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風街オデッセイ~松本隆50周年ライヴ~③全曲紹介2/4


はい、私が勝手に松本隆50周年ライブについて語る回3回目、全曲紹介続きです。

前回は8曲目まででした。

さて、8曲終わりこのターンで、林立夫さんがDrで入ってきます。風街ばんどがより【パラシュート】のメンバーに近づきますね。

私は林立夫さんのドラムが大大大好きで良く観に行きますが、とにかく‛グルーヴ’がすごい!グルーヴってなんなの?と思う方は林立夫のドラムを聞けば説明は要らぬ!
身体が自然に楕円を描くようなノリ。

9曲目☆そばかすのある少女
10曲目☆砂の女
11曲目☆微熱少年
(鈴木茂&Dr.林立夫)

・3曲とも林&茂のコンビですね。
私はマイクを通さない声での林立夫さんの
「1.2.3!」のカウントの音を確かに聞きました。
途端にガラッとバンドの音色が変わりました。

林立夫によるグルーヴの乗っ取りです!!
ドラムでこんなにバンドの色が変わるの?!

とびっくりします。
普段はバンド内でリズムセクションが途中で変わることは滅多にないので気づきませんが、ドラムの個性って強いのですね(今更)

山木さんはかっちりキレイに、特に今回の様な企画ものにぴったりだと思いますが、

林立夫のグルーヴは楕円!!

演奏曲を聞いてみましょう。
次に出てくる小坂忠
‛ほうろう’矢野顕子ver

身体がやや後ろのめりにひっぱられる感!
わかります?楕円?!ジャストからややズレるのですね。

対して山木秀夫さんは打ち込みにも聞こえるようなかっちりした演奏スタイルです。
近年ではこんなものも。

くるり×サカナクション
‛バラの花+ネイティブダンサー’

デジタル感に乗る。
きっちりしておられます。

ドラムの味が全然違いますね。
一度で三度美味しい風街レジェンド。
(最後に松本隆さんが出られますので)

さらに茂さんの歌とギター。
特にギターはやや前のめりと言うか、
つんのめって転びそうな独特なリズム感です。かつスライドの音色!

この転びそうなリズム感は、ダニーコーチマーと言うギタリストに似ていると思うのですが、話が止まらないのでいつか好きなギタリスト特集で語りたいと思います。

林×茂…こうなりますね。
演奏曲‛そばかすのある少女’

う、美しい曲過ぎひん?!
これ聞きながら黄昏たい。ただただ美しい。

‛砂の女’

ギターがかっこ良すぎて卒倒!
こんなん、もう、あれですよ(語彙がない)

そんな二人+松任谷正隆+小原礼
による新人バンド【SKYE】が最近デビューしましたね。
観に行こうっと。

さて、次も私の大好物が真ん中の階段から登場。
もしかしたら、はっぴいえんどのボーカルだったかもしれない小坂忠さんです。
サインをもらいにタワレコに行ったなぁ…

12曲目☆しらけちまうぜ
13曲目☆流星都市
(小坂忠)

どちらも名盤【ほうろう】からです。
忠さん、とても顔色が悪かったのですが
なんと10月末に手術をされていたとのこと!
なのに、

声の通りが誰より凄かった!
第1声の声の抜け!
お歳70代、手術明けなのに!

私、第1声の声で、いや、もうこれはホンモノだと(いや、そうなんですが…)

小坂さんの曲は昔アルバムまるごとカバーをやったことがあります(Choで)
オリジナルは吉田美奈子さん、山下達郎さん、大貫妙子さんです。

風街ばんどのコーラスが本領発揮!

とにかく忠さんの声に馴染む美しく素晴らしいコーラスで、曲調によく合うロマンチックな演奏でした。
しらけちまうぜの本家に負けないファンキーなコーラス、
そして流星都市では、本家にはコーラスがないのですが、素晴らしいアレンジ!

以前、自分たちで勝手にコーラスアレンジをしたことがありましたが、こう来たか!と言う美しい和音でした。(そりゃそうなんですけどね、プロ中のプロですからね)
WOWOWで放映があるそうなので、
絶対にコピーしてやろうと思います。

‛流星都市’

う、美しい曲過ぎひん?!(2回目)

と言うわけで、
林立夫さん、鈴木茂さん、小坂忠さんに関しては、ただただ好きすぎて聞きすぎて、途中の記憶があまりありません。
ずっとグルーヴや歌にときめいて揺れながら聞いておりました。

あれ?

ちょっとこの辺りは愛が強すぎて長くなりました。30曲中半分も行ってない!
写真は、例の新人バンドSKYEタワレコ特典です。
もう、100歳過ぎるまでこの辺りの皆様には私をときめかせて欲しいのです。

…風街紹介シリーズ、勝手にまだまだ続きます…。

今宵の担当:シホ

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