【ヴァイス】10/3 上ブレを取り切り、下ブレをまくる

こんにちは、たっぴーです。

前回の記事の続きです。

前回は普通にやっていても意味ないからバグムーブしようね~と書きました。
その中でも、重要度高:に挙げた内容を以下に記します。

重要度高:

  1. バグカードを使う

  2. 守りながら攻める 

  3. 山ケアを無理なくできる

今回はその3点の延長となるところで「上ブレを取り切り、下ブレをまくる」というテーマで書いていきます。

上記の3点を満たした上でお互いの展開具合がほどほどであればプレイや運での勝負にはなりますが、展開に差が付く試合もそこそこあります。
上記の3点を満たしていても打点がすっぽ抜けたら負け(下ブレを取り返せない)というデッキは平均値を落としていることになるため、一見強そうに見えても注意が必要です。また下ブレのケアだけできるようになっていても出力が中途半端で、上ブレまで持っていけないような器用貧乏にならないことも同じぐらい大切です。

どんなデッキでもヴァイスシュヴァルツは50枚のデッキにCXが8枚までしか入らないためブレが生じ、上手くキャンセルしてリソースも潤沢で1-0で1リフする試合もあれば、噛み合いが悪く1週目で2-5まですっぽ抜けたり、キャンセルしてもカードが集まらず山ケアがままならないといったシーンはあります。

ただ、そういった上ブレでもデッキ構築やプレイ次第では取りこぼすこともありますし、反面下ブレでもワンチャンスまくることもできるように思えました。
また、上ブレ対上ブレの試合はデッキ相性の差が、下ブレ対下ブレの試合はプレイングの差が試合展開にかなり影響します。

自分自身、応用させる必要のある展開で何かしらの見落としでいつも上手くいかないことが多いのでどうにかしたいなと思っています。

そういった悩みを解消するべく言語化を通じて整理していきます。


デッキ選択、デッキ構築、プレイングは表裏一体

まず最初にこれから。何度も言っている内容ですがこれらは繋がっています。メタ読みをして、プレイを想定した上でデッキ構築をして、実際にプレイします。

何が言いたいのかというと、問題点の切り分けをしましょうということです。
遭遇したことがないシーンで上手くいかなかったのは仕方がないです。学んで次に活かしましょう。

構築はカードプールでどうしようもないのであればデッキ選択の段階で間違えています。やりたい戦略は適していなかったということです。

山ケアとかプレイと構築どちらで補えるのかは冷静に分析しましょう。少ない試合の結果だけで判断するのは避けて、実際こういうパターンが多そうと推測するのが大事です。もちろん試合数をこなすのは大事です。

選択理由、構築詳細、マリガンぐらいまで言語化されていればある程度再現性が増すので、言語化してみましょう。どれが間違っていたのかが見えてきます。

vs8門dcide

例えば8門dcideにダメージレースが厳しいとなれば、どこかで隙が出来る山に打点を入れるのが重要です。お小遣いの前借りをして山を2周して最強の山を構築する動きを目指してきますが、道中は山上ストブや門回収などで5戻りだったりと山が弱い瞬間が出てきます。

8電源で面をある程度構築しても、1/1 7500が並んでいるだけではダイレ面をもらえているわけでなければ意味がないですし、2/2を立ててソウルゲーしようにもえるチェンジに踏まれますし、レベル3で押し込むにしてもえるチェンジがチャンプしても面を残してきます。

デッキのドラの総数が少なければいくらソウル2キャラを準備しても平均打点が低くて下ブレを取り切るに至りません。
扉系のデッキはかなり厳しくなりました。アサリで勝つとするならば中盤で横を貼れないと厳しいです。五月であればレベル応援でのソウルパンプも検討するべきだと思います。

枝も同じですがデッキ内にドラを多く仕込むことでデッキが成立するという前提であればチャンスはあります。性質上ツインドライブが入るので少しは嵩増しできています。

といったところで、自分のデッキの強みを押し付ける前に環境理解に合っているデッキであるか確認するというのが重要です。
もちろんdcideに勝つ必要のあるネオスか、33%でしか当たらないトリオであれば話は違います。それもデッキ選択理由に含まれます。(トリオだとしてもきちんとヴァイスシュヴァルツをしてくるDcideとは33%当たるわけだし、勝率0%でも良いかと言われると怪しいところですが采配次第です)

とはいえヴァイスをは確率のゲームですし、いろんなデッキがあり上ブレ下ブレがありいろんな試合展開があるので、完璧に理論からスタートさせるというのもなかなか難しいです。
この辺は実践値との比較になりますし、最終的には感覚に頼るのも悪くはないです。

ブレを見極める

長くなりましたが、細かいところを見る前にこの大前提を見ておきましょう。問題点の切り分けがしづらくなります。デッキの調整をするのに4投から始めずにピン刺しカードばかりを入れて回す感じです。

今期を代表する2戦になりそうな8門dcide vs 8電源二乃で考えていきます。ぼくがよく二乃を回しているので二乃目線で書いていきます。

上ブレvs上ブレ

デッキの特徴をお互い遺憾なく発揮する試合でイメージしやすいです。
特にヴァイスは強い動きが強い動きを呼ぶのでデッキパワーの差が顕著に出るところでもあります。

1では二乃側は8500を作るのは難しいので制圧はできませんが、面が残るので修羅場ができます。
一方二乃側は2ルックはあれどソウルを伸ばせるかは不確定で1リフさせてしまいがちです。
二乃側は1リフできればアンコールで無限にアタッカーを供給しつつテンポ電源していけますし、1リフできなくてもレベル2から使う電源が強力で、2枚戻し+レベル3二乃があるのでどちらのCXを引いても強い動きができて裏目がないです。

2では疑似リフの差やCXの差で打点の差は延長しますが、ワイルドチェンジ+千鳥のコンボでコスパ良くダメレを縮めていけます。
遅い展開になれば電源が活きてくるもののそのぶんdcideもコスパ良くカードを展開してきて、どこかでバグった二乃側が不利を被ります。プレイでカバーできない、薄めの山でCX多トリ、どうやっても抗えない光景などですね。

終盤は思い出拳の差でバーンの数的にDcide有利ですが、面形成ができない場合は二乃側に有利な状況が転がってきます。それもスピードゲームであれば行けますがそうでないと厳しいです。
チェンジからレベル3二乃の連動で3点バーンを繰り出せるので早期にレベル3に上げることで擬似リフループから逃れることはできますが、そこで3連動のCXを消費した後に詰めきれるというわけはないです。

よって上ブレ対上ブレであれば主体的に動いても問題ないDcideに有利が付きます。
二乃側は上ブレ同士で向き合ってはいけないので、面取り合戦やきれいに動けた時に更に強いタイプのカードはなるべく採用せず、違う試合展開の際に強いカードを採用するということが必要になりそうです。


上ブレvs平均

中ブレという言葉も変なので平均で。
Dcide(上ブレ)vs二乃(平均)とします。
普通に戦っていてはえるチェンジから疑似リフでジリジリとアドを稼がれてキツイので、3枚で完璧な動きを遂行するのではなく1枚である程度のパフォーマンスを出すカードを活かす動きに以降したほうが良いです。
ここで一番活躍するのは2000応援でしょうか。6500に2000応援を出す動きが8500となり、特徴パンプがいないと踏めない数字になります。ダメレで負けていてもソウルパンプで巻き返せます。
後列2面集中でキャラを集めてリソースに還元、といった動きが相手の狙いなので、ここでストブを阻止するかダイレ面をもらうか無理やり特徴パンプを出させて相手の調和を乱します。
CXは貼ってくるのでサイド1点とされますし、えるチェンジは2/2を平気な顔で触ってくるのでそれでも厳しいです。ありやを素出ししただけであれば12000+2000で助太刀圏外で触れるので、面を取りつつ継続してダメージを入れてお祈りすることはできそうです。
ただ二乃の上ブレであればワイルドチェンジ+聖剣+美夏+レベル3二乃+CX入れ替えのような手札ができるもののそうではないので、盤面から出る1アドでなんとか貢献してもらうことを期待するのが良いです。

ここで大事なのがデッキ的になんとかできる選択肢があることです。そしてこういった状況下でどうすればまくれるかを事前に考えておき、プレイ中には現状を見定めて適切にプレイすることです。
2000応援がなければ手札もソウルも厳しいですが、電源を活かすことで1枚で切り返せます。厳しい試合は諦めるというのも手ではありますが、それは上対下でやるべきです。ヴァイスシュヴァルツは何が起こるかわからないので時期尚早でしょうし、環境の様々なデッキに戦えると判断したデッキであれば、多少の不利にも耐えうるはずです。

上ブレvs下ブレ

打点を入れられてまくれずにゲームセットになりがちです。
dcideはレベル3を踏むのが難しいので、電源多トリして押し込まれても前にレベル3を一気に出して連動をカマしましょう。山は弱いので3連動を引かれなければ耐えるかもしれないですが、打たれたら負けます。

大抵下ブレの試合は手札に電源が溢れかえって5戻りとかで爆発してます。ただ電源は適度に使いたいですしレベル1のクロックに叩いておくのは避けたいです。ドキテマを絡めて切れるシーンであってもそこでの1アド損が響いてくることもあり難しいですし、修羅場からドキテマを経由したがために欲しいカードを拾えなくなったということも起こり得ます。

ただ控えにチェンジや二乃がないとその受けもできないし、電源前提であれば2000応援のソウルパンプも活きるので、なんとか出しておきたいです。

修羅場連動しながら2ルックで電源を当ててもらって、少ない山で適度にキャンセルして5ルックでひっくり返せれば希望が繋がります。


平均vs平均

Dcideであれば1-5ストック5枚手札5枚で6戻り、二乃であれば1-6ストック4枚手札5枚で7戻りぐらいでしょうか。
完璧な動きはできないものの2週目のダメージでかなりゲームが決まりやすいです。ただ二乃側が打点を入れ損なうとちゃんと疑似リフループされて負けます。

ここではチェンジにしても素出しにしても聖剣や2/2を絡ませたり、1/1+2000応援で8500を作る動きを使い分けるのが大事でしょうか。クロックの進み方で聖剣を出せるかは変わりますがチェンジ経由でも出せます。2000応援はすぐに出すよりもチェンジを経由したほうがヒール分得しますが、すぐに面取りやソウルパンプで活躍してほしいなら電源から出すほうが良いです。多トリしてもワイルドチェンジを前に出して美夏を構えれば相手は踏めません。

マクロの把握は大局観とも言えます。細かなブレは使い続けることで優先順位が分かってくるはずです。dcideはリフ直後でも3キャン集中2ヒット疑似リフといった動きで山をリセットしてくるので抗えないこともありますが、それは受け入れた上で期待値を信じて動きましょう。

平均vs下ブレ

面を作っても山を作ってもどちらにしても厳しいです。自分から何かして解決というよりかは打点が入るお祈りゲーになります。打点が入ることを期待して、入った場合に勝てるように全力を尽くします。

平均vs上ブレ

やっと二乃のターンが回ってきました。とはいえ油断は禁物です。グズグズしてると疑似リフループや1000-1連打で押し込まれます。
ワイルドチェンジ+千鳥で打点を抑えながらも、どこかでこちらが走る準備もしなければなりません。とりあえず8戻りして手札は潤沢で山ケアカードは握ったものの、詰めるカードがなければ捲られてしまいます。効率よく山ケアしてヒールだけしていても勝てません。
dcide側は平均な動きをしながらどこかでキャンセルが重なった際に一気に山ケアしながらリソースも面も整えてといった上ブレに移行してきます。
これらは無理なく動いている場合では止めようがないです。ただ一見強そうでも道中で上手く動けていなくて平均的であれば、集中集中疑似リフなどでストックを食い荒らしています。これであれば蘭堂の4点バーンを2面をした返しが怪しくなりますし、光景を打たれた場合はバーンや回復が減ります。

万能に見えて平均的な動きであればどこかは欠損するので、ビビリすぎずにあと何ターンで勝てるかを見定めて、丁寧なプレイを心がけるのが大切だと感じます。

下ブレvs上ブレ

1連動をひたすら集めまくってキャンセルを祈る動きで捲られがちです。こういった試合ではありやをぶつけて徐々に取り返すという動きが厳しいので、攻めに転じるよりかは美夏を構えて堅実に立ち回るのが良さそうです。フロントで2点入れながらキャラを倒されるといつの間にか追いつかれていることがあります。
これがサイドで来ればソウルは小さいしキャラは踏まれないしで楽になりますね。
具体的にはクロツーせずとも山の総量を確保しながら動けるので光景もケアできますし、電源をたくさん引くのも避けられます。

下ブレvs平均

上記と同じですが、こちら側が万能ではないのでどの動きを決めるのが重要になります。打点が進みそうなら連動を、そうでないならカウンターやヒールを優先する形になりそうです。

下ブレvs下ブレ

プレイングが試される場面です。とにかく話題に挙げられにくいですし再現性が低いため練習する機会も少ないです。ただデッキ的になんとかできる土台が無いと終わります。こちらの動きを通すのも相手の動きを阻害するのも満足にできないので必死に食らいつくことになります。

こういった試合では前述の3点をいかんなく発揮させたいです。

  1. バグカードを使う

  2. 守りながら攻める 

  3. 山ケアを無理なくできる

シナジーに頼れないのでバグカードを活かします。微アドの差で形成を少しでも有利に持っていきます。

カウンターを活かして少しのダイレ面、キャラの優位で差を付けます。踏めなくても打点が通ればいいやという試合はお互いが満足に動けたらいい時の話で、横も貼れずに毎ターン2-1-1のようなソウルで殴りつつ詰めもできないようなシーンであれば4~5ターンほどじりじりと進めるわけで、そこでキャラが生還して面を取り続けるのはかなりの差になります。

山ケアを心がけます。どうしようもなくなった時にはキャンセルに祈るしかないです。キャンセルした場合のアドバンテージは言わずもがなというところではありますが、自分の動きを阻害せずに無理なく山ケア出来るカードを採用できていれば、厳しいシーンでも活躍してくれます。

キツイ時でもたまたまピタキャンし続けて集中が当たったから勝った、という試合がありますが、嬉しいので喜びましょう。ただ何度も同じように行くとは限らないですし、それ以外にもデッキの基盤がきちんと成立しているという前提があるからこそ対応できるというのは常に心がけておきたいです。

まとめ

「二乃側は選択肢を押し付けられる側なので、攻める方針が重要」ということです。押し付けている時点でdcide側が有利ではありますが、そこで諦めるよりかは抗うためにどうすればよいかを考えることは重要です。

きちんとヴァイスシュヴァルツをしてくるdcideに対して勝率をあげようとする行動は、他のデッキに対して強く出る行動であったりもしそうです。ただゲームスピードが早いからといって安定感を落とすチューニングは他のデッキへの勝率を落としている実感もあるため、そこは分けて考えていきたいです。

とはいえ前述の通りでトリオの持ち込みであればすっぱりと諦めてしまうという方針もあると思います。こういった一貫させるというのはただの噛み合いじゃんと思っていましたが、シャドバのBO3の持ち込みで○○2タテ編成という戦略を段々と実感するようになってからわかるようになってきました。

勝てる見込みが10%なのであれば無理に抗わないべきですが、40%であれば45%に向けての取り組みをするのは悪くなさそうに思えます。

ただこれも見積もっていたけど実際には違うというケースもあります。
どうやってもどこかは論理に当てはまらないといったことになりがちなので、仮に一部が合っていて"そうしたいだけ""そうであってほしい"という願望ではないかというのは常に客観的に見ておきたいです。

このあたりは何をしていても思うことで疑えば疑うほど自信がなくなってくるので、やはり何かの方針を見据えて取り組んでみて、徐々に修正する、といった方針が妥当でもあると思います。

とても難しいことですが何事にも言える話だと思うので、頑張って向き合って行きましょう。


dcideや二乃は前述の3点(バグカードを使う、守りながら攻める、山ケアを無理なくできる)を活かして戦えているので、後はブレとの向き合い方を考えた上でチューニングしていくと、より良い形になるのではないでしょうか。

それぞれの場合がどれぐらいで発生するのか、その場合に想定する場面の再現性はどれぐらいなのか、などなどは実践を通じて肌感覚を磨くのが良さそうです。
そして確率に対しての捉え方は人それぞれなので、そのあたりは話し合うのが良いと思います。構築は個人の色が出やすいですが、それは磨き込まれた上での採用であることもあれば、固定観念に囚われていることも多いです。

自分はよくピン差しで対応力を上げるということをしますが、きちんと4投して再現性を増したほうがいいという人もいます。
再現性が増すとプレイ難度が下がりますし、少ない試合数で反省もしやすいので、長期的に見た時に良い構築に行く傾向が高いと思います。
また、「前提として基軸で基本的な動きを満たせていなければ意味がない」といった捉え方で構築をスタートすれば、そもそものデッキ選択が合っていたのかというところまで遡った冷静な分析ができます。


最後に、僕の好きな原根健太さんの記事を掲載します。
記事のような問題点からミスを招くこともありますし、逆に適切に問題点を抽出できれば今後に繋げることもできます。
趣味としてであれば取り組む過程を楽しみつつマイペースで良いですが、競技プレイヤーとしてやっていくのであれば限られた時間の中でどうすれば効率が良いかを考える必要が出てきます。
これはゲームの取り組み方に限った話ではなく人生全体からつながっていることだと思うので、ゲームを通じて磨いていければとも思っています。

といったところで今回はブレから見る考え方でした。二乃の動き解説のようになってしまいましたが、具体例が合ったほうがわかりやすいし書きやすいと思いました。

今日は少し具体に寄せてみました。デッキの方針や考えをまとめることでプレイの精度を上げることに繋がると思うので引き続き書きたい内容が思い浮かんだら言語化していきます。

それではまた。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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