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人生の「相対性理論」

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理不尽な世の中で限りある人生を悲劇に終わらせずまっとうするための新発想処世術。
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#生き方

人生の相対性理論(34) おわりに

 これが今の私が考える「人生の相対性理論」です。  この本をまとめようと思ったのは、なに…

Tanupack
3年前
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人生の相対性理論(33)生と死の相対性

 多くの宗教的な霊肉二元論では、霊魂と肉体の他に、両者を組み合わせる意志としての「神」の…

Tanupack
3年前
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人生の相対性理論(32)「心を持ったコンピュータ」というイメージモデル

 霊肉二元論は大昔からあって、宗教の形成にも深く関わってきました。  いろいろなイメージ…

Tanupack
3年前

人生の相対性理論(31)脳と「心」の相対性

 私自身は、「心」が脳だけで形成されるものだとは、どうしても思えません。  しかし、一卵…

Tanupack
3年前

人生の相対性理論(30)心=脳なのか? 一卵性双生児の謎

 さて、前置きが長くなりましたが、いよいよ「死」の絶対性を疑う、という大胆な挑戦に話を進…

Tanupack
3年前
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人生の相対性理論(29)学習の相対性

 これと同じ息苦しさを、「フクシマ」以降活発になった「放射能論争」にも感じました。  セ…

Tanupack
3年前
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人生の相対性理論(22)我思うゆえに我あり

§4 「自己中心思想」から始める 我思うゆえに我あり  なんだか話の内容が教条的というか、きれいごとになってきたんじゃないか、と感じているかたもいるかと思います。  では、ここでまた少し視点を変えてみましょう。  世の中に絶対的なものなどほとんどないということはすでに述べましたが、ひとつだけ間違いなくあるとすれば、それは「自己」です。 「我思うゆえに我あり」の「我」。  個人と社会の相対性ということも述べてきましたが、どちらかを基準点に選ぶとすれば、間違いなく「個人」です

人生の相対性理論(21)数ではない答え

「ひとりに向かって」頑張っても、その結果が何らかの実を結ぶのか、たったひとりであっても評…

Tanupack
3年前
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人生の相対性理論(20)「一人に向かって」という生き方

 しかし、「人生死んだ後が勝負」という生き方は、ほとんどの人には受け入れられないでしょう…

Tanupack
3年前
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人生の相対性理論(19)人生、死んだ後が勝負?

 中村方子さんはその後、国際的にも評価される仕事ができるようになりましたが、それは彼女が…

Tanupack
3年前
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人生の相対性理論(18)理不尽な境遇にどう向き合うか

 個人がいくら努力しても社会を変えることはほとんど無理……という結論で終わってしまっては…

Tanupack
3年前
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人生の相対性理論(17)社会は変えられるのか

 目の前にあるものが「絶対」ではなく「相対価値」であることを忘れてしまうと、社会全体が間…

Tanupack
3年前
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人生の相対性理論(16)「家族保守主義」の落とし穴

 今の日本が戦前の日本に似てきたと言われるようになってからすでにかなりの時間が経過しまし…

Tanupack
3年前
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人生の相対性理論(15)相対化不可能な社会という恐怖

相対化不可能な社会という恐怖  原発被災地域の住民は大変な問題を抱え込み、難しい決断を迫られましたが、少なくとも自分の意志で自分の生き方を選べました。  小さなコミュニティがさらに小さく弱くなっても、与えられた復興住宅に継続して今までのコミュニティを築こうとした人たち。彼らにしても、そのコミュニティを「絶対化」したとまではいえません。  新天地に出ていけば新しい地域社会との関係を構築しなければならない。一方、コミュニティが小さくなってもそこに残れば今までの隣人たちと一緒にいら