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人生の「相対性理論」

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理不尽な世の中で限りある人生を悲劇に終わらせずまっとうするための新発想処世術。
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#相対性理論

人生の相対性理論(34) おわりに

 これが今の私が考える「人生の相対性理論」です。  この本をまとめようと思ったのは、なに…

Tanupack
3年前
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人生の相対性理論(33)生と死の相対性

 多くの宗教的な霊肉二元論では、霊魂と肉体の他に、両者を組み合わせる意志としての「神」の…

Tanupack
3年前
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人生の相対性理論(29)学習の相対性

 これと同じ息苦しさを、「フクシマ」以降活発になった「放射能論争」にも感じました。  セ…

Tanupack
3年前
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人生の相対性理論(28)血液型人間学を楽しめない科学

 科学でこの世の森羅万象すべてを説明できるとする姿勢は、ともすると息苦しい生き方につなが…

Tanupack
3年前
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人生の相対性理論(27)犬の気持ち・カエルの性格

§5 生と死の相対性  ついに宗教の領域まで入り込んでしまいました。胡散臭いですか?  …

Tanupack
3年前
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人生の相対性理論(26)煩悩と苦悩の相対性

 しつこいようですが、自分の存在以外は絶対化できないのですから、愛の基本は「自己愛」です…

Tanupack
3年前

人生の相対性理論(17)社会は変えられるのか

 目の前にあるものが「絶対」ではなく「相対価値」であることを忘れてしまうと、社会全体が間違ったルールで絶対化されるおそれがある、ということについてはすでにお話ししました。  では、そうならないように、社会を個人が変えることはできるのでしょうか。  社会、あるいは時代の空気というものが一人一人の「マイルール」の集合体であるとすれば、一人一人が意識すれば社会や時代の空気を変えることができるのでしょうか。  一人では無理でも、意識を高めた人たちが集まっていけば、結果として社会は変わ

人生の相対性理論(16)「家族保守主義」の落とし穴

 今の日本が戦前の日本に似てきたと言われるようになってからすでにかなりの時間が経過しまし…

Tanupack
3年前
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人生の相対性理論(15)相対化不可能な社会という恐怖

相対化不可能な社会という恐怖  原発被災地域の住民は大変な問題を抱え込み、難しい決断を迫…

Tanupack
3年前
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人生の相対性理論(14) 不幸や不運を相対化する

§3 地域や人間関係との相対性 この話の最初に、人生という「時間」を相対化する、というこ…

Tanupack
3年前
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人生の相対性理論(13)夢と現実

「夢」も「現実」も絶対化してはいけない  地産地消とコストパフォーマンスの狭間で揺れ動く…

Tanupack
3年前
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人生の相対性理論(12)不合理に対抗する術

市場価格と固有価値の相対性  「自動車税種別割のグリーン化」については、どれだけ説明して…

Tanupack
3年前
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人生の相対性理論(11)言葉や概念を絶対化する危険性

言葉や概念を絶対化する危険性 「絶対」という言葉が入っていなくても、特定の言葉や概念を「…

Tanupack
3年前
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人生の相対性理論(10) 相対化が簡単にできない「フクシマ」の事例

 川内村はもともと極端な過疎の村で(千代田区の17倍の面積に家は1000戸足らず、人口は3000人以下)、スーパーも24時間コンビニもありませんでした。そこに外から除染の作業員がどっと流れ込んできたため、村の見かけの人口は3・11前より増えるという現象も起きました。  長い間閉まったままだった飲み屋が再開し、廃屋になっていた縫製工場は「ビジネスホテル」という名の除染作業員用宿舎に変わりました。  村長は他市町村に先がけて帰村宣言を出しましたが、戻って来た村民は多くはありません