暖冬なのに懐は寒い。サマンサタバサ
サマンサタバサジャパンリミテッドは12月12日、従業員に対する冬季賞与を不支給とすると発表しました。同社は現在、業績向上を掲げ、2024年2月期において全方位的な構造改革(リボーン計画)に着手し、着実に実行してきたが、全社的には厳しい業績となっておりこうした状況を鑑み、手元流動性の確保を経営の最優先課題と認識し、2023年12月に支給する予定であった賞与を支給しないことを決定したという事です。
よく経営幹部にはボーナスを支払わないというケースはありますが、一般社員まで支払わないというのは少々酷いかなと・・・。これはよっぽどの緊急事態なのでしょう。
ただボーナスというのはあくまで福利厚生に近い扱いなんで、企業側に支払い義務はありません。なのでFPの視点的には住宅ローンにがっつり充ててたりするのはリスクだと思います。ローンと言い換えてますが結局「借金」なので、返済滞ると貸主は容赦ないですからね・・・。
サマンサタバサの経営数値としては同日、2024年2月期通期連結業績予想を下方修正し、売上高236億4000万円(前回予想比9.5%減)、営業損失10億5000万円(前回予想は4億3000万円の営業利益)、経常損失14億6600万円(2億4100万円の経常利益)、親会社株主に帰属する当期純損失11億4000万円(3億2600万円の当期利益)としました。
広報いわく「暖冬の影響等で見込んでいた客の来店数が全体として大きく下回る結果となり、計画の約8割程度にとどまる見通しとなった」
ということですが、あなたの会社は季節性の低い鞄分野ですよね・・・?暖冬が不振とかありえないでしょう。
元々、創業者は派手な生業をされているのを知っているので、なんとも言えない気持ちでいっぱいですが・・・従業員はお気の毒ですよね。
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