接地線の母線サイズについて
受変電~接地極までの「接地母線サイズ」の決め方がいつも曖昧なので調べてみよう…。
— タオル@電気設備設計/修行中 (@taorutrance) June 21, 2021
AD種→選定表はいつも見るけど母線サイズはどうやって決めれば。
検索してみた所、内線規程に「選定した最大太さのもの」を共用として使用して良い旨が!😄
今回最大の開閉器は225ATなので22sqでよさそうですね😄 pic.twitter.com/EO5qaWEspr
内線規程等にはブレーカーごとや変圧器ごとの接地線サイズの選定表はあるのですが、母線の出し方は明確には載っていないので改めて考察。
キーになると思われるのは内線規程1350-14の接地線の共用。「個々のものより選定した太さの物のうち最大の太さのものを使用することが出来る」、です。
AD種…D種の方が太くなるため、D種を基準とする。D種は選定表でブレーカーサイズで接地線サイズが決まる。
例:A種は内線規程より5.5sq以上。D種は低圧ブレーカーでATの最大サイズを確認、250ATだった。選定表より200ATを超え400AT→22sq
22sqがAD種の接地線サイズとなる
(ちなみにE.ELB接地線も自分はAD種と同じサイズにしてしまっています。これももしかしたら選定方法があるのかもしれませんが…)
B種…これも選定表があるのですが、「三相変圧器は1相分の容量とする」がややこしい…。つまり1/3の容量にするで良いと思われます。
例:単相100kVA3台、三相500kVA1台の場合のB種接地線の太さをだす。
単相:早見表より38sq
三相:500/3→166.66.. 早見表より60sq
最初の接地線の共用ルールで最大の太さを利用、よって60sqになります。
上記で出しましたがどの案件もいつも大体このくらいの接地線サイズです。多少太くしても突っ込まれたことは無いですね…。ただ根拠は理解しておくべきかと思います。
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