1/20アメリカ相場概況：一週間の振り返り

2024年1月20日 12:53

【米国株分析GPTで分析できること】

今、チャットGPTをカスタムしていますが、本当に色々なことができます。これからはAIを使いこなせる投資家とそうでない投資家で大きな差がでるのかもしれません。プログラムも自分で書くのではなくAIに書かせればよいのです。今後公開する新なプランではこの「米国株分析GPT」を公開します。これを使えばプログラムが書けなくてもAIが分析してくれます。

その例をいくつか紹介します。
例えば、米国株分析GPTに米国市場のアノマリーを学ばせてます。

質問：1月のアノマリーを教えて

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

米国株分析GPT回答：1月のアノマリーには以下のような特徴があります：

1月バロメーター: この理論は、1月のS&P 500のパフォーマンスがその年の市場の方向性を予測するとします。これは、.726の確率で当たるとされています。
大統領選挙年: 過去18年の大統領選挙年のうち12年が1月の市場の動きに従いました。
ダウンジャンuary: 1950年以降、S&P 500が1月に下落した年は、新たなベアマーケット、もしくは10%の訂正が続くか、平坦な市場が続くことがありました。
1月の最初の5日間: S&P 500が1月の最初の5日間で上昇した場合、その年全体で上昇することが83.0%の確率であり、大統領選挙年においては15年のうち18年がこの傾向に従いました。
年の最良の三ヶ月間: 11月、12月、そして1月は年間で最もパフォーマンスが良い三ヶ月間を構成し、S&P 500は平均して4.2%の上昇を見せます。
1月のNASDAQ: 1971年以降、1月のNASDAQは強力で、平均して2.7%の上昇をしました。
ジャヌアリー・エフェクト: 小型株が好まれるこの現象は、現在では12月中旬に始まるとされています。
過去の記録: 2009年には、S&P 500で最悪の1月を記録しましたが、2018年と2019年にはダウが1000ポイント以上上昇しました。

これらのアノマリーは過去のデータに基づいており、将来の市場動向を予測するものではありませんが、市場参加者の行動に影響を与える可能性があるため、投資戦略を考える際の参考として有用です。特に、1月の市場動向がその年の他の月の動向に対する先行指標となる可能性があることは、戦略的に重要な情報となりえます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

このように様々なアノマリーが確認でき、投資行動に活かせます。そして今年は大統領選挙の年なので、過去の選挙の年に指数がどういった値動きをしたのかも調べます。

過去の大統領選挙の年のSP500、ナスダック、ラッセルの１年の値動きをそれぞれ一つのグラフにプロットして、1月最初をゼロ基準にして割合で表示して、現職大統領が出馬して再選された年を赤色、現職大統領が出馬して敗北した年を青色、現職大統領が出馬せずに新しい大統領が当選した年を緑色で表示します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
米国株分析GPT回答：

SP500、NASDAQ、RUSSELL指数について、現職大統領が再選された年を赤色、現職大統領が敗北した年を青色、現職大統領が出馬せずに新しい大統領が当選した年を緑色で表示したグラフを作成しました。各グラフは選挙年ごとの1月初めを0点とした値動きを月の連番で表示しており、色分けにより選挙の結果と市場の動向の関連を視覚的に確認することができます。
ーーーーーーーーーーーーーーー

グラフより現職大統領が落選した場合では相場が下がることがあるのがよく分かります。SP500とナスダックでは現職大統領が再選した場合と、新な大統領が当選した場合では、ほぼ１年後には上がっています。季節的には150開場日(8月くらい)を堺に大きく上昇していることが多いです。一部3月頃に下がるパターンもあるようです。今年はバイデンが再選するのかどうかが鍵になりそうです。分かりやすいようにSP500でグラフを分けて表示します。

また、先週も書きましたが今のSP500が異常かどうかを機械学習で分析した結果も載せます。これを見るとやはり今はは異常レベルのようです。

ーーーーーーーーーーーーーー

Isolation Forestモデルは、データの分布から外れる値を異常として検出するため、赤色で示された点はSP500指数において通常とは異なる動きを示していることを意味します。青色の点は指数の通常の変動範囲内を示しています。

異常値の検出は統計的な手法に基づいており、市場の実際の異常や重要な経済イベントを常に正確に反映するわけではないことに注意が必要です。異常値が検出された場合は、その時期の市場の状況や関連ニュースなどの追加分析を行うことが推奨されます。
ーーーーーーーーーーーーーーーー

【投資家センチメント】

今はGREEDセンチメントとベアマンド

【機関投資家ポジション】

一旦、機関投資家はポジションが過大、今後、一時的に調整となる可能性有り

【FedWatch】

今後、期待金利下がりそう

【セクターローテーション】

今は停滞期→拡大期へ移るタイミング

【ETF取引額推移】

今は取引量はそこそこある状況

【FactSetのSP500レポート要約】

PERは上向き

主要指標
 業績スコアカード：2023年第4四半期（S&P500種構成企業の10%が実際の業績を報告）については、S&P500種構成企業の62%がEPSサプライズを、62%が売上高サプライズを報告している。
 収益の減少：2023年第4四半期のS&P 500の混合（前年同期比）減益率は-1.7%です。仮に-1.7%の場合、過去5四半期で4度目の前年同期比減益となる。
 業績修正：12月31日現在、S&P 500種構成企業の2023年第4四半期の推定（前年同期比）増益率は1.6%であった。本日、7つのセクターが12月31日時点に比べ減益となる（または減益が予想される）決算を発表しました。
 業績ガイダンス：2024年第1四半期について、S&P500種構成企業のうち5社がマイナスのEPSガイダンスを、3社がプラスのEPSガイダンスを発表しています。
 バリュエーション：S&P 500種構成企業の12ヶ月先PERは19.5。このPERは5年平均（18.9）、10年平均（17.6）を上回っている。