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だれにも傍に天使がいる 3

前回からのつづきです。

思い返せば昨年の11月あたりからずっと鬱がひどくつづいている。

主たる要因はパンチャカルマでの潜在意識のデトックスにあることははっきりしている。

施術がおわったあともいくつもの薬草由来のサプリメントや薬草ブレンドした粉末を毎日摂取していることは以前、この日記で書いたと思う。

その効果はやはり精神、神経系のデトックスで、すでに62年生きてきたわけだが、その時間の経過とともに堆積してきた感情の澱、それは深層までつながる膨大な質量の感情エネルギーを開放しているのだから鬱も当然の症状であろう。

 だが、元旦、そして年始の二日にかけて日本人の集合意識に巨大な亀裂を生じさせた大地震とJAL機と海保機の衝突事故のついて探っていくと、どうもその予兆を潜在的な感じていたのだろうと思った。

しかしながら、2024年の幕開けを襲った破壊的事象を経てもなお、その不穏な振動は収まっていないし、さらにその振動を大きくしている。

この甲辰の年は日本人にとって、本来の日本人的な感覚を徹底的に壊される一年になるような気がしている。


集合意識の定義については以下の文面を引用した。

「フランスの社会学者デュルケームによって用いられたことば。

一つの社会または集団の成員たちの間に共有された諸信念、諸慣行の総体で、成員個々人の意識とは区別される固有の生命と体系をもったものをさす。共同意識ともよばれる。

意識の現象である以上、集合意識は個人の内においてしか実現されないが、各人の個別的な意識とは異なるものであり、いわば「社会の心理的類型」とでもよぶべきものである。

デュルケームによれば、それは個々人の意識に対しては外在的で、拘束的に作用することもあり、世代を超えて維持されるといった持続性ももっている。

具体的には伝統、慣習、道徳、法律などを通して示されるもので、たとえ個人の意識に内面化されるとしても、その社会的な性格は失われないとされる。

なお、社会における分業の進行とともに、集合意識の伝統的、斉一的な拘束力は弱まっていくということもデュルケームの強調した点であった。」

  この引用文からも分かるようにとくに日本人における集合意識の作用は他民族よりも強大である。「空気を読む」「忖度する」「一丸となる」。

日本人ならではの社会的慣習や価値観、美徳の基盤には日本人が無意識に共有している集合意識が強く作用しているのは誰もが認めるところであろう。

白人種、とくにアングロサクソンが日本人に対して潜在的脅威を感じるのも頷ける。

近代に入ったにもかかわらず特攻隊で自らの命を投げ出すことができたり、自殺に追い込まれるほど病的に働きつづけたり、最近では、マスクをしていない人を徹底的に排除するなど、集合意識のパワーは圧倒的に作用する。

 正月に立て続けに起こった破壊的事象は、年末年始、とくに三が日という日本人にとってとても神聖かつ祝祭的な時間に亀裂を生じさせた。

それは日本人であるという意識の根幹を醸成させる特別な時間を粉々に砕いてしまったと言ってもいいだろう。バブル崩壊以降、日本人の自尊心は徹底的に壊されてきた。

一体感の中で集団で目標を達成することに大きなプライドを感じてきた日本人にとって、失われた30年間は、集合意識が無条件で与えてくれる日本民族としての自尊心を破壊されつくした時間だった。

そして今回の年始に起きた破壊的事象は最後に残っていた祝祭的一体感さえも消滅させてしまったような気がしている。

本質的に日本人のメンタルはとてもナイーブである。

私の個人的見地の域を出ないが、日本人が持つ独特なナイーブさは、良く出ればひととひとの信頼関係の濃密さを生み出したり、他者へのもてなしにおけるきめ細やかさ、土着的文化の継承につながってきたが、悪い面として表出すると、虚無感や絶望感に支配されやすくなる、つまり、危機的状況に際してコントロールされやすくなるということ。

ショックドクトリンによって管理されやすいのだ。

敗戦後、あっという間に国家主義を捨てられたのも、メディアや政府によるコントロールをもろに受け取ったことによるだろう。

イスラム系民族、あるいはユダヤ系民族は簡単に意識を切り替えることはしないだろうし、漢民族はそもそも支配者など本質的に信用していない。

帆を失った帆船のように我々は海の潮流のままに流されてしまう可能性が高い。

冒頭にも書いたが昨年の11月あたりからずっと鬱がひどくつづいているなかでわたしの意識のコードとアークエンジェルの全地球を覆う電磁的コードがつながったのも、集合意識の破壊に対する警告として捉えることができる。

年始に広島県大竹市にある下瀬美術館へ行った。

昨年中からずっと行かなければと考えていた展覧会を観るためにクルマで片道5時間をかけて出かけてきた。

美術館で開催されていたのは私がまだ中学生のときに出会って以来ずっと表現と創造の源泉となっている画家金子國義氏と人形作家四谷シモン氏の企画展だった。

その会場でわたしは思わぬ存在と邂逅したのだ。

それが四谷シモン氏がつくった天使の人形だった。


つづく。

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