マガジンのカバー画像

人生の「相対性理論」

58
理不尽な世の中で限りある人生を悲劇に終わらせずまっとうするための新発想処世術。
運営しているクリエイター

#人生哲学

人生の相対性理論(34) おわりに

 これが今の私が考える「人生の相対性理論」です。  この本をまとめようと思ったのは、なに…

Tanupack
3年前
4

人生の相対性理論(33)生と死の相対性

 多くの宗教的な霊肉二元論では、霊魂と肉体の他に、両者を組み合わせる意志としての「神」の…

Tanupack
3年前
2

人生の相対性理論(32)「心を持ったコンピュータ」というイメージモデル

 霊肉二元論は大昔からあって、宗教の形成にも深く関わってきました。  いろいろなイメージ…

Tanupack
3年前

人生の相対性理論(31)脳と「心」の相対性

 私自身は、「心」が脳だけで形成されるものだとは、どうしても思えません。  しかし、一卵…

Tanupack
3年前

人生の相対性理論(30)心=脳なのか? 一卵性双生児の謎

 さて、前置きが長くなりましたが、いよいよ「死」の絶対性を疑う、という大胆な挑戦に話を進…

Tanupack
3年前
3

人生の相対性理論(29)学習の相対性

 これと同じ息苦しさを、「フクシマ」以降活発になった「放射能論争」にも感じました。  セ…

Tanupack
3年前
1

人生の相対性理論(24)『愛するということ』の限界

 それでも「自己主義」「自己の幸福を基準点にする」といったことに対して抵抗感を覚えるかたは多いと思います。それはやはり、「愛」が欠けている思想ではないか、と。  多くの宗教は、形はいろいろであるにせよ「愛すること」の大切さを説きます。  小説や映画などでも、ラブストーリーというのは一種の安全牌というか、批判や否定を受け付けないようなところがあります。  私はこれを「愛の絶対化」と呼び、疑問を抱いています。  大学時代、倫理学や人間学といった授業でよく勧められた本に、エーリッ

人生の相対性理論(23)幸福感の基準点

 「自己主義」は、自分に利することになればどんなことをしてもいいという利己主義とは違うと…

Tanupack
3年前

人生の相対性理論(22)我思うゆえに我あり

§4 「自己中心思想」から始める 我思うゆえに我あり  なんだか話の内容が教条的というか…

Tanupack
3年前

人生の相対性理論(21)数ではない答え

「ひとりに向かって」頑張っても、その結果が何らかの実を結ぶのか、たったひとりであっても評…

Tanupack
3年前
1

人生の相対性理論(20)「一人に向かって」という生き方

 しかし、「人生死んだ後が勝負」という生き方は、ほとんどの人には受け入れられないでしょう…

Tanupack
3年前
1

人生の相対性理論(19)人生、死んだ後が勝負?

 中村方子さんはその後、国際的にも評価される仕事ができるようになりましたが、それは彼女が…

Tanupack
3年前
1

人生の相対性理論(18)理不尽な境遇にどう向き合うか

 個人がいくら努力しても社会を変えることはほとんど無理……という結論で終わってしまっては…

Tanupack
3年前
2

人生の相対性理論(17)社会は変えられるのか

 目の前にあるものが「絶対」ではなく「相対価値」であることを忘れてしまうと、社会全体が間違ったルールで絶対化されるおそれがある、ということについてはすでにお話ししました。  では、そうならないように、社会を個人が変えることはできるのでしょうか。  社会、あるいは時代の空気というものが一人一人の「マイルール」の集合体であるとすれば、一人一人が意識すれば社会や時代の空気を変えることができるのでしょうか。  一人では無理でも、意識を高めた人たちが集まっていけば、結果として社会は変わ