今度はコオロギだって -気をつけよう、メディアが突然何か言い出すとき-
ダボスの怪物たち
まずはこんな動画を見てみましょう。
……ったく、ダボス連中は人を人と思ってないのだ。こんなことを公言するまでに図々しくなっている。
今度はコオロギだそうで……
日本はまだウダウダやっているが、「遺伝子製剤注射」作戦は世界的にはほぼ終了している。
これで少しは落ち着くのかと思いきや、何やらまたまた怪しげなプロパガンダが急速に展開している。
徳島の学校給食にコオロギ入りの……なんていうニュースが流れてきたのは昨年の11月のことだったが、あっという間に「コオロギ食」は全世界に広まっていた。
SDGsの一環なんだとか。CO2温暖化説と同じやり口だね。
コオロギは漢方薬の原材料のひとつらしいが、外皮には毒性があって妊婦は禁忌だとか。
最近では、人間の体内に酸化グラフェンを補給して、デジタルでコントロールするためだ、などという説も出ている。
NTTがそんなことをやっているとは知らなかった。
頃枠が出てきたときは、「怪しい」とは思ったものの、まさかここまでトンデモナイことを世界規模で展開するつもりだとは思わなかった。
しかしこの3年間で、自分が今までどれだけ平和惚けの生活をしていたのか、嫌というほど学ぶことになった。
3年前ならコオロギ食に対しても「なんだかな~」くらいで深く追究することはなかっただろう。しかし今は一見「まさかそんな……」と思えることであっても、「何でもありだからなあ」という気持ちで接している。
実際に、まさかそんなアホな、というようなことが、次々に起こっているのだものね。
で、いきなりグラフェンが、とか、電磁波が、という話に飛ぶ前に、従来の感覚でも理解できる範囲で(客観的、論理的に)考えてみよう。
まず、なぜ植物性タンパクとかではなく昆虫食、特に「コオロギ」なのかという違和感。
子どもの頃、イナゴは食わされた。甘辛く煮たやつ。決してうまいものではなかった。
昆虫食がいいものなら、とっくにもっと普及しているはずだ。農地をイナゴの大群が襲って壊滅的な被害を与える事例はいっぱいあるし、あれをせ~ので捕獲して食用に加工できればいいのにとは思っていた(いつどこで起きるか分からないから無理だろうけど)。
コオロギは以前から爬虫類ペットの餌用などに養殖されてきたが、繁殖に最適な温度は30℃前後で、21℃以下だとほとんど繁殖しないらしい。つまり、冬場のイチゴ栽培ハウスと同じで、養殖場をその温度に保つための熱エネルギーが必要となる。
次に、コオロギを人間が食用にしたときの栄養価のことを考えると、主にタンパク質の摂取ということになるだろう。現在のプロパガンダも、牛、豚、鶏の肉を食う代わりにコオロギを食べましょう、ということになっている。
100㌘あたりのタンパク質は牛や豚の肉の3倍あるというPRもされているが、コオロギ100㌘って一体どれだけの量になるのか? 調べたところ200匹前後らしい。ということはコオロギ70匹が獣肉100㌘と同等のタンパク質を提供するということだろうか。まあ、高タンパク食として成立するような気もするが……。
しかし、本物の(?)コオロギならまだしも、昆虫を大量に養殖する段階で、遺伝子組み換えやらヤバい薬剤やら、なんやかや使うだろうから、もはや台所の隅でコロコロ鳴いている虫とは別物になっているはずだ。信州の人がザザムシとか食うのとはわけが違う。
寄生虫問題というのもあるようで、カマキリの体内で孵化して水死させる例のハリガネムシの宿主でもある。
↑Y's CollectionさんのYouTube動画より
人間の体内でこうなるわけではないにしろ、気持ちのいいものではない。
……と、いろいろ考えていっても、なぜ今さらムキになって昆虫食を浸透させようとしているのか……違和感を感じないわけにはいかない。
これは「最低10年はかかるというものがなんで1年でできて、しかも巨額の税金を投入してまで国民に打たせまくろうとするのか?」という、あのときの違和感に通じる。
怪しいと感じたら、とにかく一歩引いて静観する。それが生き延びるための最低限の行動原理でしょ。
ところが、日本では「タピオカがブームだって」「わ~い」「あ、行列ができてる」「並ばなくっちゃ」……みたいなノリで、コオロギ食品ブームも簡単に作り上げられる。旗振りはまたもやテレビメディアだ。
今は「ええ~? コオロギ~?!」という反応をしている人たちも、メディアが旗を振ればすぐに「地球環境を守るために昆虫食を進めるのは必至」なんて論に絡め取られていくのが目に見えている。
さてさて、どうなっていくんだろう。
こんなご時世ですが、残りの人生、やれる限り何か意味のあることを残したいと思って執筆・創作活動を続けています。応援していただければこの上ない喜びです。