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サイババとミカエルはかく語りき 10

やっと風邪の症状が落ち着いてきた。

結局10日間ほどの時間を風邪に奪われたと言う結果となった。

まだ軽い咳は出る。

たぶん、わたしの勘所では、人工的にばら撒かれたウイルスの一種だと。

今年ももうじき終わろうとしているが、2023は数人の知人がなくなり、そして重篤な病態に陥った。

それでも世間は何ごともないような素振りで2024年へと移行しようとしている。

もう声高に騒いでも仕方ない、と言う無力の方が正直大きい。

来年は今年以上に死ぬひとたちが増えると思う。

それも疑問すら感じない人びとが日常の風景として傍観していくだろう。

戦争が起ころうが、金融が破綻しようが、誰も何も言わない世界。

すでに地球は誰もが何も疑問に思わない、逆転した理想郷へなりつつある。


パンチャカルマ後の食事制限は継続している。

さらに1ヶ月延長された。

禁酒、禁カフェイン、大量の油脂を使う料理、大量の砂糖を使用した菓子類・・・・といったものをほとんど食べずに生きていると、感覚の変容が著しい。

それは体質、体重の変化以上に意識の変化に現れる。

パンチャカルマを行うすべての人に共通する体験ということはなく、それぞれ個々で異なる。

わたしはかなり希少なタイプらしく、アーユルヴェーダ医師も興味深そうにいろいろと話を聞いていた。

もっとも顕著な意識の変化は衝動、バイタリティ、パワーといった人間としての動物性、能動性がとても低下すると言うことだろう。

それまで大量の動物性蛋白質を摂取するライフスタイルから一転して、ほぼ摂取しない・・・魚、卵、鶏肉くらいは摂取するがそれでも全体量としてはかなり少ないと思う・・・・のだから変化が大きく現れて当然だろうが・・・。

どちらかというと「鬱」的になりやすい。

最近は風邪をひいて高熱、激しい咳などで余計体力が奪われ、余計「鬱」っぽくなってしまっているので、なかなか文章を書く気力も出ないので、プロテインを摂取した。

結果、やや「鬱」は緩和している気がする。

話が逸れたが、衝動、バイタリティ、パワーといった人間としての動物性、能動性がとても低下したことで連動するようにエゴの振れ幅も小さくなった。

政治的な状況に対しての批評性、社会的な不条理に対する怒り、生きることに対する「可逆性」・・・メルロ・ポンティにおける「可逆性」に通じるような意識の柔軟性が少なくなってしまうと言うことに気づいたのだ。

日本人の政治的な批評性の欠如や個人の意志表示の脆弱さ、あるいは毎日が安寧であれば社会がどんなに不条理な状態になっても「良い」と感じてしまう個の匿名性などの性質はこのわたしの現状を鑑みると納得してしまうのである。

草食的食性を国民的な食文化として長いあいだつづけてきた日本人ならそうなってしまっても仕方ない、と感じるのだ。

同じアジア人でも大陸、半島の半狩猟的な食文化を持つ人々はもっと根本的なところが「強い」と思う。

食性と自然の気候条件は連動しているので、日本人的な静的世界観、人生観を変えることは難しいのだろう。

わたしも日本人であるが、かなりの肉食体質から衝動やパワーは強い方だったのだが、ここにきて、日本人的な感覚が優勢になっていると言うことだ。

さらに意識の基底部から日々、浮上してくる潜在的な感情の解放はかなりすすんでいるようで、前回書いたようにいまわたしは死後の魂の流浪の旅の予行練習をしている、あるいはもうその旅が始まっているのかもしれないと感じている。

結局、人生を一度きりと考えるといろいろな出来事に対して矛盾と不条理ばかりが目につくものだが、それが繰り返し転生したことの、結果の表出であると考えれば、それほど悩むことはないということに気づく。

そして、今生、うまくいかなかったこと、やりきれなかったこと、だめだと感じていることは全て来世にさまざまな具体的かたちとして引き継がれていく。

その引き継ぎをできるだけスムースにすることが、仏教の教えであり、ヴェーダの哲学であるとも言える。


ゆえに人生80年とするならば、50過ぎたら、死ぬための準備期間と捉えた方が意識の流れがうまくいくのだろうな、と思っている。

わたしの現状はまさに死んだ後の中間領域をスムースにすすむための「準備期間」と言うことなのだ。

食べることや楽しむことはもう人生のテーマとは感じなくなってしまった。

また絵画制作についても残りの人生時間でどれだけ取り組めるか、という姿勢でできるだけ描くテーマを絞り込んでいかなければと感じているのだ。

とにかく、時代的にもますます大量死は拡大していくだろうから、たくさんのひとたちが「死」について、いままで考えたことがないような新たな視点で「死」を理解しはじめるのがそ2024年からの意識の大きな潮流となっていだろう。


画像の書籍は最近読んでいるなかでかなり面白いと思っている三冊。

今年読んだ何冊かの本についても書きたいと思っている。

つづく


※画像の一部はpetr valekによるものを転載しました。




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