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僕は京大生、彼女は風俗嬢。それでも僕が彼女を恋人に選んだその理由とは。
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僕の大好きな彼女が帰ってきた
僕の大好きな彼女が帰ってきた。100万円を握りしめて。
僕の彼女は風俗で仕事をしている。彼女が今日は僕の家に泊まりたいっていうから、急いで部屋を掃除した。出町柳の近くに住む僕の家は1LDKのそんなに広くない、こぢんまりとしたマンション。
洗面台には彼女がいつも使ってる化粧水とかクレンジング類がある。僕は違うメンズ物を使っているから、切らしていないかもチェックする。疲れ果ててお風呂に入るのも面倒な時はメイク落としで拭くだけの時もある。すると僕のパジャマにほんのりピンクとかオレンジっぽいメイクが付着する。朝起きて髭を剃っている時にそれを見ると、なんだか幸せな気分になる。化粧品についているあのほんのりした香り、僕の彼女が今日も生きていて、僕のそばに居てくれている実感が一番湧く瞬間。
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