じた。もう今の自分に見本誌回収や大声で一斉点検のアナウンスができる自信はない。

【配信ライブの限界と違和感】

 ライブ中止が相次ぐ中、配信ライブが徐々に増えていき、「ライブロス」が少しずつ緩和し始めた。とも思ったのだが、やっぱり一人の部屋で盛り上がれるかというと、なかなか難しいものがあった。そしてもっと限界を感じたのが下記である。

[限界を感じたポイント]
・コメントや演出の表示を取るか、画質や音質を取るか。
 そのままだと、回線や端末の性能の限界で映像や音声が止まる
 →画質や音質を犠牲にするのは嫌で、結局コメントと演出を消す
 →あれ、ライブの一体感isどこ…
・「配信」ならではの勿体無い感
 配信ライブだから後からでも見れる!
 →次の休みに見よう…→結局1回だけしか見ない
 →しかもライブビューイングより設備が整ってないのに、同等の金額
 →1回だけしか見ないし、もう買うのやめよう…
  てか、映像化してから買えば良くない…?
そんなこんなで、配信ライブも数回で飽きてしまう結果に。

【地下アイドルのライブ、再開。そして中チャ。】

 イベントが中止になる流れの中、地下アイドルのライブは徐々に再開され始め、前述の中野カルチャーセンターの1周年ワンマン決定、行きたくて仕方なかったものの、結局行けず…ですが、YouTubeで動画が公開され、何度繰り返し見ても、素晴らしいライブであった。ぜひ見ていただきたい。

【中チャ大阪】

 そんな中野カルチャーセンターが、大阪に遠征することに。どんな感じだろうとワクワクしながら行った。コールは出せないものの、ずっとネットで聞いていた曲を聴けるとあって、とても興奮した。
 そして、物販でとくもりなみさんに最後尾札を渡された時、うわぁ目の前におる…となって固まったのは今でも鮮明に覚えている。ちなみライブの物販と言うとグッズなどを想像する方が多いと思うが、地下アイドルの現場では基本、チェキを撮ってチェキにサインしてもらっている間、お話しすることを言う。未だにそうなのだが、根はオタクの私、アイドルを目の前にして話せないのである。

【他のアイドルさんとの出会い】

 それはさておき、遠征してきたライブには他にも多くのアイドルさんが出演されていた。せっかくのチケット代、1ユニットだけでは勿体無いと思い、前後だけでも…と思い見ていたのだが、そこで京都を中心に活動されているアイドル「ミライスカート」さんになんとなくいい感じだなと感じ、応援するようになった。とは言っても、その後ライブに1回行ったきりではあるのだが…。
 最近思うことだが、いろんなアイドルが出るライブでは、自分の推しを他のアイドルのオタクにも知ってもらえるし、自分も他のアイドルを知ることができ、推しだけに偏るのは良くないなと思うところである。

※執筆日に、ミライスカートさんは治療のためライブ活動を一時中止することを発表されました。サブスクなどに素敵な曲もいっぱいあるので、ぜひ聞いて応援していただけるとと思います。

【推しが引退】

 中チャをもっと推したい、そう思ったのも束の間、2021年3月末に中チャが「とくもりなみ」「いぬいぬい」の2名の脱退と活動休止を発表。行けるときは行かねば…ラストライブは特に…そう思ったものの、思ったのが遅かった。結局、中チャのライブに行けたのはラストライブを含め、3回であった。
 ちなみに脱退しなかった「わたちゃんこ」さんもその後脱退、中チャは解散することとなった。
 もうライブがないのか…活動を見ることができないのか…そう、ぽっかり穴が開くこととなった。
 ※なお、いぬいぬいさんは「nui/ヌニキ」さん(@nuinuniki_innes)として、わたちゃんこさんは「わた」さん(@wata____chan)として活動されています。ぜひ応援のほど…。

【推しと仲のいいアイドルさんを推す】

 そんなぽっかり穴が空いた時、出会ったのが「奇天烈ノンフィクション」さんであった。正確には、中チャと仲が良かったため、それより前には知っていたのだが、本格的に応援し始めたのはこの頃から。でも、東京なのでなかなか行けず…
 推しと仲がいいというだけで行ってみようと思えるので、オタクはちょろい。
 しかし、中チャを推していた時と仕事の環境が変わったのもあり、「土日が休みになる」ことによって心の空きは広がることとなった。

【推しの引退 Part2】

 地下アイドルを知るきっかけになったアイドルさんが、今回は完全に引退すると発表した。私にアイドルの世界を教えてくれた、だからこそ会いに行かないと後悔すると考えた。なんとか行くことはできたのだが、やっぱり活動していたアイドルさんがいなくなるのは悲しいもので、しかもここまで続くとキツいものがあった。
 ちなみにラストライブでは、デビューした時からさかのぼって曲を披露してくれたわけだが、そのせいもあって、この子が引退した後のユニットは未だに見れない。もうあの子がいたユニットではないから。

【新しい推しを見つける】

 2人目の引退した子がいなくなる直前、たまたま名古屋に行った際、その子は休みだったのだったが、その子の所属していたユニットが久屋広場で行われる野外の無料ライブに出るとのことで、見に行ってみた。
 その時、遠くからステージを眺めていたところ、紅色の着物風の衣装を着た一人の女性が近寄ってきた。手元にはフライヤーを持っており、「今日はもう終わったんですけど、良かったらぜひ…」と声をかけてくださった。一目惚れした瞬間であった。その方が立ち去った後、一緒に来ていた友人に「めっちゃええわ…」とぼやいて、「お前ちょろいな」と言われたのを今でも覚えている。ちょろくはない、ちょろくは…。
 そんなこんなで私と名古屋のアイドル「桜小町」との出会いはここであった。

【オタク、showroomにハマる】

 「showroom」という配信サービスがあることは、知っていた。なぜなら、アイマスの「美希」がバーチャルで配信をしたからだ。
 しかしその時しか縁がなく、すっかり忘れていた。が、あの一目惚れした方が配信されているとのこと、アプリを速攻入れ、配信を開き、初見にも関わらずコメントをするちょろいオタクであった。もちろん、ズブズブハマっていくわけだが…。

【名古屋に寄る、チェキを撮る。】

 showroom等で興味を持ちつつ、ライブ行ってみたいなぁと思っていた時、前述の奇天烈ノンフィクションさんのライブに行こうと予定を組んでいたところ、桜小町さんが久屋広場でライブをされるとのことで、名古屋に寄ってみることに。
 曲は全然知らないものの、着物風の衣装でステージ上で踊っている姿を見て、その後kanaeさんとは初めてチェキを撮り、改めて桜小町にハマることになる。

※kanaeさんは頭文字含め全て小文字です。
※この時の自分を怒りに行きたい。

 そんなこんなで、一回行くと、東京より気軽に行ける名古屋、通うようになり、ほぼ毎週名古屋に行ったり、仕事を朝早めから始めて夕方のライブに向かう、なんてことをするほどハマったわけですが、そんな話はこの話の閲覧数が増えたら…。
 ちなみに、行きすぎて名古屋に住んだら?とか、どこからお金が湧き出てくるのやら…とか言われがちですが、ボーナスがどこかに…げふんげふん。ってくらいには推しにガチ恋しています。叶わない恋ほど辛いものはありませんけど、推しが引退するまでは追いかけたいところです。

 締まらんなぁ…

【桜小町とは】

名古屋を中心に活動するアイドル。2021年2月にデビュー。
演歌とハードコアを融合させた「ハードコア演歌」という新たなジャンルを開拓。

(私がガチ恋している)紅色担当 kanae(@sakukoma_kanae)さん、
(チェキで目を合わして私が固まった)山吹色担当 陽月(@sakukoma_aki) さん、
(自身もオタクでリーダー)群青色担当 よしみず(@sakukoma4432) さん、
の3人で活動中。

全てオリジナルの曲(合計7曲)で活動中。
(ソロ曲3曲、全員曲4曲というというところもポイントです。)
よしみずさんのソロ曲「桜小町狂い咲き」は、YouTubeにてMV、各サブスクにて音源配信中。

全員曲で一番盛り上がる曲といっても過言ではない、「TSUKIAGERO」はYoutubeにてライブ映像公開中。


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