今年は継続&更新の年だそうです
明けましておめでとうございます。
今年も変わらず投稿を続けたいと思います。
さて、新年最初は干支の話題です。
2020年はネズミ年ですね🐭
ネズミ年といっても、ただのネズミ年ではありません。
2020年は「庚子(こうし/かのえね)」というネズミ年です。
「庚」って何?
「庚」は、訓読みでは「かのえ」と読みます。
「かのえ」は杵(きね)を両手で持っている様子をあらわす象形文字です。
ようするに「餅つき」をしているわけです。
(厳密にいえば、つくのはもち米だけでなく穀物全般ですが)
「餅つき」が何を意味しているかというと「継続」です。
「餅つき」で重要なポイントは「リズム」です。
一定のリズムを刻んで、ペッタンペッタンと継続的に餅をついていくことで、だんだん柔らかくて粘り強い、美味しいお餅ができます。
余談ですが「高速餅つき」で有名な中谷堂さんの餅つき動画は必見です笑
つまり、2020年は前年までにやってきたことを途絶えさせず、継続するのがよい年だということです。
では同じ事を続ければよいのか?
先ほど、庚(かのえ)年は「前年までにやってきたことを継続するとよい」と述べましたが、では前年と変わらず同じことを続ければいいのかというと、そうではありません。アップデートも必要です。
もち米は、臼と杵でつき続ける内に徐々に性質が変化していきますよね。その餅の変化に合わせて、杵の入れ方や餅のひっくり返し方、水の差し方も微妙に変化させていくのが、美味しい餅をつくコツなのだそうです。
つまり「餅をつく」という行為自体は変わっていないのですが、そのやり方は状況に合わせて少しずつアップデートしていくわけです。これは餅つきに限らず、あらゆる行為に当てはまります。
例えば、
「自炊する」という行為を継続するなら、これまでは肉料理がメインだったのを魚料理や野菜料理も加えてみるとか。
「ランニングする」という行為を継続するなら、これまではタイムを記録するだけだったのが、心拍数も記録するとか。
「ブログを書く」という行為を継続するなら、これまでは記事を投稿するだけだったのに加えて、他の方の記事にコメントすることも追加するとか。
傍から見れば「今までやってきたことの継続」になるのですが、本人にとっては同じ行為でありながらも、少しだけアップデート=進化しているわけです。
「継続は力なり」という言葉があるように、何かひとつの行為を継続するというのはとても大切なことですが、変化の激しい現代においては、継続だけでなく、それを更新(アップデート)していくことも必要だと思います。それを改めて意識するのが庚子という年です。
「庚」は分かったけど「子」は?
ハイ、継続と更新の話は「庚」単体での話でした。
我々がよく口にする干支(えと)というのは、厳密には十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)という2つの暦の数え方を組み合わせたものです。
図にするとこんな感じ↓
十干は10進法、十二支は12進法で、どちらも1年に1つずつ進んでいくので、両者の組み合わせは60通りあります。
2020年が庚子なので、2019年は己亥、2021年は辛丑です。
話を戻すと「子」とはご存知の通り「鼠🐭」のことです。「ねずみ算」という言葉があるように、「子」は「生まれて増える」ことを意味します。「子」単体なら「生まれて増える」=「ゼロから創造する」という意味も出てくるのですが、「庚」と一緒なので、「継続によって増やす」ということになります。
干支に逆らうとどうなるの?
別に何も起きません笑
干支自体は「当たる」とか「当たらない」とか、人の運勢を暗示するようなものではなく、あくまで時代の流れというか世の中の潮流を示したものです。(干支を活用した占いは色々あります)。
そもそも干支は60年で必ず一周するのですから、同じ干支年は過去にも必ずあるわけです。その干支が示す60年の時代サイクルでいうと今ココだ!といってるだけです。したがって、2020年から新しく何かをゼロから始めても何も問題はありません。単に「今年は前年からやってきたことを継続する方が、うまくいく時流である」というだけのことです。
ちなみに前回の「庚子」はいつかというと2020年の60年前ですから1960年(昭和35年)です。この年にあった主な出来事としては・・・
・日米新安保条約調印
・安保闘争激化
・池田勇人内閣誕生
・ローマ五輪開催
・石原裕次郎・北原三枝結婚
・ダッコちゃんブーム
だそうです。
・・・と、見て見たけど、別にこの時代に生きていたわけではないので、前後の年と見比べて1960年が「庚子」感のある年だったか?と言わると、正直よく分かりませんね笑
本年もよろしくお願いします。
おしまい。
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