人生の相対性理論(15)相対化不可能な社会という恐怖
相対化不可能な社会という恐怖
原発被災地域の住民は大変な問題を抱え込み、難しい決断を迫られましたが、少なくとも自分の意志で自分の生き方を選べました。
小さなコミュニティがさらに小さく弱くなっても、与えられた復興住宅に継続して今までのコミュニティを築こうとした人たち。彼らにしても、そのコミュニティを「絶対化」したとまではいえません。
新天地に出ていけば新しい地域社会との関係を構築しなければならない。一方、コミュニティが小さくなってもそこに残れば今までの隣人たちと一緒にいら