コンビニで少しだけストレスを感じた話 〜レジ袋いりますか〜
レジ袋有料化が打ち出されて早半年。
買い物の際、「レジ袋いりますか」のやり取りにもずいぶんと慣れてきました。
環境には申し訳ないのですが、ぼくはレジ袋がほしい人間ですので、店員さん側から聞かれない場合は自分から「ください」と言います。
むしろ店員さんが聞く前に食い気味で自分から求めるようにまでなりました。差し出がましいですね。
そんな世の中が当たり前になってきましたが、最近よくいくコンビニで、レジ袋をめぐって少しだけストレスを感じる出来事がありました。
そう、今回は単なるしょうもない愚痴になってしまいますが、もしよろしければお付き合いください。
ぼくは毎朝、通勤時に職場の最寄り駅前のコンビニに寄ります。その日の朝食と昼食を買うためです。
仕事の日の朝は、心を無にしていたい人間です。ただでさえ行きたくない仕事の前なのに、そのうえ要らぬストレスなんて感じたくありません。
コンビニの買い物ひとつとっても、考えることを放棄して買う商品はいつも同じ、コンビニ内のルートもできる限り最短で、効率よくまわります。
レジでもそのスタンスは同じです。店員さんとの会話はできるだけ最小限にとどめたい。
実は少し前まで違うコンビニを利用していたのですが、そこの店員さんは、ポイントカードの有無やらアプリの宣伝やらスプーンとフォークどっちにするかやら、事あるごとに話しかけてくるので、ストレスを感じてしまいあまり利用しなくなりました。
というか、スプーンとフォークどちらかを選ぶ状況ってなんだ、どちらを使うか選べる食べ物ってなんだよ、と今でも思います。
(その店員さん側からしたら厚意でやってくれてると思うので、申し訳ないのですが、仕事の日の朝はとてつもなく心が狭い人間になることをどうか見逃してほしい)
そういう点では、最近利用しているコンビニの店員さんとのやり取りはストレスを感じることは少なく、利用しやすいと感じていました。そう、最近までは。
ある日いつも通りレジに向かうと、店員さんに「レジ袋どうされますか」と聞かれました。
ぼくは「お願いします」と答えました。
店員さんはそれに対して軽く受け答えした後、商品のバーコードを読みとっていきます。合計金額が出たので、ぼくはそれを支払おうとしました。
その時点で少し不安だったのですが、商品はレジの台に並んだまま、袋に詰めてもらえる雰囲気はいっさいありません。
支払いも完了しました。それでも袋には詰められない、お互いの間にはただただ沈黙、、
「あのレジ袋お願いできますか、、?」
我慢できずにぼくが言いました。
するとその店員さんは、
「あ、必要だったんですね!不要かと思いました〜」と。
その後、レジ袋の料金を払い、無事商品を詰めてもらい、コンビニをあとにしたのですが、ぼくはなんだかモヤモヤしていました。
「必要」?「不要」?もしかして、、
次の日、またしてもその店員さんにあたりました。
「レジ袋どうされますか」また聞かれました。
ぼくは前の日よりも少し大きな声で「お願いします」と言いました。
するとその店員さんは「必要ですね」と返しました。
やっぱり。この店員さん、レジ袋いるいらないを「必要」「不要」と分けて言うタイプだ、そういえば前の日もそんな言い方をしてたな、と。
言い方は自由ですしそれ自体にどうこう言いたいわけではないのですが、いかんせんその「必要」「不要」の聞き分けが難しすぎる。
その前の日も店員さんからしたら「(レジ袋)不要ですね」と答えていたのだが、ぼくには「(レジ袋)必要ですね」と聞こえていました。ビニールカーテンを挟んでやり取りしているからなおさら聞き取りづらいのです。
これがね、細かいようですごくストレスを感じるのです。
ぼくの側からしても「必要」「不要」がうまく聞き取れないので、ぼくのレジ袋がほしいという意志がしっかり伝わっているかは、支払いが終わってレジ袋に詰めてくれるかどうか最後まで分からない状態。
かといって、店員さんがそのどちらかを答えたタイミングで「レジ袋くれますよね」と再度自分の意志を念押しできるほど強い人間でもありません。
もう、言うなれば、レジ袋「必要」「不要」ガチャ状態に陥りました。
それからしばらくは、その店員さんにあたるたび、そんな小さなストレスを積み、ガチャを待つ日々でした。
でもある日、こんな小さなストレス馬鹿らしいなと思い、「レジ袋どうされますか」と聞かれたら、こう答えるようにしました。
「『ひつ』ようです!」
ん、なんか、ぼくいやな感じ、、?笑
でも少しでもストレスを減らすためです。そのために店員さん側の表現の仕方に寄り添うように決心しました。
仕事の日の朝のぼくの心は、まじでミジンコばりに小さいので、それだけは許してほしい。
ということで、最近よくいくコンビニですこーしだけストレスを感じている、というただの愚痴でした。
おわり
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