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2024京王杯SC

こんにちは。
京王杯SCはおととしに◎メイケイエールで3連単取ったレースです。
(110倍くらいで割と固めのレースでしたが)

かといって相性のいいレースとは微塵も感じていないので、
挑戦者の気持ちでとりに行きたいです。

レースの印象としては、

・やたらとロードカナロア産駒が最近来る。
・高松宮記念組が馬券にからむ割とスプリント質高めのレース。
・馬場がよければ三分どころに出した持続的末脚を持つ差し馬が来る。

みたいな感じです。持続的というと基礎的スピードを持つということです。

東京は馬場がよければ基本的には内前を立ち回るほうがいいですから、逃げ先行馬はラチ沿いから1~2頭分開けて走ると思います。それは当日のトラックバイアスにもよりますが、馬群を縫って内を差すのは難しいです。

それこそNHKマイルのようなごちゃ付きが発生して非常に危険です。

なので多少の距離ロスはあれど馬群の外目に張っていたほうが力は発揮しやすいと思います。

 それらを踏まえた上で全頭に対する個人的な評価を述べていきます。

1枠1番 トウシンマカオ
 この枠は函館SSを思い出す。この馬の持ち味は大きいストライド走法を生かした末脚なので、小足をきかせるのは得意ではない。それでもコーナー半径も大きく直線コース幅が大きい東京競馬場ではそこまでマイナスにはならない要素。先行ポジションをとることができれば壁で我慢をきかせて抜け出すということは考えられる。出遅れ以外は外にわざわざポジションをとる必要はない。

2枠2番 リュミエールノワル
 持ち味は先行ポジションを取りきる力。2勝クラスまでは楽に先行しインを立ち回る。コースバイアスにのっとった競馬で大きく評価はできない。3勝クラスは東京1400でしかも16番。外枠だったが2番手を確保。しっかりとポジションをとり2番手から持続的な脚を使い完封。鞍上との手も合いそう。しかしながらOP初戦でオッズも人気しており馬券的な妙味はあまり感じない。3勝クラスのメンバーも疑問でこの人気なら軸にはしにくい。

2枠3番 ソーヴァリアント
 1400mへの対応がカギ。展開に恵まれないこともあるが、不可解な凡走もあり、メンタルが結構ナーバスな馬なのかもしれない。キレる馬ではなく先行押し切りが望ましい。外枠ならまだしも内枠に入ってしまうとポジションを取りきらなければ切れ負けしてしまう。前回マイルを経験したのが発奮材料となるか。

3枠4番 レッドモンレーヴ
 去年の覇者。キレる脚をもっており、一番このレースには合う。進路どりさえ間違えなければ。東京マイルの持ち時計も十分で、後半の脚は確か。勝ち切るのであれば中団外目が理想。

3枠5番 クリノガウディー
 調教では遜色なく動けている感じ。あとはレース慣れだと思うが。もともとマイルでもかかってしまう前進気勢。なかなかメンタル的に一回崩れてしまうと立て直すのは至難。その替わりかみ合った時には勝ち切るだけのポテンシャルはある。その潜在能力にかけるのもアリではある。なんといっても高松宮記念1着入線(仮に斜行がなくとも馬券には絡んでいたと思う)なのだから。

4枠6番 プルパレイ
  個人的には新潟が合うイメージ。東京だと少しダッシュ力に欠けるし、阪神や中山だと坂を上るパワーに乏しい。新潟のようなダラダラ直線でこそ。

4枠7番 グランデマーレ
 ロードカナロア産駒なのだがこの馬も新潟の方が良さそうな気はしている。プルパレイと比べれば、掻き込みは力強いのである程度の時計には対応できるだろう。好位を走るもキレ負けしてギリ掲示板に乗るかどうかというイメージ。

5枠8番 アネゴハダ 
 反応速度が良く、仕掛けに反応できる。この特性ならば内枠が良かった。ピッチ走法で加速力はある分、前目のポジションについて溜めたい。
 スプリント重賞では馬券に絡んだことはあるがそれも3歳の時。復活を期す。

5枠9番 ダノンスコーピオン
 古馬になって以降は、気難しさが前面にでるようになり苦労している。この馬も新潟向きの脚。差し切るトップスピードは持ち合わせていない。
 この馬のキーポイントは福永厩舎に移ってからの調教過程で、師が実際に感触を確かめながらの調教。今回に関しては無下に仕掛けることなく馬なりでの調教が多かった。実際過去と比べて口向きの悪さはそこまで前面に出ておらず、精神面に関しては期待できそう。ガス抜き効果はありそう。
 あとは能力の問題で、NHKマイルの覇者とはいえその時のメンバーの低調さを見るとよくて3着。

6枠10番 ロードマックス
 メンバー自体は去年より低調なものの、基本的に能力が足りていない。唯一のOP勝ちもレベル的には準OP。脚質も後方となると厳しい。

6枠11番 スズハローム
 前走は内を差してきたブリュットミレジメを大外から差し切る強い競馬を見せた。まあバテ差しの展開が向いたともいえるが。この馬はおそらくコース形態を利用した加速でその惰性で押し切る方が良く、阪神・京都での良績もうなづける。東京となると最後の直線で下りなどはなく、自身の身体能力によるスピードが必須。メンバーレベルも上がるため様子見。

7枠12番 メイショウチタン
 できることならば少し馬場が荒れてくれた方が差は縮まる。同じ舞台の東京1400ではよく馬券に絡んでいる。東京1400巧者でペースさえ握れば。

7枠13番 ダディーズビビッド
 中京で良績の多い中京功者。瞬発力よりは好位で押し切る形が望ましい。師が末脚を武器にするタイプと昔言及していたが、現在は好位に位置をとる競馬が良いと思う。

8枠14番 バルサムノート
 父モーリスに母父ダイワメジャーといういかにも前目で押し切った方が特性の出そうな構成。少し荒れ馬場の方が持ち味は生きる。しかしながら外枠というのがどうか。先行ポジションをとるには負荷の高い枠。

8枠15番 ウインマーベル
 いったん抜かれそうなところを抜き返させない根性。大きく勝つわけではないが勝ち切る。タイマン勝負に強く、中団外目から併せ馬で上がっていけば去年の再現も可能。

気配が変わったという意味でダノンスコーピオンに注目したいと思います。


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