ニッポンのアイデンティティ(その2)~1万年の引きこもりの末に~
前回の続きです。
「日本」のアイデンティティを考えたとき、その最たるもののひとつに「八百万の神々信仰」があります。この「八百万の神々信仰」は、キリスト教やイスラム教のような一神教とは全く世界観が違いますし、また古代ギリシャやヒンズー教のような多神教にみられる特徴もありません。「経典」や「教義」がなく、中心的な指導者(教祖)もいないため、そもそも「宗教」というカテゴリに入るのかも微妙な、土着信仰といえます。
前回のポストでは、その特徴を以下の2点にまとめました。
1) 多