電材を減らして安価に施工するのは…

ツイートではケーブル露出の工事、つまりレースウェイ、ケーブルラックを殆ど使用していない駐車場の写真を載せています。
ツイート当時はそういった電材が削除でき、かつ一般の人も別に気にならないのであれば安価になってこれはこれで良いのではと思っていました。
が、今思えば実はあまり良くない施工なのでは、返って高くつくのかもしれない…と思うところがあります。

というのも本業の改修工事設計で天井がなく、あったとしても梁が出ているの為ケーブルが露出で張り巡らされていて、自力でのケーブルの用途の判別がほぼ不可能な時が何度かありました。
今回のツイートの駐車場も竣工時は本数が少なく、目で追っていけばわかるのかもしれませんが、年数が経つにつれて増設する設備が増えてくることもあると思います。
そんなのときにケーブルラックがなく煩雑に配線されていると後々のメンテナンスの時に、不良や撤去のケーブルの判別が時間がかかり困難、結局撤去できず未使用のケーブルがどんどんたまっていく、以降ループ…になる気がします。

まぁケーブルラックやレースウェイを使っても煩雑に配線されたら、意味ないのですが…少なくともケーブルを露出で張り巡らせるよりはよい施工になると思います。

という訳で結論としましては竣工時のコストはカットできてもその後のメンテの手間が返って掛かってしまうのでは…と思う話でした。

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