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常盤の緑 色映えて #木曜日ノ木之瀬

校歌が好きだ。

もとい、自分の卒業した鹿児島市立吉野小学校の校歌が好きだ。
1日に「風の色マーチ」のことを書いたが、シンプルでぐっとくるメロディーが好きなのである。童謡の「どんな色がすき」(クレヨンのやつ)とかも良い。ずっと歌っていたくなる。

そしてわが母校の校歌だ。
歌詞も良い。
いまだに空で歌える。

一、
ときわのみどり 色はえて
はるかに仰ぐ 桜島
あゝこの窓に この庭に
学ぶぼくらの わたしらの
知恵もかがやく 吉野校
.
二、
歴史はかおる 寺山の
西郷さんを しのびつゝ
あゝこの原に この丘に
みんな仲よく 手をとって
歌もとどろく 吉野校
.
三、
平和な里の あさなゆう
ゆたかににおう 花紅葉
あゝこの地(つち)に この空に
強く正しく たくましく
夢もはばたく 吉野校

反復の中で展開させていくやり方、たとえば「知恵もかがやく」「歌もとどろく」「夢もはばたく」のように語感を揃えつつ章ごとに色を変えていく、というのは、この校歌に学んだのが最初だと思う。

また、日の光を感じた1番、歴史を偲ぶ2番、そして朝ぼらけから未来を感じさせる3番、という風景の描写も美しい。
全編七五調で整えられているのも、親しみを感じる理由のひとつだ。

学生時代、Massachusettsというコントユニットをやっていたのだが、その中でこの校歌の替え歌もつくった。我ながらよくできた替え歌だと思う。

ときわのみどり 色はえて
はるかに仰ぐ 日の光
あゝこの土に この空に
強く正しく たくましく
われら われらは 日本の人
.
Massachusetts Live:1『Nippon no hito』より

なお、中学、高校と進むにつれ、校歌への思い入れは薄まっていく。中学の校歌は謎に変拍子、且つ不思議すぎる抑揚のあるメロディーで歌いづらく(覚えてはいる)、高校の校歌は歌う機会がぐっと減ったためあまり記憶に無いのである。

校歌好き、が高じて、おれは大学のアンオフィシャル校歌を作ったほどである。吉野小学校校歌には遠く及ばないが、こちらもいちおう置いておく。

We love KUAD

ちなみにこっちは今年作り直したバージョン。
We love KUAD2019


#校歌 #鹿児島市立吉野小学校 #吉野小学校 #吉野小 #鹿児島 #京都造形芸術大学 #写真はすべて吉野小学校公式ホームページから

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