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英語力ゼロなわたしのシビウ国際演劇祭2023②

2・研修期間にしていること
  みんなに助けてもらって
  文化交流

【研修期間にしていること】
シビウ国際演劇祭ボランティアプログラムでは、演劇祭の開催1週間前に現地入りし、研修を受けます
メンバーとの親睦を深めたり、シビウの地理を頭に入れたり、仕事の概要を学んだり

シビウ国際演劇祭のボランティアには、インターナショナルボランティアと、ローカルボランティアがいます
私たちはインターナショナルボランティアであり、今回は日本の他、イギリス・フランス・トルコ・セルビア・モルドバ、イランから参加していました
ローカルボランティアは、その名の通り地元(ローカル)の学生さんたち

研修は、主にインターナショナルボランティアで行われます




自己紹介に始まり、最初の頃のメインは、街を覚えること
シビウの街中で演劇祭が行われるので、シビウの観光スポットや、劇場の場所、教会の場所(教会は主に音楽系の会場となる)などを覚えたり、お店なんかも頭に入れていきます

というのも、私たちは劇団のアテンドをする仕事がメインとなり、その中で、例えばこんなものを買ってきて欲しいとか、ランチの用意をして欲しいなどの要望を受けることがある
なので、地理だけでなく、ちょっとしたお店情報なんかも必要なのです

地元のガイドさんに案内していただき、街を見学したりする中で、メンバー同士の結束を強めながら街を知るため「Exploring Game」というものが行われました
スタンプラリー的なクイズゲームをしながら、街に何があるか、ベニュー(会場)の場所などを覚えていく
専用のアプリで問題が出され、実際に現地に赴き答えを見つけて解答を入力するという流れ
(※因みにこのアプリを作ったのがシビウの人らしく、このアプリの使用実験も兼ねている)


このように、演劇祭までの間は、主に午前中からミーティングや説明会、街歩きなどをする毎日
基本的には夕方頃にはスケジュールが終了することも多く
夕方以降は、メンバーとシビウの名所をまわったり、夜には飲みに行ったりもしながら準備を進めた

※街の様子を知るのに美しい映像があったのでリンクを貼らせてもらう↓ホント美しい
https://youtu.be/tVmuyLdqYPY


【みんなに助けてもらって】
めちゃめちゃ当たり前のことを言うが、全ては英語で進行していく
正直、本当に英語の理解度の低い自分がいて、結構落ち込んだ
みんな各々の訛りがあったり、とてもシャイで声が小さかったりで、ただでさえ聞き取れない英語が本当に聞き取れない
終始、日本人メンバーにめちゃめちゃ助けてもらった
(※英語に関することは、また改めて書きたいと思っている)

例年、インターナショナルボランティアのメンバーは日本人が多い
そして今年は歴代の中でもとても多く、総勢15人の日本人ボランティアが参加した
全国枠で募集されているメンバー(私はコレ)、岐阜県高山市からの派遣(高山市はシビウ市と友好都市提携を結んでいる)、そしてこのボランティアプログラムの支援をしてくださっているコカ・コーラボトラーズ・ジャパンの社員の方々
皆、最高に気持ちの良い人たち!

毎日、頑張って自分で理解できるところまでは頑張って
でもやっぱり駄目なところは「これって〇〇って言ってたよね?」と確認し、時には「ナオさーん!内容メモしたの共有しますね!」などと声を掛けてくれたり…
もぉ感謝してもしきれない!
沢山助けてもらった分、私は皆に何かお返しできていただろうか…

もちろん日本人メンバー以外の皆も最高に可愛いメンバーだった
いつも歌を歌って場を盛り上げていた子(しかもめちゃめちゃ上手い)、普段クールな顔をしているのに話しかけると満面の笑みで話してくれる子(尊い)、世界中のタイミングの悪さを一人で背負ってるかのようなどうしようもない奴(皆から愛されてたけどね・笑)、常にニコイチでお姫様みたいな子たちに、どれだけ暑くても革ジャン着てる心根最高な奴、笑い方とブリティッシュイングリッシュのくせが凄すぎるイイ奴

海外メンバーとは簡単に会ったりはできないけれど、日本メンバーとは、これからもまた沢山会えると思うと、素敵な出会いに溢れたことが、最高に最高に嬉しかった






【文化交流】
演劇祭までの期間、研修と共に、文化交流なども行われました
NTTDATAさんに訪問し、現地の社員さんやそのご家族たちと一緒に書道をしたり、お茶をたてたり、盆踊りをしたり、折り紙を折ったり(ベタですけども)


私は折り紙担当で、今なら鶴よりも兜だろ!オオタニさんだろ!と思って張り切って兜折ったら、もちろん兜自体は喜ばれたけど、大谷翔平の説明には誰もピンときてなかった
そういえば、野球がプロスポーツとして成立している国って、凄く少ないということをそこで思い出した
野球をほぼ見ない国でメジャーリーグの話をしても誰も知らないのだ…


一方、というか、やはりというか
とにかく認知度が高く人気なのが、日本の漫画とアニメ
皆、我々より詳しい
そのアニメ見たことありません…ていうのまで知ってる
YOUTUBEで日本の「怪談」をよく見てるという子もいて面白かった

シビウ市長の表敬訪問や、日本大使館のレセプションパーティーへの参加など、少々“おめかしが必要”な場なんかもあったり(Tシャツ・ジーパンで行っても問題はありません)




普段行くことができない場に参加できることも、貴重な時間でした

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