#12 迷夢

「どこからでもどうぞ」と
2本足で立つ白うさぎ
自分の中でのラッキーナンバー"3"
3番目の入り口へと向かう
「ここは一体どこ？」と
聞いても誰も答えない
進むしかないとため息ついて
足を踏み入れた白い世界

一歩進めば花が咲き
穴ぼこだらけの白いカベ
来た道水玉模様のピンク色
緑の芝生に黄色いアヒル
目の回るような不思議中

何かを呟けば
空気は空色に染まって
歌は虹になっていく
自分で一歩踏み出せば
変わってゆく迷路のように
さぁ　ここはどこなんて
考えてないで進もうじゃないか

「どちらへ行きますか」と
赤いリボンをつけたネコ
目を瞑って光った方へ！！
右の扉の前へと向かう
「あなたは誰なの？」と
聞いても誰も答えない
知りたいと思うようになったのは
いつからだっただろう

ぐるぐる渦巻くトンネル
傘をさして飛んでゆけ
風船を掴んで浮かんだ女の子
挨拶交わしてプカプカと
雲と一緒に不思議中

何かを笑えば
一緒に笑ってくれるけど
何かを想うのは自分の中だけで
気持ちは大きくなっていく
変わってゆく迷路のように
さぁ　あなたは誰なんて
聞かなくたって　わかるじゃないか

夢が覚めたら会いに行こう
この夢が覚めたら。

あなたに...。

Lyrics by.  Tanuma Yuruto