【ダブルクロス】〇〇太郎さん(6月例会レポート)

 2023年6/25に生野区のTRPGサークルF.I.N(@TRPGcircleFIN)にてダブルクロス3rdのGMを勤めさせていただきました

 PLは3人でした。4人想定でだいたい作っているので3人だとちとハンドアウトを弄る必要があった結果、PC③とPC④のロールが合体して霧谷からの指令の直後にプランナーが現れる豪華抱き合わせセットになってしまいました。

シナリオ紹介

今回プレイしたシナリオは公式サンプルシナリオのガワを入れ替えて弄ったシナリオ「The devour」でした。
なんとこのシナリオ、今まで回した回数がオンライン1回オフライン4回(うちF.I.N3回)というヘビロテシナリオになってしまってます。でも3人プレイは初だったの。

PC紹介

▼“灼熱の槍術士(ブレイズランサー)”迫水セツナ(さこみず・せつな)

UGNチルドレンなのに何故かカヴァーがフリーターという謎の男。モルフェウス/サラマンダーのクロスブリード……ってかぶっちゃけ2巻の紅蓮の刃くん。
他2人のダイスが走りすぎててミドルではちょっと不遇だったけどやっぱ装甲貫通は一人欲しいよね。

▼“ウォッチユー”後笈修司(あとおい・しゅうじ)

元R担刑事のUGNエージェントのおじ様。オルクス/エンハィのクロスブリードでコンセ3なのを活かしてミドルでもバリバリ活躍する……のだが、ライバルのFHマーセナリーの筋肉モリモリマッチョマンのバトルマニアへの感情がP純愛N偏愛というとても危険な男。

▼“巨人の槌(ギガントマレット)”久遠寺柚那(くおんじ・ゆうな)

UGNチルドレンだけど支部長。まあ全滅支部長とかも中学生だし別にいいよね!バロールのピュアブリードでお約束の時の棺も完備。ってかこの3人の中で唯一の侵蝕制限エフェクト持ち。エフェクトを絞ってるので火力が高い。そして彼女もコンセ3。

The devour

既に5回やってるとは言えネタバレなので一応スクロールの先に








PC③の柚那の元に霧谷から水族館の跡地にジャームが出現してFHがそれを実験体にしようと捕獲作戦を試みているので阻止を頼まれます。そして通信が終わったらなんとプランナーがいきなり出現、ジャームの正体がレネゲイドビーイングで生まれつきジャーム、なおかつウロボロスなので消去して欲しいと依頼してきます。実は言いそびれていたのですが、ウロボロスとして生まれたのはこのジャームの「ありよう」が故に避けられないことだそうで……詳細が明らかになるのはもう少し先のことです。

PC②の修司の目の前にはかつての同僚を殺した憎いはずの仇、でも純愛/偏愛のマッチョ野郎が現れます……が、満身創痍で死に際に「俺を殺した奴を殺せばはっきりどっちが上かわかるだろう」と言い遺されます。そして、彼の不可解な死に方もまた、事件の根幹に関わっていて―――

PC①のセツナは表の知り合いの与那原公子(よなばる・きみこ)と出会います。彼女はペット(本人曰く家族)が多くしかも前に働いていた水族館が崩壊して金欠だと零しています。ペットにご飯を分けてもらうことすらある彼女と別れた後、任務に呼ばれたところに公子から「水族館跡地にいるけどここ、何かやばい!」と電話がかかってきて情報収集どころでなく向かうことになります。


5回もプレイしていると色々な視点が出てくるもので、今回は何故か生きてて何故か落し物のスマホを拾って電話をかけてきた公子が怪しいかも、ジャームはRBだから支配型だったら……という意見が初めて出ました。こういう展開は考えてすらいなかったので新鮮ですね。
まあ、結局そんなことないかーで話は終わったのですが公子は目標値9の〈知覚〉判定を要求されてもすんなりクリアするわ、何故かセツナが判定失敗したはずなのにダイスが10になるわと怪しいことが起きたのもまた事実で……

壊滅したFHの部隊の生き残りを拾って奥に残された情報端末目当てに元は従業員の休憩室に向かった一行、本棚を漁る公子は一冊の本を手にしてかつての同僚に電話をします。
公子「忘れ物の本、あったよ。宿命ってタイトル。えーと、作者がなんとか太郎で」
柚那「すたみな太郎?」
GM「もうちょっと真面目な太郎です」
萩原朔太郎の実在の詩集です。この中に掲載されている一篇の誌がキーになっていて……

いつも私がダブルクロスのGMをやると時間ギリギリになってしまうので、今回はスタート時間を早めてなおかつ3人でリカバーも効きにくいというのを鑑み情報項目の削減やシーンの圧縮で時短を目論み、更にボスも完全獣化持ちで回避ダイスが多かったのを暴走していることにした結果……2時間余ってしまいました。この辺のタイムキーピングは今後の課題です。……時間足りないよりはいいもん(言い訳)

事件が終わって事後処理に走る者、ライバルの喪失に虚無感を抱く者、表の知り合いに何事もなかったかのように接する者とそれぞれの道を歩んでいるところに公子のとんでもない秘密が明らかになり―――と言うところでそこそこ大団円で終了しました。
なお、今までプレイしてきた中で2回、ミドルの出目の爆発で秘密が明らかになった状態でスタートして皆が公子を生暖かい目で見守るパターンがありました。目標値あるけど開示しなかったのをなんでそんな平目で出すのよぅ皆。

ということで何度やっても完全に同じパターンにならないのはGMとしてもとても楽しめました。PLの皆様ありがとうございました!
あと新シナリオ温存出来てラッキー

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