石けん教室の先生として自分らしさや個性を見つける方法は?

私の開催している3回コースの作り方講座の受講者からいただいた質問です。10人に尋ねたら10通りの答え方がある質問ですね。私の回答は華やかなものではありませんので、ひとつのアイディアとして読んでいただけたらと思います。


自分らしさや個性は自分の中にあるので、「見つける」という場合は、それを意識できるかできないかということだと思います。普段何気なくしている行動の中にも自分らしさは出ているのではないでしょうか。 例えば、本屋さんで雑誌を手に取るとき、興味を持って手に取るものと、目の前にあっても手に取らないものがあると思います。どんな雑誌を手にしますか?どんな雑誌は手に取りませんか?
石けんに限らず、好きなもの、心地の良いものを意識してみると、自分がどんなものが好きな人なのか、その個性のかたちが見えてくると思います。自分の過去のインスタの投稿を見てみると、どんなことをよく投稿していますか?また心地よくいられる人、好きな場所、響く言葉などなど心ひかれるものは何でしょうか。そこに共通するものはありますか?もしあるようなら言葉で表現してみてください。
例えば私が雑誌を見るときは、高級レストランやお取り寄せの記事が出ている雑誌よりも、自分で作れるような料理のレシピが出ている雑誌を自然と選んでいます。旅行やイベントの記事よりもおすすめの本の特集を読んでしまいます。だいぶ内向的な個性ですが料理のレシピや読書は石けん教室のアイディアを考えるときにとても役立ちます。


もし自分の教室のキャッチになる言葉がほしいということでしたら上記以外にも探す方法はいくつもあります。例えば・・

・受講者にアンケートを取る
・雑誌や本で好きな言葉を使う
・自分に由来のある言葉から選ぶ
・こうなりたいというイメージから選ぶ etc etc

そこから好きな言葉を選んで教室名や教室紹介のときに言葉を使うことができます。
また教室のイメージを伝えるために、ご自分のストーリーを伝えることもできます。例えば・・

・アロマや石けんを始めたきっかけ
・前のお仕事と今のお仕事に共通していること
・石けん作りの何が好きか etc etc

共感できるストーリーがあると親近感を持ってもらえるのではないかと思います。

自分らしさを出したい、でも自分を前に出すことに躊躇いがある、そういう方もいると思います。私はこういう人間です、これが個性です、と強く主張しないのもひとつの個性です。実はとても素敵な個性です。 自分が普通に話す言葉やメールでのやりとり、石けんを教えるときの姿勢などで自然と個性は出ます。個性を教室の明確なコンセプトにしなくても個性は伝わると思います。

いろいろ書きましたが、最初から自分のスタイルを決める必要もないので、ぜひ試行錯誤してください。途中で失敗したり、迷走してもいいと思います。何が自分にとって心地よく仕事ができるスタイルなのかをいろいろ試しながら探してみてください。自分がよい状態で仕事ができるときがいちばん個性が出せるときだと思います。

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質問を提供していただきました。ありがとうございました!

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