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BS番組表に見る日本の貧困

↑5月27日のBSとBS 4Kの番組表。
民放5局は、ほとんどが同じ番組を同時放送している。20年以上前のドラマを4Kで見る意味はないし、通販番組を4Kで見る意味もない。そもそも畳1畳以上あるような大画面じゃなければ、BS(2K)と4Kの差なんて分からない。
こんな貧乏くさいコンテンツで4K・8K放送を推進するとか言っている総務省も、甘えきっているテレビ局も、救いようがない。
地上波も含めて、テレビのリアルタイム放送は、ほぼ通販番組化している。クイズ番組やバラエティ的ロケ番組も、なんらかの広告(商業施設、商品)とタイアップしていないものはない。政府の広報化も凄まじい。
制作者が純粋に「作品」としてのテレビ番組に取り組める時代は終わったようだ。どんなにでかいテレビを売って、高精細だなんだという技術を喧伝したところで、肝心の放送内容はどんどん貧しくなっていく。予算が減らされるというだけでなく、精神が貧しくなってしまった。

こんな時代には、リアルタイム放送の番組もすべて録画しておき、自分で「オンデマンド化」して視聴するしかないだろう。視聴者としては、技術の進歩をそういう方向で使うしかない。

テレビはこの4年間で犯した大罪をなかったことにするのか?

話は変わって、2020年から加速したテレビの大罪(偽情報によるプロパガンダ)については、そろそろ大総括しておかなければならないと思うが、きちんと整理して振り返る動きはない。
まあ、ちょっと思い起こしただけでもどっと疲れるし、下手すると命を狙われかねないから、誰もやりたくないんだろうけれどね。
荒川央さんが、今も懸命に発信し続けている
打ってしまった8割超の人たちには、無視したいことかもしれないけれど、日本の将来を少しでも考えるなら、今からでもできることはあるはずだ。


こんなご時世ですが、残りの人生、やれる限り何か意味のあることを残したいと思って執筆・創作活動を続けています。応援していただければこの上ない喜びです。