タンザニアでの地獄の3年間を語る。
「もう1回、一緒に事業をやらないか?」
裁判所にて、3年ぶりに顔を合わせた相手の第一声は、がちがちに構えたファイティングポーズをフックで躱して顔面をヒットさせてきた。
想定外すぎる提案に思わず吹き出しそうになるのを堪え、『これが元彼に復縁を迫られる女の気持ちか・・・!!!』と、世の真理に触れたレベルで腑に落ちる感覚を全身で感じていた。
過去を振り返り、少し恥ずかしい気持ちになった。あの時の自分をグーパンチで黙らせたい。
一方でタンザニアってこういうところあるよな、と