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気まぐれエッセイ 「日々、」#3

冬だなと思う。春は消えてしまったのかなと思う。

そういえば、午前中のうちにやること片付けたくて犬の散歩が遅くなってしまった。

なぜ遅れたのかというと僕はノーコーディングながらも仕事とかでWebサイトを作るのだがそれについての手順とか、全部感覚だけでやってきたのでちゃんとWordかなんかに書き出そうと思ってマニュアル化したのである。

これで作業の中で何か抜けたりはないだろうし、完成してみたら逆に今までよくマニュアルなしにやったなおい大丈夫か。と思ってしまうのである。
というのも書いてみてわかったのだがちゃんと大きなミスなくこなしているし、その辺は褒め称えたいのだが。やっぱり昔から「勉強ノートが苦手」というのはある。

僕は授業中やたらとノートをとるときに首を上下する。赤べこ以上のヘドバンでノートをとるのである。何やってんだと小学生時代に先生に指摘されたのだが、僕は板書を写していただけなので「はあ?」という声が出た。
その時先生や周りの席の友達と話して初めて気づいたのだが僕は1文字単位で記憶し、ノートに書き写していた。他の人は単語とか文章ごとに記憶していたのである。

ほおおおみんなすげえ。なんて思ったがそりゃもちろん僕のノートを書き写す効率はものすごく悪いしそうなると小中の間は語学系の国語や英語、ついでに社会は全滅である。逆に数字には強かったので理数はめちゃくちゃ点数が良かった。そのおかげで普通高校は難しかったものの工業高校には入ることができてしまったのである。

しかし計算ができれば理数は解決というわけではなかったらしく、言葉の理解力がないといくら計算が解けてもやっていけない。高校時代の成績は最初だけよくその後ぐーんと下がっていき3年目は馴染めないクラスのストレスで鬱になって不登校で家で引きこもってGoogleアートで美術館巡り、映画鑑賞、家庭訪問の対応に励んでいた。今でもその経験は地味に生きている。

もしもその時、写真以外の芸術に触れる時間がなかったら僕は多分ただただ得意分野のない人だっただろうと思う。

そんな僕は十九歳になってから「自閉スペクトラム症」という発達障害の診断を受け、なんだ今更かと思ってしまうが美術館が無料になる。

そんな昔話だったが。今日はバレンタインであった。
チョコはうまいねえ。

岳さん

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