たおえの戯言_僕の特技。


特技というと、何もないのかもしれない。誰よりも頑張るような真面目なタイプでもないし、ゲームや遊びに夢中になったかと思ったらすぐに飽きて新しいことを始めるから、習い事から勉強から仕事まで何もかもが長続きしない。したといえば、2022年まで27年間人間として生きてきたことぐらい。


いや、1つだけあった。
俺は、人から教わったこと、得たこと、知識、技能を自分流で、我流スタイルで変えて、自分好みにすることが好きだ。

所謂"創意工夫"、四字熟語で真面目ぶった言葉でいうとそうなる。

それに伴うエピソードもある。大昔の小学生の頃だ。
小学校の運動会の学年競技で、多目競技で竹馬をやることになった。俺は運動神経が壊滅的に悪いし、ましてや竹馬なんて乗った試しがない。練習の時も、一歩歩くどころか、乗れもしなかった。それを見た他の連中はこう思っただろう。最高のカモだ、安全牌だと。
チームのリーダーですら、俺には期待しないと、捨て駒扱いにされた。
悔しかった。でも、練習しまくって乗れるようになるなんて思ってなかったし、バカみたいに練習するのもバカバカしいと思ってた。やりたくないけど、バカにされるの悔しい、どうしよう、と。
そんな時、ある事に気がついて、実験してみると...。
時間を見て、友達を何人か呼んで見てもらうと驚いていた。一歩も歩けなかった奴が、歩くどころか、早歩きで竹馬に乗れるようになってしまったのだから。ここである作戦が。俺が竹馬に乗れることは言わないようにしよう。チームのリーダーや他のチームを驚かせてやろうぜ、と。

運動会当日。競技の時間で俺は竹馬に乗った。普通とは違う乗り方で。
歩けるどころか、普通に早かったので、俺が竹馬を克服したことを知らない連中は皆驚いていた。


今では、これはどうすればいいんだろう?どうすれば楽できるんだろう?どうすれば早くなるんだろう?どうすればやりやすくなるんだろう?と考えに考えまくってやっている。今の仕事でやってることもそれの積み重ねだし、他の人からは理解できないやり方で仕事をしている。

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