見出し画像

アルファフライ3 レビュー

お久しぶりです。大学で陸上部に所属している、いわば競技レベルで長距離を走っている者です笑

今回は私のレースシューズでもあったヴェイパーフライネクスト%1がヘタってきた中、ダメ元の抽選で見事に当てる事が出来たアルファフライ3について実際に履いてみて、レビューをして行きたいと思います。

履いてきたレースシューズとしてはヴェイパーフライネクスト%1だけなので、前作のアルファフライ2やヴェイパーフライ3との比較は出来ませんが、それは他のレビュアーの方がやっています。私が今回行うレビューは単純なアルファフライ3を履いた感想とどう使いこなせばいいのかなどのアルファフライ3単体を深掘りしたレビューです。ぜひ最後までご覧くださいね🙇‍♂️

まず結論として言わせて頂くと、間違いなく今あるレースシューズの中で反発×安定感の数値が高いのはこのアルファフライ3だと言えるでしょう。

前作からの変更点は諸々ありますが、履いた感覚としてまず履きやすく、前足部の締め付けが無くストレス無く履けます。特にアッパーがアトムニット3とアップデートが行われており、今までのアトムニットの硬さ故の「パキッ」とした固い履き心地では無く、ジョグシューズの様な素材感で履く事が出来ます。この時点で履き心地は満点💯

次に軽く走ってみた感想ですが、とにかく反発力が高い。にも関わらずあまりエアポッドを意識した接地をせずとも中足部から前足部のどっかで着けば〜ぐらいの感覚でしっかりとした跳ね返りを実感できます。ここは今までの前足部で走らないと…っていうデメリットは解消されているでしょう。5km15分00秒で走った練習の時にもアルファフライ3を履きましたが、フラット接地でもこのシューズは確実に扱えるでしょう。それくらい疲れで接地が中足部ど真ん中になっても走れるシューズです。
またしっかりとエアポッドでの反発を感じるので、走ってる時の感覚が分かりやすいです。

ただ、踵接地では確実に無理です🙅
それは確信を持って言えるくらい無理でした笑
私はとんでもないほどレース中打ち上がったら踵接地になります。(後、大が出そうで我慢してる時の接地も笑)
その時と同じ感覚で踵接地したところ全く反発もなければ安定感もない。シューズを平面に置いた時に、踵側が若干浮いているせいもあり、これは踵接地には不向きですね。もっと深く言えば、若干前傾気味で走ってるランナーじゃないと難しいと感じてます。結構このシューズはだいぶ真上の反発なので、ある程度の前傾を保たないとシューズの反発は最大限貰えないでしょう。
まとめると…

・前足部接地×前傾気味=◎
・中足部接地×前傾気味=○
・前足部接地×後傾気味=○
・中足部接地×後傾気味=×
・踵接地=×

って感じで、○以上のランニングフォームなら買った方がいいでしょう。

後もう一つデメリットがあるとすれば、カーブが非常に曲がりにくい笑
たぶんエアポッドはある程度垂直の衝撃じゃないと反発が来ない気がします。なので、カーブ時のエアポッドはあんまり機能せず、ただの板みたい(過剰表現すぎますけど笑)になり、それプラスズームxの不安定気味な柔らかさが相まってカーブしにくいです…
ただのカーブでもやりにくいのに、これ折り返しだったらどうなんですかね…??笑

まぁでも、前作の様な足が疲れたら使えないレビューだらけのシューズからは確実にアップデートされてます。私はレースは前足部接地から始まり、垂れない限りは中足部接地でハーフマラソンは走れますので、アルファフライ3を使いこなせたままハーフマラソンは完走できるでしょう。

最後に総括すると…
・安定感×反発の数値は全シューズで1番
・前足部,中足部接地×前傾気味で走り切れる距離なら使いこなせる
・そもそもの履き心地は良い◎
・カーブがすごい曲がりにくい…
・踵接地が使いこなせるシューズにはさすがにならず

前作アルファフライ2やヴェイパーフライ3のレビューを見ると、まだアップデート出来るなぁって感じがしますが、今回のアルファフライ3はアップデート出来るとこ無さそうな程完成していると思います。なので、カーブが…踵接地が…それらが改善されたアルファフライは今後も登場しないと思うので、それらを含めて検討してみて下さい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?