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古民家を買って直して〇〇〇万~数字のリアル

ぶっちゃけ、どれくらいかかったか、どう思っているか、ざっくばらんに書きますので、興味のある方参考にしてください。

土地代と建物代で1200万

畑と宅地と合わせて土地代は900万
建物のうち、築20年の住宅は300万、古民家はなんとゼロ円
でも、一番かかったのは、ゼロ円の古民家改修費用!

古民家の改修の難しいところは、実際に床や壁や天井を引っ剥がしてみるまで、いくらかかるかわからないところです。と、頭ではわかっていたけど・・・ざっくりと内訳ですが

補修費用が400万

築86年って漠然と思ってたけど、床下を見てまずは基礎にびっくり。漬物に使うような丸い石に柱が乗っている!だから?そもそも床が水平ではない!土台が腐食している箇所もあるし、屋根も雨漏りしている。壁も結構隙間だらけだぞ!
これらを補修する費用はざっと400万

改善費用は700万

宿にして泊まっていただくわけだから、耐震性の補強も必要。震度6で人命が守られるように!そういう気持ちで耐震補強をお願いしました。それに86年前の建物ですから、電気も水道もやばいです。トイレも汲み取りだし、断熱材もないから北海道の冬は厳しいです。でも、昔は住んでいたんですよね。でも、お宿ですから。耐震補強と断熱、インフラ整備にかかったお金は700万

ワクワク費用は300万

風呂とテラス、ウッドデッキにワクワクを盛り込みました。湯船から果樹畑を眺めます。テラスから見る景色は幸せな気持ちになります。自分と家族と滞在者がワクワクして暮すために、300万の贅沢を!

内装工事費用と家具備品で200万くらいかな!(未定)

自分がワクワク暮らせるように、内装や家具備品は友人の天才君にお手伝いいただきDIYで。凝りに凝って、家具も含めて多分200万くらい。

というわけで、総額は2800万。で、諸経費入れるともうちょっとかかったかな。2800万というと札幌で新築の一戸建てが買えるくくらいでしょか。正直金額をまとめてみると、ちょっとドキドキします。

ゲストハウスを事業と考えるなら、絶対にアカン事業だと思う。

ゲストハウスが目的なら、築30~40年くらいの空き家を買って(借りて)お金を掛けずに知恵を絞ったほうが絶対良いです。道東の知り合いの方は100万ちょっとで開業して、それもとっても素敵にね。今更だけど、もっとお金のかからないチョイスって出来た気がする・・・
でも、やっぱり、やってよかったな!というのが本音

札幌で新築一戸建て買うより幸せな気がする

今回の古民家は、本当に美しいです。この建物を直して住めることって僕の人生にとってすごい価値だと思う。宿として提供できることって誇らしい仕事だと思う。この建物を次世代に残せることは幸せだとも思う。

都市で2800万で庭付き一戸建てで暮らすこと。それと同じ対価を田舎に投じたら、1000㎡の宅地と2棟の建物、2個の納屋、そして4000㎡の畑には食べきれないほどの果樹が並んでいる。都市に住むことと田舎に住むことと人それぞれの好き好きだと思うけど、僕は圧倒的に田舎の暮らしに魅力と可能性を感じるのです。だって、自分の人生の空想が膨らむから。何処でどのように暮らすかで人生は変わる。

今月からは内装工事を始めよう❗友人に手伝ってもらって自分達の手で。そんな経験出来るなんて以前なら想像できなかった。この建物は、僕がこの世を去った後もここに残って次の世代に引き継がれていくだろうな。

工事の進捗や、実際に住んでみた感想もボチボチ発信しますね~


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