おじさん、さっきも電話してきたよね

筋トレにまたハマりつつある占い師です

おじさんからの電話がまた鳴り出しました。
元気そうだな・・・

内容は
目が悪くなってきた
医者に連れてってもらえない
職員長からお金はもうおじさんには使えないと言われた

など

施設勤務の経験がないので、よくわからないのですが・・・あくまでも想像です
あたしの経験上、というか記憶の中では生活保護を受けてる人の医療費は上限なんてなかったと思う。じゃあ、使えないと言ったお金は何のお金???
医療にかかるための移動手段は公的機関を使えば、生活保護費として請求できるが、たぶん車椅子利用のおじさんが公的な乗り物に乗るなんて、田舎では現実的ではないのだろうから、施設のバスを使って施設のスタッフと一緒に医者に行くスタイルなんだと思う(公的な乗り物使っていればスタッフの乗車代も請求できたよね)あくまでも乗車代のみ

そうなると、人件費と移動費(ガソリン代、車の整備費とでも言っておくか)が全て実費。おじさん負担のはず。

おじさんの話から、かなりの医者通いをしているので(定期的な診察であれば在宅医療なので通院はしないが、特殊な診療があるので2か月に一度は通院している・また毎月薬もらいをしてもらう)スタッフの人件費が他の入居者よりも多くかかる見込みなのだと思う

平日はスタッフの数は増やしているだろうが日曜などは30人ほどの入居者に対してスタッフが3人という話し。おじさんが通院する為に使われるスタッフの数が1人だとしても、そのために施設内での人数を補充しなければならないと思われる

そこからの、「お金はもうおじさんには使えない」になっているのか?

この施設では、突発的に病院に通う為の人件費などは全て込みにしているのだろう。つどつど請求ということもしていないから、もうお金を使えないという話になるのではないか?

生活保護を受けてる人の審査もあるだろうから、最低限度のお金しか持ち合わせておらず、自治体へ請求もしにくいのかもしれない

そういう裏の話をすっ飛ばして、おじさんはあたしに「先生~聞いてくれ、俺の目が見えない、カラオケしても見えてたものが暗くなってきた~」と訴えてくる

なだめて電話を切り
おじさんとの会話もすっかり忘れて、その日の夕方(というか昨日の話なんですけどね)

またおじさんから電話がきた

「俺、今日は一日明るく過ごせたよ。先生のおかげだ、ありがとう」

いや、あたしは何も・・・
おじさんの為になんて、何もできないんだけどね
電話だけ取れる時に取るよ

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