雷!

雷が好きっていうと・・・不謹慎?

昔から「雷が好きなんです。」っていうと、変人扱いされるか・・・雷がきっかけで亡くなった方がいるとか、雷が家に落ちて家が全焼した人がいるとか・・・不謹慎だよって指摘されるか・・・。二択しかなかったなぁ。もうね、一人で楽しむしかないよ。誰かと共有したいとも思わなくなった。

今日は久しぶりにドゴーンドゴーンと雷が鳴ってる。突然夕方4時頃から外が薄暗くなってきたなぁと思って電気をつけたのに、ゴロゴロゴロと序章が聞こえてきたので・・・

電気を消し、カーテンを開け窓際でバランスボールに座り、稲妻待ち

うちの窓から見える空は南の空。明るくなったり光ったりはするけど、稲妻が見えない。シャワーのような大雨が降ってきた。道路を走って移動する人間の様子を見たりしていたが稲妻を見たくて目を空に向けた。

都会で稲妻が見れるラッキーは滅多にない。何度かは見たことあったのだが、高層ビル群の隙間から見える稲妻は最高だ。

山で生まれ、山で育った幼少時代

今でこそ大都会に住んでいるのだが、基本田舎者である。アルコールが入ると標準語を話し、イントネーションが方言という・・・生まれも育ちもバレてしまうような状態になるのを恐れ、最近はコロナを理由にアルコールの席から遠のいた。

田舎の雷は格別だ。音がまた一段と大きい。破壊力もある。田舎ではあちこちに雷が落ちて地形が変わった場所がそのまま放置されていたりする。家に落ちて全焼というのはリアルに見知っているのだ。自分のさしている傘に反応して近くの大木に避雷針として落ち、命拾いしたという話も直接本人から聞いたりもした。それくらい雷が鳴り、よく落ちる地域だった。住んでいる時は大人達が雷の通り道と呼んでいるのも知っていた。

あれは小学校の時だ・・・雷が午後からずっと鳴り、大雨で学校から下校ができない。田舎すぎて通学路が長いという問題もある。傘があるとかないとかの話ではなく、周りになにもないところを子供が歩くのを危険だと判断し親が仕事から戻ってくる時間(夕方~夜)まで学校に滞在していた。ようやく自分の親が迎えに来てくれたが、長時間雷は収まらない。

あたしは・・・当時から雷が好きだったのでわくわくしていた。雷の音も光も大好きでリアウインドウに顔を向けて雷を見ていた。雷があたしが乗ってる車を追いかけてくるように見えた。その日は結局寝るまで雷は鳴り続けた。都会と違って、夜は外灯もないような真っ暗なところなので稲妻が美しく夜空に映えるのだ。

フォトジェニックな自然のパワー

自分なりに過去に見た稲妻の理想的な形や色は脳裏に焼き付いてはいるが・・・もう一度見たいと、都会に住んでからも雷を待っている。スマホを用意し、雷が鳴るといつでも撮影できるようにしているのだが・・・


なかなかね


今日の雷も思うように稲妻が見れず、いつの間にか雷ショーは終わっていた。

古川の水位が上がったそうだ。雨が落ち着き、雷が止まってからJアラートが放送された。

いつか、稲妻の写真が撮りたい

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